水曜日のウルプロ午後練は動き作りをしてから、5分間走×5セット(リカバリー2分)しました。
私は2セット走ってから、3セット目から1周してから動画撮影や走りながらメンバーの走りをチェックしました。
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1、2セットと3セット目1周はヴェイパーフライ4%フライニットを履いてみました。
1セット目は心拍数が上がらないよう楽に走りましたがペースはそこそこ上がって1,300m走れたのでアベレージは3’50/kmペースです。
2セット目は少しスピードを上げて走りました。ただ5分間全力で走るようなペースではなく、苦しいけど粘れるペースで走ったところ1,400mまで伸びました。アベレージは3’34/kmペースです。
走っているとカーボンプレートが身体を押し出すような不自然な感じはしませんが、タイム的には感覚よりキロ10秒くらい速かったです。
3セット目は1周だけもう少しペースを上げて走ったところタイムは72秒でした。全力ではなく、スタートから徐々にペースを上げていったにしては速いタイムです。このくらいペースを上げると反発を強く感じます。
1セット目を近くで走っていたメンバー曰く、足音がほとんど聞こえなかったようです。そう言われてみると接地時の音は小さいように感じます。それはソールが柔らかいことに起因しているのでしょうが、一般にソールが柔らかいと地面からの反発のタイミングがズレてリズムが狂いやすいのですが、ヴェイパーフライ4%に関しては違和感はありません。
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まず良い意味でヤバいと感じたのは、感覚よりキロ10秒くらい速く走れたことです。ハーフマラソンやフルマラソンだとどうかは分かりませんが、自分自身の感覚だと5kmや10kmなら結果に繋がると思いました。
ヴェイパーフライ4%を履いた方が書いたインプレッションをいくつか読むと、ピッチ重視のランナーには合わなくて、ストライド重視のランナーに合うという記載を見かけますが、そんなことはないと思います。ピッチ重視でも反発によりストライドが伸びるのですからペースは上がります。
良くないと感じたのは、ヴェイパーフライ4%はストライド重視が良いという言葉をそのまま受け取ってしまい、普段の走りよりストライドを伸ばそうと地面を強く蹴るような走りをすることです。このように走ると大きな反発を享受出来ますがピッチは落ちてしまうし、身体の沈み込みが大きくなり、沈んだ身体を持ち上げるためにふくらはぎなど多用する走りになります。また接地位置が上体より前気味になり、ブレーキがかかるような走りになりかねません。これでは脚がもちません。
シューズに合わせてフォームを変えるのは、よほど器用で順応性の高い方でないとフォームが崩れます。
私の感想ですから参考程度にして欲しいのですが、ヴェイパーフライ4%だからと走りを変えるのではなく、いつも通り走ってみてください。それでペースが上がらないならヴェイパーフライ4%は合っていないのかもしれません。
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ヤバいと書いた二つめは悪い意味です。悪い意味というよりは気をつけて欲しいと感じたことです。
それは、その後、アディゼロジャパンブースト3に履き替えた時に感じたことです。
アディゼロジャパンブースト3は適度なクッション性と反発性を備えた私にとって定番的なシューズで、うつくしま、ふくしま。122kmもこのシューズで走っています。
さほど速くないペースで走っているにも関わらず、裸足とまでは言わないけどビブラムで走っているような硬さ、ダイレクトさを感じたのです。もちろん反発力も弱い。
それだけヴェイパーフライ4%の衝撃吸収力と反発力は強いのです。
これの何が悪い意味でヤバいかというと、ヴェイパーフライ4%は脚を弱くするのではないかと感じたのです。
現在の走力+αのペースで走れるので、最初は素晴らしいと思っていても、ヴェイパーフライ4%を履かないと走れない脚になってしまうのではないかと危惧しています。
もちろん高いシューズですから、ヴェイパーフライ4%ばかりを練習で使う方は少ないと思いますが、継続的に成長していきたいと思うなら練習含めて多用しない方が良いと感じました。
スペックなどはこちらをご参照ください。