帰国後、CHANGAN FORD ULTRA-CHALLENGE 2018で入賞した板垣選手や望月選手の記事を書きました。
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今回はもう一人の入賞者で、2018年IAU100km世界選手権で個人3位、団体優勝を飾った藤澤舞選手のレースを紹介します。
合わせて、昨シーズンフルマラソンでPBを連発し、その流れで100kmでもPB更新したことについても質問しました。
□大会結果
男子
- 斯国松(中国)6:46:45
- 板垣 辰矢(日本)6:58:14
- Aleksandr Sorokin(ラトビア)7:11:46
- 小野 喜之(日本)7:21:15
- Serhii Popov(ウクライナ)7:24:46
- Giorgio Calcaterra(イタリア)7:30:55
女子
- Radka Churanova(チェコ)8:07:05
- 藤澤舞(日本)8:09:26
- 望月 千幸(日本)8:13:20
- Yuliia Tarasova(ウクライナ)8:16:21
- Olena Shevchenko(ウクライナ)8:30:49
- Valeria Sesto(アルゼンチン)8:36:29
□5kmごとラップタイム
22:42-22:46-22:17-22:33
22:26-22:57-22:08-22:33
23:25-23:53-23:58-25:14
25:57-26:51-27:01-27:51
26:14-26:27-27:22-24:58
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□レース前に考えていたこと
(スタート地点に向かう藤澤選手 撮影者:新澤英典)
世界選手権も終わり、プレッシャーのない状況での出場だったので、楽しむことを最優先に大会に臨みました。
毎年100kmはサロマ湖と世界選手権に照準を合わせているので、それ以外のレースは練習という位置付けにしています。ただ自分の走りが出来れば入賞できるいう思いはあったので、表彰台には上りたいと考えていました。
□レース展開
前半は1km4分半ペースでチェコの選手が見える位置で、なるべく1人にならないよう心がけました。向かい風もあり50kmの部の中国選手を風除けにして走りましたが、若干設定よりオーバーペース。ただ、望月さん、内田さんと一緒に走ったのでリズムよくペースは刻めていました。
45km地点でトップに立つも、すでにきつい。前半の小刻みなアップダウンとオーバーペース、暑さで少しずつペースが落ち始めてしまい(1km5分半近くまで)、体を冷やそうとエイドで水を掛けましたが、ぬるくて冷えませんでした。
75km地点で既に100km走ったほどの感覚があり、脚は完全に売り切れ。エイドで1〜2分立ち止まり、氷と冷たい水でポカリを多めに給水するとペースが少し回復しました。
また、45km地点以降、エナジージェルを身体が受け付けなくなり、エネルギー補給しなければと85km地点で持っていたサプリメントを摂取したところ急に気持ち悪くなり、嘔吐し3〜4度立ち止まり、その間チェコの選手に抜かれ、徐々に差が開いてしまいました。。
その後は、本部から連絡を受けた救急車が各所で待機していましたが、止めることなく走り続けそのまま2位でゴールしました。
藤澤選手に日差し対策など聞いたところ、「今回は曇り&雨予報だったので、特に何もしませんでした。これをきちんとしていたら、もう少し結果は良かったかもしれません。」と答えましたが、多くの選手が日差しに苦しめられました。
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□大会全体について感じたこと
(3位の望月選手と選手村にて 撮影者:石井憲さん)
とにかくスケールの大きな大会でした。参加人数が少ないのに、ヘリを飛ばしたり、TV中継があったり、大会運営に関わるスタッフの人数も非常に多く感じました。
またしっかりした運営で、中国人スタッフはとても温かかったです。ゴール後倒れていたら、次々と何かお手伝いすることはありませんか?と声をかけてくれました。
最後に、昨年からフルマラソンでPB連発して、その流れを100kmにも繋げている点につき何が一番変わったか教えて頂きました。
後編に続きます。
CHANGAN FORD ULTRA-CHALLENGE 2018④〜藤澤舞2位入賞。この1年のPB連発について 後編〜