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前話で最終エイドに到着したことまで書き、今回で最後まで書こうと思ったが、大事なことを忘れていた。それは先頭集団を走る選手だけではなく、多くの選手が経験したコースロストについてだ。
私は2回ロストしたが、両方合わせても20分ほどのロスで正しいコースに戻れた。
まず、初日のまだ明るい時間帯にロストしたのはこの赤で囲んだところ。
ルートは上から下に向かう。
マーキングテープを見落として道なりに進んだと思うが、だんだんコースが獣道のようになりおかしいと思い始めたら、後ろからついてきた選手がロストだと声をあげた。私もその方も進む方向は間違っていないが、入る箇所を間違えて平行に進んだのだと思い、あたりを少しウロついたが、間違えたコースを戻ることで復帰出来た。
やはり、迷った時は、来た道を戻るのが鉄則かつ最短ルートだ。
また、SUUNTO9にルートをインポートしていたので、間違えたと思ったらすぐに確認すべきだった。
二箇所目は、WS2を出た直後
エイドステーションを出て舗装路が二股に分かれる箇所で、右に下る方に何組かのランナーが向かっているのでマーキングを確認しないで下っていくと、マーキングが全くないことで気づき、みんなで登り返した。
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どちらも時間的なロスが小さいだけではなく、危険な箇所に迷い込むことがなかったから良かったけど、夜間にトレイル区間でロストしたら滑落リスクなどが高まるため非常に危険だ。
この2回目のロストで慎重になり、前のランナーをあてにするのではなく、自分自身でマーキングテープを探しながら先に進んだ。
しかし、マーキングテープを探しても発見できない箇所が頻繁にあり、その時はSUUNTO9で方向を確認するだけではなく、路面状況をチェックしながら進んだ。
コーステープは約150mおきに設置し、分かりづらい箇所や分岐には複数設置してると大会案内に書かれているが、終盤に行くほど分かりにくくなった。
大会前に熊本県のランナーからマーキングが少なく間違えやすいから気をつけてとアドバイスをいただいていたが、特に最終エイドを出て林道からトレイルに入る箇所は分かりにくかった。
この箇所ではハーフの部のランナーが大勢ロストしたようだ。
私がインポートした地図データは昨年大会のデータであり、終盤のコースが変わっており参考に出来ないので、マーキングを見つけられない時は、路面をチェックして足跡を頼りに進んだ。
私が通過する前にはたくさんのランナーが通過しているので、路面状況である程度分かったが、先に通過したミドルのトップ集団は足跡もなく、夜間だとちょっと分からないと感じた。
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今回、このマーキング以外に、木に赤だかピンクのテープが巻きつけたのがあったが、この道であっているのだろうか?と思い始めた時にこのマーキングテープを見つけるとホッとした。
私は今までUTMF、信越五岳(短縮100マイル含む)、ONTAKE、上州武尊、ハセツネなど走ったが、今回の阿蘇が一番分かりにくかった。
しかし、それは地図をしっかり見て進みなさい。という主催者からのメッセージなのかもしれない。
こちらは以前書いた記事だがSUUNTO9のナビゲーションは大きな武器になった。
阿蘇ラウンドトレイル⑨ に続く