先週、日本発売前のNAKEDランニングベスト(NAKED RUNNING VEST)について紹介したところたくさんのアクセスをいただきました。
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私はしばらく山に入る予定がないので、ウルプロメンバーの渡辺邦久さん(以下クニさん)にモニターとして使用感を教えていただいた。
クニさんは、第1回UTMFから4回連続して100位以内に入った他、日本山岳耐久レース(通称ハセツネ )9時間台、トレニックワールド 100mile彩の国で総合4位、UTMB完走など、ロングレンジのトレランレースを得意としたランナーです。
以下レポートです。
nakedランニングベストで大山ピストンしてきました。
コース : 小田急伊勢原駅〜大山山頂
ロード+階段 8km +トレイル 3km 計11km×2=22km
装備 : nakedランニングベスト(サイズ メンズ4)
右胸 サロモンソフトフラスク500ml
左胸 iPhone、財布
背中 防寒着
まずはランニングベストのサイズ感ですが、169cm、60kgで(メンズ)4がジャストフィット。ただし今回持参したサロモンソフトフラスクは広口でフラスクのキャップがベストに装着しているゴムリングに固定できず、またタイトフィットなベストゆえにキャップが胸に押しつけられてかなり痛かった。これは大失敗。
次回は付属の純正フラスク(350ccが2本付属)やペットボトルの装着感の確認と、500ccソフトフラスクを入れてもまだ余裕があったのでジェルなどを入れて走ってみる予定。
左胸についてはiPhoneも財布も終始全く揺れることがなく、重さも当たりも気にならずでかなり好印象。
背中については今回の装備ではベストを着たまま防寒着を出せたけど、小さなものはおそらく手が届かないので使用頻度の低いものを入れる場所と割り切る必要アリ。
それから今回使用しなかった脇の下の収納スペースは何か入れると腕振りの邪魔になりそうな感じがする。
総合評価としては今回使用しなかった純正フラスクで当たりが気にならなければ◎
また、前面ポケットに350ccソフトフラスクを左右それぞれ2本づつ入れてもそれほど揺れないと感じたので、ウエスト部に装着するnakedランニングバントと併用すればロングレンジのトレランレースでも使えそうです。
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クニさんのレポートにあるnakedランニングバンドについては3年半前にこのように記事を書いている。当時から多少バージョンアップされているが収納力などは変わらない。
(左サイドのポケットにはキーなどの留め具が付いている。)
(胸元のポケットにはホイッスルが付いている。)
私はハセツネ 30kなどショートレンジのトレランでの使用をイメージしていましたが、世界屈指の100マイルレースを走ったクニさんには十分に100マイルで使えると手応えを感じたようだ。
もし前面に1.4リットル入れられるのであれば、エイドステーションの間隔にもよるが100マイルでも十分に耐えうるのかもしれない。UTMFのエイド間の距離は最小7kmで1箇所を除き20km未満、A1富士宮からA2麓までが唯一20kmを超える28kmである。必携品としての水は各エイドを出発時に1リットル以上持たねばならないが、レベルにもよるが私なら天子山塊を走るこの区間はもう少し水が欲しい。その場合はランニングバンドにフラスコ1本追加するなど対処すれば良い。その他の区間は1.4リットルは使わないだろう。ボトル4本で1.4リットル使うメリットはフラスクの破損による被害も分散できる他、中身を水、スポーツドリンク、麦茶など分けることができる。(サポートエリアなどある大会で友人や家族にジェルなど補充することができればより可能性は広がる)
背面には取り出す頻度の少ないアイテムを入れ、かなりの収納力を誇るnakedランニングバンドの併用により、バッグの揺れによるストレスや疲労を軽減するアイテムになるだろう。
今度、各大会が定めた必携装備を収めることができるのかどうかを試してみる。もちろん必携装備以外に自らの身を守るための装備がどれくらいあるかは個人差が大きいが、そこは自分自身で判断して欲しい。
また、どのようなアイテムを使うか、そしてそのアイテムをどのようなサイズのバックパックに収納するかを考えるところからレースは始まっており、楽しみはスタートする。
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私自身、10を超えるバックパックを持っているが、200kmを超えるジャーニーランでもnakedランニングベストは選択肢の一つに入っている。
レース以外でもアスリチューン2.5個分の重さしかない超軽量ベストの活躍の場は多く、旅先で少し走りたいと言う時にも重宝するだろう。
また、エントリー開始後すぐに定員に達したハセツネ 30kは水1.5リットル、そしてレインウェア上下、行動食が必携装備となっているが、このレースに出るランナーは試す機会があれば手にとって軽さやフィット感を感じて欲しい。
日本発売時の価格は今後発表されるが、現在発売されている一般的なバックパックとほぼ同程度の価格帯になると思われる。