手すりを掴むと感染する?〜危険を避けたつもりが危険を呼ぶことも〜

毎年、山や海で命を落とす人がいる。

毎年、交通事故で命を落とすがいる。

毎年、生活習慣病で命を落とす人がいる。

厚生労働省作成の令和元年(2019) 人口動態統計の年間推計

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によると、2019年の日本における日本人の死亡数は137万6,000人です。

そして、2018年のデータだけど、死因別の統計はこちらです。

死亡数・死亡率(人口10万対),死因簡単分類別

この統計によると2018年の1,362,482人の死亡のうち高い順に並べて見ました。正確には実際の資料の数値をみて欲しいのですが、大分類・中分類・小分類的に別れていて、そのまま掲載すると難解なので簡潔にまとめてみました。(正確には上記リンクをご覧ください。)

ここでは規模感を掴んでもらうためにこちらの数値を掲載しました。

まず、この2年間で見ても1年間で130万人以上が亡くなっています。

私自身、身の回りで死を感じる機会は少ないので、このように死因を調べることなどありませんが、いわゆる喫煙などによる疾患の慢性閉塞性肺疾患(COPD)や、糖尿病で亡くなる方がこんなにいるとは知りませんでした。

また、アメリカではインフルエンザで1万人が死亡したとニュースになっていますが、日本でも年間3,323人(2018年)の方が亡くなっているのです。アメリカの人口は3.272億人で、だいたい日本の2.58倍ですから計算すると約8,500人です。これって2018年の日本より少し多いくらいです。

また、3,323人は全死亡者に占める割合は0.2%です。

またいわゆる病気ではない不慮の事故や自殺などの死亡者は69,041人に達しています。私が学生の頃は交通事故による死亡者は年間1万人を超えていましたが、現在は半減しています。そして自殺者が2万人を超えているのは痛ましいことです。

厚生労働省・警察庁作成 平成30年中における自殺の状況

この資料を見ると、自殺の原因で一番多いのは健康上の理由で、二番目は経済・生活問題です。

また、今回着目したのは転倒・転落・墜落が1万人近くいることです。交通事故と言う分類が他にあるのでオートバイなどの転倒は含んでなく、山での滑落や街中や自宅の階段から落ちたなどを含んでいるのでしょう。

 
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今回の新型コロナウイルス騒動が起きてから気になっているのは、電車のつり革や手すりなどを触ることで感染するかもしれないと報道していることです。

それはそうだと思います。

私は混雑した駅の階段を下るときは可能な限り手すりを掴むようにしています。それは電車に飛び乗ろうとしたり、乗り継ぎのために凄い勢いで駆け上ってきたり、駆け下りたりする人がいてぶつかったら大変だと思うことが度々あるからです。

また、エスカレーターでキャスターを持っているのにスマホを触りたいがために手を離して落とした現場を見たことがあります。そんな時手すりに捕まっていなければ大変なことになります。

確かに手すりやつり革は多くの方が触るのでリスクは高いかもしれませんが、つかまらないことで転落や転倒などで命を落とすことだってあるのです。全く外出先で物を触らないなんてことは無理でしょう。だから手洗いをしたり顔を触らないように医療関係者は呼びかけているのです。

つり革や手すりなどはそもそもなぜあるかと考えたら、転倒などでケガをしないためです。

現時点、コロナ新型ウイルスによる死亡者は中国で1,770人です。(中国の人口は13.86億人で日本の約11倍です。)

新型コロナウイルス感染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和2年2月17日版)

もちろんコロナ新型ウイルスにかからないよう気をつけることは大事ですが、気をつけるがあまりに手すりにつかまらずに転落や転倒して死亡するような事案は既に発生しているかもしれません。

通常の生活をしていれば、絶対に安全などと言うことはなく、様々な危険と隣合わせだと思います。その中で自分自身で危険を察知し、判断してきたから今まで生き続けているのです。私は53才ですが、思い起こせば死んでてもおかしくない出来事はいくつも浮かびます。また自分自身は気づいていないかもしれないけど紙一重のこともあったのかもしれません。

今回、手すりというイメージしやすいことを例に出しましたが、マスコミ報道やアクセス稼ぎのための過激なタイトルの記事に踊らされることなく、自分や大事な方々を守ってください。

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こちらは、ドクターがフェイスブックで教えてくれた記事で、理解しやすいです。

新型コロナウイルス、メディアは危険性を強調しすぎ? 専門家「日本の感染拡大予防策はおおむね成功」

この中にこのような記述があります。

絶対にやってはならないのはリスクの過大評価です。リスクを過大に評価しすぎると、やらなくてもいいことをやってしまう。実際、今もアジア人お断りといったリスクを過大評価することによる誤った対応が見受けられています。感染症はもともと存在する差別感情を正当化する道具にされることもある。パニックと差別に相乗りしないことが重要です。

2009年の新型インフルエンザの流行がいつ収束したのか、覚えている人はいますか?覚えていなくても無理はありません。なぜなら、新型インフルエンザは収束することなく、現在も流行していますから。みんな騒ぐのをやめただけです。当時は非常に大きな問題となりましたが、現在は新型インフルエンザと一緒に生きている。感染の拡大をする中で新型コロナウイルスの流行も日常になるというシナリオもあり得なくはありません。

様々な観点から腑に落ちる記事ですので、是非読んでください。

いくつかリンクを貼りましたが、それは、正しい情報と、事実を元に判断することがとても大事だからです。

また中国で1,770人が死亡したコロナ新型ウイルスが日本でも蔓延していると思うとパニックになってしまうかもしれませんが、2018年にインフルエンザで死亡した日本人はその2倍近くいるのです。また喫煙などにより引き起こされるCOPDの死亡者はその10倍ほどの死亡者がいるのです。

繰り返しにはなりますが、私自身様々な病気にかかったり、ケガをするリスクを抱えていますが、死にたくはないので気を付けています。ただ絶対安全と言うことはありません。でも安全を意識しすぎることで、好きなことができなくなると何のために生きているのか分からなくなります。そこのバランスが大事だと思います。



「手すりを掴むと感染する?〜危険を避けたつもりが危険を呼ぶことも〜」への1件の返信

  1. いつも楽しみに拝読させていただいております。
    おっしゃる通り、マスコミを含めて世間は騒ぎすぎだと感じます。
    実は、私の嫁が今回の東京マラソンを本命にしておりましたので残念で仕方ありません。
    早期の終息を祈るばかりです。

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