様々な事態を想定した補給〜50代・7年4ヶ月ぶりの自己ベスト③〜 から続く
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ランナーズへ2018年7月号別冊付録の全日本マラソンランキングによると、1年間にフルマラソンを完走した男性のうちサブ3をしたランナーは3%(同様に女性のサブ3は0.4%)です。
それを50代のランナーに限定すると1%程度に下がります。
その50代にしても50歳は2%程度と推測されますが、55歳で1%になり、59歳では0.2%と年々減少していきます。
なぜ減少していくかと言えば、人間の身体の機能は年々低下していくからです。加齢とともに筋力も落ちていきます。
もちろん個人差は非常に大きいです。皆さんの周りを見回してください。職場にも50代の方はいると思いますが、健康そうな方もいれば、不健康な方もいるし、若く見える方も言えば、お爺ちゃんみたいな方もいると思います。
でも、全体的には年をとるごとに身体の機能は衰えていきます。
昨年、私は2時間59分27秒で51歳の100位でしたが、52歳になった今年は2時間58分39秒と1分弱速くなりました。
年齢が上がってタイムが伸びたのだから多分100位以内は大丈夫な気もしますが、50代になって初めてサブ3するランナーもいるので、結構際どいと感じてます。
ただ、このランキングに関係なく、毎年1分でも1秒でもタイムを上げていきたい。
肉体的な衰えの兆しを感じたことはなく、やればやっただけ鍛えられる感覚はあります。
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そもそも高校や大学、社会人で陸上に限らずスポーツに本格的に打ち込んでいない私がマラソンを始めたキッカケはメタボになりかけたという市民ランナーにありがちなことからです。
初フルは40歳の時でタイムは4時間56分。そして初サブ3は45歳の時だから5年間かかりました。いろいろ回り道もしました。
そんな点からも普通のランナーです。
心肺機能が高くない私にとって3時間を切るためには少ない力で効率よく走る必要があるので、今シーズンはフォームを継続的に見直すことで、スピードが徐々についてきました。
12月のさのマラソン10kmの37’03は距離が100m少し短い感じがしたので、自分の中では37分30秒が私の力だと思ってます。
それでも昨年2月より50秒くらい短縮しました。
VDOTに10km37分30秒を当てはめるとこのような予測タイムが出ます。
1500m 4:52
5000m 18:05
10km 37:30
ハーフ 1:22:58
マラソン 2:53:16
実際、過去1年に出したタイム(全てPB)はこちらです。
1500m 4:54
5000m 18:13
10km 37:30
ハーフ 1:24:13
マラソン 2:58:53
フルマラソン含めて多少下回っていますが、どの距離もコンディション次第で出せそうなタイムです。
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しばらくはウルトラマラソンシーズンになりますが、また来シーズンは短い距離から全ての自己ベストを塗り替えるよう挑戦していきます。
具体的にどのくらいのタイムを出したいという数値はなく、とにかく過去の自分を超えていきたいのです。
つまり、自己ベストです。
市民ランナーの大半は、優勝や入賞など他のランナーと競うような走りではなく、自分自身と勝負をしていると思います。
私自身も同じです。誰に勝ちたい。負けたくない。という気持ちより、過去の自分に負けたくないのです。
もう、何をやってもタイムが伸びない。という場面になったら、また違うモチベーションになることを見つけますが、当面は自己ベスト更新が私のモチベーションになります。
若い頃に競技者として1秒を削り出すような走りをしてきた方は、その時の自分を超えることは極めて困難なことでしょう。
ただ、私にはまだまだ伸ばせる余地はたくさんあります。
それは月間走行距離を伸ばすとか練習量を増やすことなく、可能なことはたくさんあるのです。
いつまでこのような状態が続くかは分かりませんが、自分自身を成長させたいと思って行動していれば、私のアンテナはさまざまな情報をキャッチします。
それを試行錯誤することで気付いたことを、ウルプロ練習会やパーソナルレッスンに活用することが出来ます。
ランニングコーチとしてメンバーの目標達成に向けたアドバイスをするためにも、自分自身のモチベーションを高く保つことは凄く大事なことだと思ってます。
40代、50代そして60代のランナーで、タイムが伸びなくなった方もアプローチを変えればまた成長局面に入ることができる可能性はあります。ウルプロにはそのようなメンバーがたくさんいます。
とにかく故障しないように決して無理はしないで、自分の体と向き合い、どのようにすれば目標達成できるか試行錯誤することを楽しむことが大事だと思っています。
50代・7年4ヶ月ぶりの自己ベスト⑤ に続く(近日更新予定)