シューズを買うときに、ショップでソックスを借りて試し履きしたり、日常生活で履いてるソックスのままでサイズ合わせをしている方は少なからずいると思います。
その結果、走ってみるとサイズ感がイマイチおかしいと感じることもあるでしょう。
ランニングソックスには、厚い生地のソックスもあれば薄い生地のソックスもあります。またラウンドタイプと五本指タイプだと指先の幅は変わってきます。
感覚的には分かっていても、実際どのくらい違うのか測定してみました。ソックスは全てアールエルソックスです。
また正確な計測をすることが目的ではなく、どの程度違うのかというイメージを掴むための計測なので多少の誤差はあります。
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【幅】
母指球あたりの幅を測りました。
素足
メジャーの弛み具合を伸ばすと、素足だと22.8cmくらい。
薄いソックス(TRR-20R)
23.1cm程度です。素足より外周で+3mm程度です。
ペーパー素材のソックス(WILD PAPER5)
23.4cm程度です。
メリノウール素材のソックス(Type-MS)
24.1cm程度です。
このソックスはウルトラマラソンだけではなく、フルマラソンでも履いてるソックスですが、薄いソックスに比べると外周で1cmも違うのです。
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【長さ】
正確に計測できる機材がないので簡易的に計測しました。
メジャーを伸ばして両端に重石をのせました。マットは直前にマッサージオイルを使ってセルフマッサージをしたので、汚れています。
話が逸れますが、最近はこのマッサージクリームを使ってます。
左の白い物体はマイクロカレント&振動によるマッサージ機です。
素足
人差し指で24.3cm程度です。ショップで測るともう数mm長いけどほぼ正しい数値です。
薄いソックス(TRR-20R)
24.4cm程度です。
ペーパー素材のソックス(WILD PAPER5)
人差し指と親指がほぼ同じ長さになりましたが、24.6cm程度です。
メリノウール素材のソックス(Type-MS)
画像で見ても明らかに長くなり、24.8cm程度です。
薄いソックスと比べると4mmほど長くなりました。
今回計測した中では、メリノウール素材のType-MSが一番厚いソックスでしたが、もっと厚みのあるソックスもあります。
薄いソックスと比較して、外周で10mm、長さで4mmの違いはシューズにより違いますが0.5cmほどの違いになると思います。
例えばメリノウール素材で履いた時に最適なフィット感だったサイズのシューズを購入し、薄いソックスを履けば緩く感じますし、逆だとキツく感じるでしょう。また五本指ソックスは5本の指それぞれを生地で包んでいるので幅や高さが出てきます。さらに足底やアキレス腱などにテーピングを貼る方はその分だけ厚くなります。
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2010年頃の古い話ですが、足首をテーピングで固めると良いという話をそのまま取り入れ、片足につき2枚テーピングを貼ったところ、その瞬間にシューズはキツイと感じたのに慣れると思ってそのままフルマラソンを走って痛い経験をしたことがあります。
何が言いたいかというと、レース直前になるとあれこれしたくなるものですが、練習で試したことがないことをいきなりするのはリスクが大きいということです。
シューズのサイズ感に関しては、少し大きめが良いのか、ジャストフィットが良いのか、シューズアドバイザーによっても意見は様々ですが、私はカーボンプレートの入ったシューズを履くときは特に母指球がシューズの屈曲点とあう位置にくるサイズを選んだ方が良いと感じています。それは人により違うと思いますが、私の場合は大きめのシューズはNGです。
また、最近では2万円、3万円のシューズを履くランナーを多く見かけますが、ソックスには結構無頓着の方もいます。穴のあいたソックスをそのまま履いて酷い靴擦れを起こしたなんて話を聞くこともありますが、そもそも擦れやすい箇所に穴が空くのだから、その擦れやすい箇所を保護している生地がなくなれば靴擦れが発生するのは当然です。
話を戻して、フィット感の良いシューズを手に入れたいと思ったら、いつも履くソックスを履いてシューズのフィッティングをすることがとても大事です。