その一瞬行けるかどうかが分かれ目〜静岡マラソン2019〜

昨日開催された静岡マラソン後から、花粉症の症状が一気に出てきましたが、スタート前も寒くはなく、スタート後も中盤以降少し日差しの強さを感じる程度の気温の中を走ることができました。

思うような結果にならなくて残念な気持ちもありますが、だからこそマラソンは面白い。

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レース中になぜかスピードに乗れないと感じたこともありましたが、動画を見るとその原因は分かりました。主観と客観の擦り合わせは凄く大事なことだと再認識しました。

この主観のズレは今回のレース前から出ていたように思うので、日頃からチェックしてないとダメですね。練習会ではメンバーの動画は撮るけど自分のは撮れないから、この辺りも今後工夫していきます。

思うようにならなかった時ほど、なぜそうなったのかを明確にしていくことが大事なので、そのあたり記憶が鮮明なうちに書き出しておきます。

まず5kmごとラップです。

(キャプチャーは大会ページのランナーズアップデートより)

スタートから5kmの20分と、ハーフ通過1時間27分37秒はたぶん過去最速だと思います。

スタートから5kmは下り基調のため飛ばしている意識はなく、その後の5-10kmは少し頑張ってしまった感覚はありました。10kmからはペースを落ち着けました。

(キャプチャーは大会ページより)

これは大会ページ掲載の高低図ですが、5kmまで下り基調で、そこから10kmまではその分登ります。

また、15-20kmが少しペースが上がっていますが、これは下り基調だからです。

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レース前に海沿いの風向き次第では2時間55分以内が狙えるペースで走ろうと考えていたので予定通りです。そのペースで走れば天気予報通り向かい風なら30kmを過ぎてペースが落ちても3時間以内でゴールできると考えていました。

(キャプチャーは大会ページより)

黄色のラインは風向きです。

ちなみにコースは22kmから35km地点まで海岸沿いをほぼ西から東に向かって走るコースですが、私が参加した今回含め3回全て東から西への風が吹いています。

大会パンフレットを見ると、晴れなら追い風、雨なら向かい風とありますが、晴れた今回も向かい風でした。。

今回は第一回大会のような強風ではありませんでしたが、遮るものがないコースでずっと吹き付けられるのはキツく多くのランナーがペースダウンした区間になります。

私は、22kmからの海岸線の直線に入ってから、それまでと同じ体感スピードで走っているとペースダウンしていくので出力を上げましたが、それでも20-25kmはサブ3ペースより落ち、これはマズイとさらに出力を上げるも25-30kmはさらに落ち、22’14となってしまいました。

30kmくらいまでは余裕を持って走るつもりが、22kmからペースダウンを防ごうと必死に耐えるレースになってしまったのです。

その結果、3時間以内でゴールするための時間的余裕は向かい風が終わる35kmで全て吐き出してしまいました。

今回残念だったのはここからで、向かい風区間が終わった35kmからペースを戻すことができなかったことです。

そこまでギリギリのところで耐えて力を使い切っていたのだから、ここからペースアップすることは容易なことではありません。

ただ、その瞬間に1km、いや、100mでもペースアップ出来なかったのか?と自問自答すれば出来たような気がします。

その時点で残り7.195kmあるわけですが、4’30/kmに落ちたペースを少なくとも4’15/kmに戻さねば、その時点で3時間以内を狙うレースは終わってしまうのです。

その意味では残り7.195kmではなく、ラスト195mと思ってペースアップしなければならなかったのです。

まさにその一瞬なのです。

今回はその切り替えが出来なかったのが悔やまれます。

実際は、何回も何回もペースアップしようとしたけれど、長く保つことが出来なかった記憶もありますが、保てなくなったら何度でもペースアップを試みるべきだったと思います。足掻きが足りませんでした。

ただ、今回は後半ハーフに入って向かい風になった途端に余裕がなくなったのだから、そもそも力不足かそこまでのペースが速かったのでしょう。向かい風にしても第1回大会ほどではなく元気であればペースを維持できる程度の風でした。

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冒頭書いた、スピードに乗れなかった理由も動画をみて明確なのでこれから修正していきます。

(クタクタで辿り着いたゴール直前の直線)

理由はフォームで、改善策は分かります。

今回のフォームなら、シューズはヴェイパーフライ4%ではなく、硬めでダイレクトな接地感のあるズームフライSPの方が良かったと感じてます。接地で地面を押すタイミングが微妙に遅れているのです。この遅れは身体の沈み込みに繋がります。ただ、ヴェイパーフライ4%で走れるようにしていきたいので、タイミングと上体の位置を確認・修正していきます。

端的にいうと、接地した時に地面を押すやすい位置に上体が移動できていないのです。これは、10km以降意識して少しペースを落とした時からズレ始めたような気がします。

普段はレース後には走らないのですが、この記事を書いていて、その気づいたことを確認をしたいので夕方少し走るつもりです。

また、3/10の古河はなももマラソンは、3/24から始まるウルトラマラソンシーズンに備えた練習レースの位置付けで、前日走り込みをした上でレース当日は4’40-50/kmで走る予定でしたが、今回のレースで気付いたことを試してきます。フルマラソンで納得いく走りが出来ないとウルトラにも繋がりません。

大会まで2週間を切りましたが、まずは疲労を抜いて、しっかり走れるようにします。

最後に、今回の静岡マラソンでは、サブ4したいと入会した3人のメンバー全員がグロスタイムでサブ4達成しました。そちらはまた紹介します。



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