tenki.jpの10日間天気予報で日曜日の河口湖は現時点このような予報です。
03:00 晴れ 4.3℃ 湿度70% 風速3m/s
09:00 曇り 6.9℃ 湿度42% 風速1m/s
15:00 晴れ 19.4℃ 湿度36% 風速1m/s
21:00 晴れ 14.4℃ 湿度92% 風速0m/s
降水確率は全時間帯20%です。
着目すべきは紫外線で、「きわめて強い」となっています。
今日から大会翌日の月曜日まで、ほぼ同じような予報なので、大きくは変わらないと思います。もちろん毎日予報はチェックします。
<スポンサーリンク>
昨年は28.6℃あったことを考えると、さほど走りにくい天候ではないと思います。
こちらは今日のセミナーで使う資料の一部ですが、私が初めて走った2010年から2018年の主催者発表データを調べて内容です。
今日2年前に書いた記事をFacebookページで紹介しましたが、極寒の大会となった2013年より2010年の方が最低気温は低く、最高気温は2014年の方が低いのですが、やはり17mmの降水量と冷たい風の影響が大きかったと思います。
最高気温19℃は2015年から2017年とほぼ同じですが、日中は日差しがかなり強くなるので日差し対策をしっかりしているか、していないかで結果はかなり変わってきます。
118kmで連覇中の石川佳彦選手や、楠瀬祐子選手は、アグレッシブデザインの日焼け止めでしっかり対策をして走ります。
昨年書いた記事で日差し対策についても書いてますのでご参照ください。
<スポンサーリンク>
さて、開催年ごとの難易度は完走率である程度分かりますが、私はそれ以外に上位5%、10%、そして50%のランナーのタイムを見て分析します。
優勝タイムは強いランナーが出たかどうかで決まるし、レース展開や駆け引きでも変わってきます。
その点、上位◯%という指標で見ていくと、同じコースでも気象条件によってかなり変わることが分かります。
例えば9年間の男子上位10%の平均タイムは、10時間35分ですが、ベストとワーストはこちらです。
ベスト 2017年 9時間57分
ワースト 2013年 11時間52分
2時間近く違うのです。
ただ面白いのはその年の上位50%のタイムはそこまでの差がないのです。
2017年 13時間06分
2013年 13時間57分
2013年はタイムは狙えないけど、完走だけはしようと歯を食いしばって頑張ったランナーの姿が目に浮かびます。
なぜ男子だけで調べたかというと、記録一覧は男女別のため、男女を合算した順位を作る一手間が余計にかかるので、女子についても同様に5%、10%、50%のタイムは調べました。
この方法で野辺山ウルトラ、サロマ湖ウルトラ、四万十川ウルトラを調べましたが、かなり面白いデータが取れました。
<スポンサーリンク>
詳細は別の記事に書きますが、9年間平均(野辺山は2011年中止のため8年間)で、それぞれの大会の上位5%、10%のタイムをサロマ湖を1とすると、チャレンジ富士五湖は1.07、野辺山ウルトラは1.14になりました。
私は100kmマラソンでは、累積標高100mにつき1km距離が伸びるくらいタイムが落ちると考えています。
例えば、累積標高が約300mのサロマ湖はどフラットなコースと比べたら103%、累積標高845mのチャレンジ富士五湖は108.45%と考えます。そうするとチャレンジ富士五湖はサロマ湖のタイム×(108.45÷103)となり、105.3%となります。
タイムで書くなら、サロマ湖で10時間なら、チャレンジ富士五湖は10時間32分です。
もちろん、ここに気象条件の影響が加わります。
私がサロマ湖で8時間26分のベストを出した2015年のチャレンジ富士五湖のタイムは8時間54分です。
この計算式に当てはめると8時間26分×105.3%≒8時間52分となり近いタイムになります。
ただチャレンジ富士五湖は上手に走っても10分ほどは信号待ちによるタイムロスは発生するので、この辺りを勘案するとサロマ湖のタイム×105.3%+10分くらいと考えていました。
すなわちサロマ湖が10時間ならチャレンジ富士五湖は10時間42分(10時間32分+10分)です。
これは、今回9年分のデータから算出した107%と一致します。
チャレンジ富士五湖で10時間42分くらいで走ればサロマ湖でサブ10できる力があるということです。
同様にサブ9はチャレンジ富士五湖を9時間37分で走る力があれば可能です。
チャレンジ富士五湖を走ってからサロマ湖を走るランナーは参考にしてください。もちろん気象条件により数値は変動しますし、登りが得意・苦手といった特性によっても変わってきますが、そこはご自身の特性を勘案してください。
詳細な記事は別途書きます。