サロマ湖100KMウルトラマラソン7回目の完走 その3〜トラブルは初期対応が大事〜 から続きます。
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並行して紹介しているウルプロメンバーの準備と重なる内容もありますが、私が行った準備を少し書き残しておきます。
大会前に天気予報をいくつかの予報サイトを使い何度もチェックしました。
私は天気を変えることは出来ませんし、大会が中止にならない限りどんな天気でも走ります。
また、サロマ湖ウルトラマラソンが開催される周辺の天候は非常に変わりやすく、予報の裏を書かれることもあります。
それでも、天気予報をチェックした理由はいくつかありますが、主たる目的は、イメージトレーニングをしているのです。
非常に暑い中を走る予報になれば、今の自分のスペック的にどのような走り方をすればベターか?ウェアリングはどうする?など、いろいろ自問自答できます。
冷たい風雨の予報だと、また走り方は変わってきます。
そして、どのようなトラブルに巻き込まれるか?などもイメージできます。
サロマ湖ウルトラマラソンはトップ選手でも6時間以上。制限時間ギリギリのランナーなら13時間走るわけです。
長い距離、長い時間走ればトラブルがあって当たり前と私は考え、いちいちネガティブにならないようにしています。
とは言え、トラブルにあいたくはないので、出来る準備をしてスタートラインに立つようにします。それでもトラブルは襲ってきますが、ある程度想定していれば落ち着いて対処できます。
その3で湿度の高さから股擦れが発生するのも想定内で、すぐにクリームを塗って対処しました。
今回のレースで難しいと感じたのは、スタート時から朝方が蒸し暑く、日差しも強いが、昼くらいから雨が降り、気温も下がっていく気象変化です。
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私が行った主な対策を箇条書きにしてみます。
自分のレースを振り返ってこれをしておいたら良かった!!というものがあれば取り入れてみてください。
□熱中症対策として、前日スマッシュウオーターでウォーターローディング
□前日は食べ過ぎないで、通常の食事量+MAURTEN DRINK(モルテンドリンク)でカーボローディング
□身体の張りが気になる箇所にはテーピング
□足指、踵、足底、股、脇の下など擦れやすい箇所には擦れ防止クリーム
□日焼け対策として、汗や雨でも落ちにくいアグレッシブデザイン日焼け止めを使用。そして帽子と、暗すぎないサングラス
□パッケージゴミを落とさないよう、サイドポケットにチャックがついたアールエルのショートパンツ着用
□スタート時のnakedランニングベルトと、アールエルのショートパンツには、アスリチューン・ポケットエナジー3個、エナゲイン3個、経口補水パウダー4本、ナチュラルカフェイン(CNC)を10粒、中間点で摂取するためのCCとCCPなどサプリメント以外に、擦れ防止クリーム、下痢や足攣りへの対処薬と、手袋、超軽量レインシェルなどを収納
□SUUNTOスパルタンの画面に気温表示
□首には濡らすと冷える筒状スカーフを被り、日焼け対策にも活用
□54km過ぎのドロップバックに寄らなくても大丈夫なようにスペシャルドリンク(MAURTEN DRINK)にアスリチューンを巻く。
□ソックスは水かぶりと雨天に備えて、靴擦れ防止のために、アールエル メリノウールソックスを履く。
□終盤は寒そうだけど、前半は暑いので、ファイントラック着用は迷いましたが、熱がこもり体温上昇を招きそうなのでやめて、念のためドロップバックに置く。
□マッサージオイルなど念のためアイテムはドロップバックへ収納する。
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思いつくまま書きましたが、こんな感じです。
それぞれに意味があります。
これらを準備したのは、大会前に天気を考えながらイメージトレーニングをした結果です。
結果的に薬関係は使わなかったし、手袋もレインシェルも100km運んだだけです。でも無駄だったか?と問われたら役に立ったと答えます。
私がワッカを走った時間帯から風は強いけど雨はまだ降っていなかったので、シェルを着用するほどの寒さではなく、むしろ暑くて水かぶりをしていました。ただ、天気予報で寒くなるのは分かっていましたから、寒くなればいつでも取り出せる安心感は大きいです。
常日頃、ウルトラマラソンはストレスを極小化できるかどうかで結果は変わってくる。と話していますが、寒くなっても着るものがない。と不安な気持ちになるのはストレスです。
そのようなストレスを除去出来ただけでも、効果はあったのです。