コロナ禍により日本学生三代駅伝初戦の出雲駅伝が中止になった時は、全日本大学駅伝も開催が危ぶまれましたが、そのような状況下であっても開催されたことは選手・関係者だけではなく、様々なイベントに関わる方にとっても嬉しいことだと思います。
沿道での応援自粛はありましたが、そもそも駅伝はなくても通行人はいるわけだし、都内の混雑状況など考えれば、私は応援の方がいたとしてもめくじら立てることはないと思ってます。
この駅伝は愛知県名古屋市の熱田神宮から、三重県伊勢市の伊勢神宮までの全長 106.8キロで開催されますが、昨日織田フィールドで練習してから原宿駅に向かうと明治神宮で夜間イベントがされていて、かなり混雑していました。

都内は今でも毎週1000人程度の新規陽性者が出ていますが、換気の悪い室内で大きな声を出して話したり歌を歌ったりと言うようないわゆる三密を回避しつつ、日常を取り戻そうとしている方が増えてきたのでしょう。
さて、その駅伝では前評判の高かった大学はそれぞれ素晴らしい走りをしました。シードを獲得した8チームはこちらです。
1位 5:11:08 駒澤大学
2位 5:11:31 東海大学
3位 5:12:24 明治大学
4位 5:12:42 青山学院大学
5位 5:13:04 早稲田大学
6位 5:13:15 東洋大学
7位 5:14:40 帝京大学
8位 5:14:43 順天堂大学
今回、着目したことはいくつかありますが、その一つが、アルファフライやネクスト%などナイキの独断場になってきたシューズ市場に新商品を投入してきたアディダスやニューバランス、ブルックス、ミズノ、アシックスなどのシューズを履く選手がどれだけ増えたかです。

特に、海外のエリートレースでもトップ選手が素晴らしい記録を出しているアディオスプロを履く選手がどれだけいるのか?アディダスと契約している青山学院大の選手は全員履くのか?は興味ありました。
私は最初に発売したアディゼロプロは購入しましたが、少し遅れて販売したアディオスプロは足入れをする機会が今のところありません。ただアディオスプロの評判はよく、ナイキ厚底とアディオスプロの両方を履いてる友人に聞くとアディオスプロはかなり良いシューズだと教えてくれました。
したがって今年の箱根のようなナイキの独断場にはならないと思っていましたが、結果はそれ以上にナイキの独断場になりました。テレビ画面に映る選手のほぼ全員がナイキなのです。
そして青山学院大の選手も全員ナイキを履いていて、Twitterに「まさにアディダス ゼロ」だという辛辣な投稿がされていました。
選手にしたら、履き慣れたネクスト%やアルファフライから別のシューズに履き替えるのは、よほど履き替えるメリットを感じないと難しいでしょう。
ただ、青学の公式Twitterに
「選手一同、このADIZEROADIOSPRO を履いて試合や練習で走れる日が来るが楽しみで仕方ありません!」
とアディオスプロ発売日にツイートしたのに誰も履かなかったのは、スポンサーのアディダスにとっては残念なことだと思います。
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今回の大会について書かれた記事を読むとナイキの厚底を履いた選手が9割以上だったとありますが、同じ条件で走るワンメイクレースのような状況になってきました。それはそれで公平な気もしないでもありません。
コロナ禍はスポーツメーカーにとっても厳しい試練であり、新商品開発などの余裕がなくなっていると聞いたことがあります。そのような状況では現在のナイキ厚底シューズを凌駕するシューズは中々出てこないかもしれません。
出てくるとすれば私は履いたことはありませんが、中国のメーカーなのかもしれません。
ただ、市民レベルにおいては今回のようにナイキ一強ではなく、様々なメーカーから発売したカーボンプレート入りシューズ、もしくはカーボンプレートの入っていないシューズを選ぶランナーは少なくありません。
色々な選択肢がある中でシューズを選ぶこともランニングの楽しさの一つだと私は感じています。
ナイキアルファフライのスペックはこちらです。