気温が完走率に及ぼす影響 〜サロマ湖ウルトラマラソンデータ〜

こちらは昨日開催したウルトラセミナーで使用した資料です。

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6/25開催 第39回ウルトラセミナー〜100kmマラソンプランニング講座&サロマ湖直前対策〜

1998年から2018年までの21年間の完走率が高い順に並べたのが右側の表で最高気温が低い時は完走率が高く、最高気温が高い時は完走率が低いのが分かります。

1998年と1999年は気温が低いのに完走率が低いのは、冷たい雨だったようです。

現在ほどウルトラマラソン人気が高くない時代なので情報も少なく、寒さ対策や雨対策が十分できていなかったのではないかと思います。また風が非常に強かったのかもしれません。

2000年以降はほぼ最高気温に完走率は反比例しています。

こちらの赤い線はだいたいこのような感じかと引いてみました。おそらく先日の39℃という異常高温になると完走率は異常に低くなると思います。そもそも開催されないと思いますが・・・。

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また、最高気温が10℃を下回ったことはありませんが、おそらく一定気温より低くなると完走率は低下していくと思います。

このデータは昨年までのウルトラセミナーでも使用していますが、2018年データを加えたところ2018年は最高気温が20℃超えていて完走率7割超えた唯一の大会でした。(1998年以降)

ただし、昨年走った方は分かっていますが、気温が高かったのは朝方であり、徐々に気温が下がり、午後には低体温症者が出るくらい気温が下がりました。

昨年、低体温症の症状が出て体が動かずリタイアした方は多数いましたが、もし朝方の気温がそのまま続いたり、上がったとしたら完走率はもっと低かったと思います。

私自身、熱中症・脱水の危険性を感じましたが、その後、スコールのような雨で体が冷やされ復活しました。あのまま暑かったらタイム的に厳しかったと思います。

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さて本日時点の予報をtnnki.jpで見ると、午前中に見たら最高気温13℃(最低気温10℃)でしたが、先ほど見たら最高気温17℃(最低気温12℃)に変わっていました。このように非常に変わりやすいものすが、最高気温が17℃くらいでおさまればそこそこの完走率になりそうです。もし13℃くらいになれば、過去最高の完走率だった2015年や2016年の気温に近くなります。

まだ4日あるので変わると思いますが、様々な気象条件に対応できるよう準備してスタートラインにつきましょう。

こちらは昨年書いたサロマ湖関連の記事です。参考にしてください。

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