ジュニア選手へのパーソナルレッスン

ウルプロ®︎メンバーから中学生の娘にパーソナルレッスンをして欲しいとの依頼があり、付き添いにくるとのことでお受けしました。

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過去大人へのパーソナルレッスンや練習会での指導はかなりの回数になりますが、ジュニアへの指導は初めてです。

日本陸連JAAF公認ジュニアコーチなので、社会貢献のために中学生の部活など指導を考えたこともありますが、現在は時間のやりくりがつかないので難しいが、いずれやりたいと考えています。

ジュニア世代への伝え方は、大人の市民ランナーへの伝え方と同じでは多分伝わりません。

今回は、工夫しながら本人が効果・変化を感じることで、興味を深めていくようにしました。

こちらはアドバイス前のフォームと、アドバイス後のフォームです。

アドバイス前

アドバイス後

短い時間でしたが、トレーニングでは具体的に何を意識し実施し、走る時は何を意識し実施するかをしっかり自分の言葉で話すことができました。

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こちらは本人の気づきです。

■レッスン前の自分のフォームについて

自分のフォームは猫背という自覚がありました。また、腕を横に振っている自覚があり、直したいが、やり方が分かりませんでした。
また、腰が落ちていると先輩に指摘されたことがありましたが、それも同じく何をしたら良いか分かりませんでした。

■なりたい自分のフォーム(目標)

接地で地面を押せるようになり、頑張って走らなくても自然に前にでるようになりたいです。また、腕振りは横でなく、真っすぐ振って、疲れない腕の振りをしたいです。

■パーソナルレッスンの気づき

・シューズの履き方を教えてもらいましたが、実践すると、フィット感がまるで違って走りやすかったです。

・腕の使い方や、足をあげる意識でなく、足をおろす意識で走ってみると勝手に足が前に出る感覚があって、楽に進む感覚を感じられました。

・前傾姿勢をつくる練習をすると、身体が前に進む感覚があり、自然に手も足もついてくる感覚でした。これまでの走りは、腕を一生懸命振って前に進もうとしている走りでした。

・坂の練習では、足を上げるのではなく、足を下すイメージで、坂を上がると、楽に走れることを実感できました。

・最後に400mトラックを走ると、最初に走った400mと比べて、特にスピードをあげる意識をもっていたわけではないのに、楽にスピードが出る感覚がありました。後半は暑かったこともあり、ばててしまいましたが、速く走れる感覚をつかめました。

・腕をいっぱい振るのではなく、お腹を伸ばすと前に進む感覚も分かりました。

■これからの練習で意識すること

・靴をちゃんと履く
・おなかを伸ばす
・前傾を意識する方法として、練習時は
スタート時腕を振らずに前傾をつくってからスタートする。
・足は降ろすイメージで
・腕は大きくでなく小刻みに、まっすぐに振る。→結果として、骨盤がよく動く。

■レッスンの感想

これまでは、自分のフォームが変だという自覚がありましたが、どうしたら直るか分かりませんでした。今回習ったフォームにはまだ違和感がありましたが、ちょっとづつ意識して定着させていけたらよいと思います。
これから夏合宿で練習するときに自分が楽に走るにはどうしたらよいかを見つけるのと、練習の目的や、意識をして、少しでも追い込んだ練習をするようにしたいと思います。

 

こちらはビフォーアフター動画です。

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また、部活でする30分走をする意味が分からないので教えて欲しいというので、理解しやすいように説明しました。このように「なんで?」と疑問を持つことは大事で、そのようなジュニア世代の疑問に答えることができる指導者がもっと必要なのでしょう。

1回1回の練習で、自分はどう走ったら良いかを考える習慣を持つことはレベルアップのためだけではなく、故障や体調不良を防ぐためにも大事なことです。

また、ジュニア世代には、結果を追い求めることより、走ることって楽しい!って感じて欲しいです。



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