本日開催された東京マラソンの上位選手はこちらです。
- ビルハヌ・レゲセ(エチオピア)2:04:15
- バシル・アブディ(ベルギー)2:04:49
- シサイ・レマ(エチオピア)2:04:51
- 大迫傑(ナイキ)2:05:29(日本新)
- ビダン・カロキ(横浜DeNA)2:06:15
- エルハサン・エルアバシ(バーレーン)2:06:22
- アセファ・メングストゥ(エチオピア)2:06:23
- 高久龍(ヤクルト)2:06:45
- 上門大祐(大塚製薬)2:06:54
- 定方俊樹(MHPS)2:07:05
- 木村慎(ホンダ)2:07:20
- 小椋裕介(ヤクルト)2:07:23
- 下田裕太(GMOインターネットG)2:07:27
- 菊池賢人(コニカミノルタ)2:07:31
- 一色恭志(GMOインターネットG)2:07:39
- 設楽悠太(ホンダ)2:07:45
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大迫選手の日本記録はもちろん素晴らしいけど、2時間6分台、2時間7分台が続出したことで日本のマラソン界は新たな時代に入りました。
今回の結果は、2月の丸亀国際ハーフマラソンや実業団ハーフマラソンで好タイムが続出したことから予測はしていましたが、日本人10位までが2時間8分以内のレースになるとは思いませんでした。
さて、2020年はまだ始まったばかりなのですが、World Athleticsのページによると、今回の大迫選手のタイムは現在の3位相当で、今回の東京マラソンの上位選手3人を加えても6位相当になります。
また今回東京マラソンで16位に入った設楽選手の2:07:45は現在の世界ランキング31位相当なので、世界ランキング46位になります。なんとTOP50に日本人が10人です。
ただ、今後世界各地の高速レースで大会が開催されるので瞬間風速的な順位は意味がないので、昨年のランキングと比較してみます。
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こちらは2019年の世界ランキングTOP100です。
昨年の日本人選手は設楽選手のみTOP100入りでした。
国別で調べるとTOP100のうち81人がケニアとエチオピア選手で、TOP10に至ってはケニアとエチオピアで独占しています。
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今回の日本人選手のタイムを昨年の世界ランキングに当てはめると以下のようになります。
大迫傑(ナイキ)2:05:29(日本新)→29位相当
高久龍(ヤクルト)2:06:45→62位相当
上門大祐(大塚製薬)2:06:54→68位相当
定方俊樹(MHPS)2:07:05→75位相当
木村慎(ホンダ)2:07:20→75位相当
小椋裕介(ヤクルト)2:07:23→83位相当
下田裕太(GMOインターネットG)2:07:27→87位相当
菊池賢人(コニカミノルタ)2:07:31→90位相当
一色恭志(GMOインターネットG)2:07:39→91位相当
設楽悠太(ホンダ)2:07:45→92位相当
今回の日本人上位10人のタイムは2019年世界ランキングTOP100に入るタイムなのです。
しかし年々高速レース化が進んでいるので、2020年は2019年より記録は向上するでしょう。
こちらは2018年のランキングです。
2018年の100位のタイムは2時間8分46秒でしたが、2019年は2時間7分58秒です。
2018年の10位のタイムは2時間4分40秒でしたが、2019年は2時間4分11秒です。
ケニア・エチオピアの寡占状況は今年も続くでしょう。また今回大迫選手が出した日本記録と、キプチョゲの世界記録のタイム差は3分50秒で、距離にすると約1,300mもの差があるのです。
ただ、MGCが始まるまでのことを考えたら、徐々に世界との差は詰まってきているのは間違いないでしょう。