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史上最大・最悪と言われた台風19号が傷跡を残して通過した。
河川氾濫や土砂崩れにより大変な被害となっている。
テレビに映し出された被害状況を見ると心が痛む。特にその場所が自ら走った道や街だったりすると色々考えてしまう。
千曲川の決壊した辺りは、昨年川の道フットレースで走った場所であるし、川越や東松山などはよく通る道だ。
今回の台風に関しては、気象庁の発表やテレビ報道などでも史上最強の台風と言われ、自分や大切な人の命を守ることを最優先にすぐに行動をとるよう繰り返された。
私の住む家は、荒川と元荒川にはさまれた位置だがハザードマップでは危険な場所には該当しない。しかし何が起こるか分からない不安はあった。河川氾濫はなくとも内水氾濫の可能性はあるし、そもそも木造住宅だから瞬間風速60m/sを超えるような猛烈な風に耐えることが出来るのか分からない。
結果として、自宅付近にはなんの被害もなく台風は過ぎ去った。
昼間、軽くジョグをしたが、街はいつもと何も変わらない。
台風一過の青空で少し暑い。
木の枝や葉もほとんど落ちていない。
柿も落ちずに残っている。
しかし、荒川が近づくと違和感を感じた。この画像では分からないだろうが、中央付近の茶色いのは増水した荒川なのだ。
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川幅日本一とうたっている荒川だけど、普段はそれ何の冗談?と思うくらい、長い橋の真ん中辺りを細い川が流れている。
ただ、今日はいつもはどのくらいだったか?この辺りはどうだったか?咄嗟に思い出せないが、とんでもない濁流になっていた。
平時が思い出せないまま反対側に渡る。
橋と川の隙間がこれしかありません。。
普段どのくらいだったのかを確認するためにグーグルアースを見るとこんな感じです。
ちなみにA地点、橋の中央、B地点で撮影した画像はこちらです。
A地点から橋の支柱を見ると赤い線が引いてあったので、望遠レンズで撮影した。
H19.9洪水時の水位のようで、現在はその30cmほど下にあるが、濡れた跡を見るとほぼその水位に迫っている。
増水した水は民家の近くまで来ていたようだ。
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JRが動き始めたので皇居前広場に来たが、東京駅付近はいつもと変わらぬ光景だった。
お濠の水位は少し高いが木々が倒れた気配はない。
巨大台風は過ぎ去ったが、まだ救出を待つ人々がいて、家が水没してしまった人々もいる。その方々を救助するために奮闘している人もいる。
この辺りだって大変なことになっていたかもしれない。
今回は台風接近中のまさかのタイミングで地震があったが、この地震がもう少し大きければ、津波が起きたかもしれないし、堤防に亀裂など加えたかもしれない。こんな時に地震などあり得ないだろうと恐怖を感じた人は少なくないだろう。
災害が起こるたびにいつも思うことは、いつも通りの生活に戻れる人は素早く自分の日常を取り戻さねばならないってこと。