前話で紹介したHさんに続き、今回は動き全体のメカニズムを掴む中で自己ベスト更新したKさんを紹介します。
Kさん(男性)
<スポンサーリンク>□コロナ禍以前のPBと現在のタイム
5000m 19分47秒(2020年4月) → 19分1秒(2020年11月)
※3月5日にオンラインパーソナルレッスン受講
□自己ベストが出た理由
沈み込みを減らし接地位置を体の近くにしたフォームと、スピードの出し方を蹴るような走りから前傾を意識した走りに変わったのが大きいと思います。
□分岐点になったこと
『接地位置の認識が違っていたこと』が1番重要な点だったかと思うのですが、接地をきっかけにして『動き全体のメカニズム』を理解したことかと思います。 接地だけを意識しても、全体の動きが悪ければ効率のよいフォームにはならないと思いますので、メカニズムの理解が一番重要かと思います。
□自分にとって自己ベストとは?
<スポンサーリンク>元々はフルマラソンかハーフマラソンの記録が『自己ベスト』みたいな感覚がありました。最近は1500mや5kmの延長線上にマラソンがあると考えて、短い距離の自己ベストも大事に思えるようになり喜びも感じられます。 自己ベストはフルやハーフでなくても常に成長していくために必要な活力、ですね。
Kさんは緊急事態宣言がでる前の3月初旬にパーソナルレッスンを行う予定でしたが、冷たい雨が振ってしまったので日程変更の提案をしたところ「オンラインでお願いしたい」と連絡があり、ZOOMなどオンラインツールを使わずにFacebookのメッセンジャーで、テキストをお互いに送りながら60分以上やりとりしました。その時のことは上記リンク先に掲載していますが、動き全体のメカニズムという点がしっかり伝わったようです。その直後に初めて5000mで20分が切れたと連絡がありました。
また、Kさんも、フルマラソンやハーフマラソンの記録が自己ベストと思っていたと書いていますが、5kmでも10kmでも、1000mでも良いと私は思っています。そして満足感を得ることができるのであれば大会でなくても練習でも良いと思ってます。逆にアドレナリンが出にくい環境である一人での練習や練習会で出すことって難しいと思います。
ウルプロには高い身体能力を活かせずタイムが伸びていなかったメンバーが、フォーム改善により覚醒したかのように伸びるケースも少なくありません。またタイムより、痛みなく長い距離を走りたいとか、10年後も元気で走りたいと入会するメンバーもいます。様々なレベルのメンバーがいますが、それぞれの目標に向けてお手伝いができるようアドバイスしてます。
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次回は、大きなケガをしながら、その時にできることをして力をつけて復帰後すぐに自己ベストを更新したメンバーを紹介します。