札幌・豊平川トライアルマラソンで歩行者女性が転倒し重症。

ランナーが衝突 高齢の女性けが

NHKニュースや読売新聞などで報道されたニュースですが、ちょっと気になるニュースなので紹介します。

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概要は以下の通りです。

  • 札幌市の豊平川沿いの自転車用道路でマラソン大会が開催
  • 出場ランナーが道路を歩いていた高齢の女性と接触し女性は転倒し左手首の骨を折る重傷
  • 大会は「札幌市・豊平川トライアルマラソン
  • ランナーは、「女性がいるのに気付くのが遅れてぶつかった」と話す。
  • コースは歩行者も利用できた。

トライアルマラソンシリーズはアールビーズ財団が、マラソン大会が開催されない中で、ランナーに走る場を提供しようと、主に公園内のランニングコースなど周回路でフルマラソンとハーフマラソンを合わせて20大会以上開催するランニングイベントです。

参加費は今回事故が起きた大会は9,000円で、その他のシリーズ戦は概ねフルマラソンが10,000円、ハーフマラソンが7,500円です。参加者数は1大会500-1000名程度なので、定員に達すれば1大会の参加費収入が1,000万円に達する大会もあります。

一般に都市型マラソンは公道を交通規制して開催されるので、ランナーと歩行者の接触はありませんが、この大会に限らず、河川敷などの大会は歩行者や自転車が通る中を走るので接触・衝突リスクはあります。

そのため、主催者は十分な係員を配置することで、事故防止をはからねばなりません。

また、ランナーは普段の練習では公園や一般歩道を走りますが、その時には歩行者や自転車との接触によるケガやトラブル防止に心掛けていますが、今回のように一般歩行者などとセパレートされていない大会の場合は、十分な注意を払う必要があります。

今回の衝突事故の詳細は明らかになっていませんが、大会ページを見ると、感染予防対策に関する注意事項はしっかり掲載されていますが、主催者は、コースを占有していないことや歩行者への注意喚起などが掲載されていないことが気になりました。もちろん参加ランナーへの案内文書や会場での注意喚起はされたのでしょう。

ランナーが走ることで感染がどの程度広がるリスクがあるかを考えると私はほぼないと思ってます。しかし歩行者と接触し相手が転倒した場合、特に相手が高齢者であれば死亡するリスクもあります。またランナー同士が衝突した場合も死亡するリスクはあります。

また、普段はキロ6分、7分で走るランナーを見慣れた歩行者にしたら、キロ3分台のランナーのスピード感は分からないでしょう。

今回の優勝者のタイムは2時間31分台です。(3’34/kmペース)

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大会が開催されることはランナーにとっても望むべきことですが、今回のように参加ランナーも警察の取り調べを受けるなんて事態を避けるような安全管理体制を作って欲しいです。今後、葛飾あらかわ水辺公園や柏ふるさと公園、稲毛海浜公園など関東エリアでも開催され、周りにも参加するランナーは少なくないので主催者も参加ランナーも十分に注意してほしい。

こちらは、5年ほど前に作ったものなので、多少コースなど変わっていますが、例えば都内の有名なランニングコースであってもこのような危険箇所があります。いつも走るコースであれば見通しが悪いなど把握しているので危険を回避することができますが、知らないコースだと気づけないこともあります。

練習コース紹介 〜安全に走るために〜

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