薄底シューズに憧れていた頃〜過去のエリート向けシューズは薄かった〜

マラソンの世界記録も日本記録もナイキズームXアルファフライを履いたランナーが出しました。そして箱根予選会も全日本大学駅伝もほとんどの先週がこのシューズと、ナイキヴェイパーフライネクスト%を履いていました。

<スポンサーリンク>

ナイキからカーボンプレート入り厚底シューズのヴェイパーフライ4%が発売したのは2017年ですが、このシューズが登場するまでは、速いランナーは薄いソールのシューズを選び、厚いソールは初心者が選ぶという傾向があり、ここが大きな転換点になりました。

こちらはヴェイパーフライ4%ですが、今となっては控えめな厚さに感じます。

私が初めてフルマラソンを走ったのは2007年で、それから2017年にズームフライを買うまでの間、厚底シューズの代名詞であるHOKAを買ったことはありますが、短い距離のレースもウルトラマラソンも今では薄底と言われるシューズを履いていました。

また、走り始めて徐々に速くなる過程では、薄いソールのシューズを履き颯爽と走るランナーを見て、自分もいずれあの薄いソールが履けるようになりたいと思っていました。

<スポンサーリンク>

自宅の靴箱に昔履いてたシューズがあったのでいくつか撮影しました。

一番履いたシューズは初代アディゼロジャパンです。年に5、6足買っていたと思います。一時期は練習もレースもこればかりでした。

その前に履いていたのはこちらの2足です。それぞれ何足か履きました。

アシックスターサージャパンと、ミズノウェーブスペーサーGL-Jです。GL-Jは軽量なのにクッション性も高く気に入っていました。

ターサージャパンを履いていた頃、背伸びして買ったシューズがこちらです。

アシックス ソーティーマジックは履きこなすことができませんでした。

アディゼロジャパンを履いていた頃、背伸びして買ったのはこちらです。

アディゼロプロです。アディゼロジャパンと比べると分かりますがかなりソールが薄く軽量です。こちらも履きこなすことができませんでした。このシューズを買ったことも忘れていましたが、久々に足を入れてみたら踵のフィット感もよく、またデザインもシンプルでカッコ良いです。

今年発売したカーボンプレート入りのアディゼロプロとは全く別のシューズです。

<スポンサーリンク>

ソーティーマジック、アディゼロプロとエリートモデルを買うも全く履きこなせなかった私が初めてこのシューズは気持ちよく走れる。と感じたのはこちらです。

アディゼロ匠senです。ブーストが入る前の初期モデルで、これとrenを合わせたらかなり買いました。

senのソールも薄いけど、当時感じたのは足底の筋肉をうまくクッションとして使えるようにシェイプされたシューズだということ。ホント気持ちよくスピードに乗れるシューズでした。

さて、『履きこなす』という言葉は人により感じ方が違うと思うので、私がここで使っている『履きこなす』の意味について書くと、以下の3つが揃っている状態です。

  • 気持ちよく走れる。
  • 自分の感覚通り、もしくはそれより速いペースで走れる。
  • 痛みなど感じないで走れる。

話を戻して、アディゼロ匠シリーズが発売されたのは2012年1月ですが、それまではフルマラソンのAブロックに整列したランナーの大半はアシックスでした。私の記憶だとアシックスが6割、ミズノが3割で、アディダスやニューバランスなどを履くランナーは少数でした。ナイキなどほとんどいませんでした。

それがアディゼロ匠シリーズが発売されるや、アディダスを履くランナーが一気に増え、アシックスやミズノのシェアを奪いました。そして近年はほぼナイキが独占しています。

匠シリーズの2代目は少し足型が変わったのか、私は買わずに初代を探して買っていました。そして3代目からブーストになりましたが、renブーストはウルトラマラソンなど含めて結構履きましたが、senブーストは屈曲点など当時の私に走り方には合わず気持ちよく走れないので購入したけどあまり履かないシューズになりました。アディゼロがブーストに変わっていく中で、アディゼロジャパンブースト3はかなり気に入って履いていたシューズです。

そのような流れの中で2017年秋までは、他のメーカーのシューズを試しつつも、アディダスをメインにしていました。

その流れを変えたのがズームフライです。ターサージールと同じようなタイミングで購入した時は全く期待してないシューズでしたが、ターサージールはほとんど履かずにズームフライばかり履いていました。その流れてヴェイパーフライ4%も履きたくなったのです。

<スポンサーリンク>

2018年にアディダスはsub2を大々的にPRし、鳴り物入りでデビューしましたが、ナイキの勢いを止めることは出来ませんでした。

このシューズは非常に軽量で、それでいてクッション性もあるシューズでした。たらればになりますが、ヴェイパーフライ4%とズームフライが発売された2017年秋より前か、せめて同じくらいの時期に発売していたら、反響は大きかったような気がします。

最近、少し悲しい気持ちになったのは、アディゼロ匠シリーズを監修した三村氏が監修したニューバランスのエリート向けシューズHANZO Sが定価の7割引で販売されているのを見た時です。

本来、このシューズを履くレベルのランナーがごっそりナイキだけではなく、同じニューバランスの厚底カーボンプレート入りシューズに移ってしまったのでしょう。

今回、このように昔履いていたシューズを取り出して書いたのは、10年くらい前に購入したアディゼロプロを見て、これカッコ良いと思ったからです。

私がランニングを始めて14年くらいで最もたくさん購入し履いたメーカーはアディダスです。新澤はアディゼロばかり履いていると仲間からよく言われましたが本当に好きだったのです。2012年にアディゼロ匠senを初めて履いた時の感動を上回るシューズが今後出てくることを期待してます。

また、ソールは劣化しているけど、昔のシューズを履いて近所を走ってみようと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA