大阪国際女子マラソンは15周の周回コースへ変更か?

昨日Facebookにこのような投稿をしました。

先日はPCR検査を義務付けみたいなニュースが上がってきましたが、現在は大阪府も緊急事態化にあり、その中でいかに開催するか主催者は頭を悩まされているのでしょう。長居公園内の周回コースは、12月5日に大阪国際女子マラソンの最後の資格タイム獲得の場として大阪ロードレースが開催されましたが、同じコースを予定しているのでしょう。そのレースについてはこちらの記事をお読みください。

https://fun-run.tokyo/blog/2020/12/07/大阪ロードレースで国際女子の資格を取りにいけ/

記事に飛びます。

タイム的には記録の出やすそうなコースです。またこのコースは日本陸連公認コースですが、世界陸連公認コースではないという認識です。このタイミングで世界陸連の計測を受けることができるかが分からないので世界記録や世界ランキングの対象になるのかどうかは分かりません。そもそも、現時点では、周回コースにするのかどうかも主催者が発表していません。今回の件も、PCR検査の件も、内部情報をマスコミに伝えるのは何かしらの意図があるのだろうけど、まずはしっかり決めて選手に伝えて欲しい。

選手とすれば、周回コースだろうが中止になるよりは周回コースで開催できるなら、開催を望むのではないでしょうか?ただ、なんとか開催しようと試行錯誤している主催者の苦労が伝わってきます。

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同様の記事がいくつか出てきましたが、下記の日刊スポーツの記事を読むと、これはほぼ決定事項なのではないかと感じました。

大阪国際女子マラソン、長居公園内を約15周で調整

ポイントをまとめると

大阪国際女子マラソン(1月31日開催)のコース変更

現状)ヤンマースタジアム長居発着で大阪市内を巡るコース
変更案)長居公園内を約15周するコース

なぜ変更するのか?

大阪府に緊急事態宣言が出ている。

周回コースにすれば、走路員や給水員などの数を減らすことができる。そして長居公園を封鎖すれば、従来コースで抑えることができない沿道の一般観衆は抑えることができ、応援時の密集状態を防ぐことができる。

いつ決まるのか?

20日の日本陸連の会議で正式決定

コース概要

1周2813m(15周で42.195km)の公園内のランニングコースで、私も走ったことがあるがアップダウンはほとんどなく、また全体が緩やかなカーブなので走りやすい。

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公認記録となるのか?

公認陸上競技場・競走路・競歩路 こちらの37枚目のスライドの535ページをご参照ください。

上記よりキャプチャーを転載します

今回変更が予定されているコースは上記で赤線で囲んだコースです。マラソンだけではなく、10km、15km 、20km、ハーフマラソン、30kmの日本陸連公認kースとして認定されたコースです。ただし、その下に掲載されている「大阪国際女子」のコースの備考欄には(WA〜2020.12.31)とあるが、ヤンマーフィールド長居付設にはその掲載がない。

これは世界陸連の公認コースではないと言うことです。

現時点の情報だけから判断すると、このコースで出された記録は日本記録など日本では公認記録になるが、世界記録や世界ランキングなどの対象になる世界陸連の公認記録にはなりません。

ただ、現在の女子の世界記録をブリジット・コスゲイ(ケニア)の2時間14分04秒で、今回参加選手最速の一山麻緒選手のタイムは2時間20分29秒で日本記録は野口みずき選手の2時間19分12秒であることから今回世界記録が出ることはまずないでしょう。また世界各国でマラソンなど陸上競技が本格開催されていない現状では、世界ランキングに従来ほどの意味はなく、世界陸連公認にこだわることよりも、まずは開催するために何をすべきかを日本陸連は考えているのでしょう。

(追記)2020年に世界陸連公認済

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ヤフコメを見るといくつか心配だとすることが書かれています。

コースは狭くないか?

これは、5年ほど前に走った時に撮影したものですが、東京だと代々木公園ほどの広さです。もちろん国道を交通規制したコースよりは狭いけど、今回の参加者数は100人を超える程度でから狭くて走りにくいと言うことはないでしょう。

周回遅れの選手を抜くのに苦労しないか?

今回ペースメーカーは川内優輝選手が行うようですが、設定は日本記録更新を視野に2時間20分を切りに設定しているようですが、これは3’19/kmペースです。これで1周すると9分20秒。そして今回の参加資格は2時間50分以内ですが、このペースは4’01/kmペースで、このペースで1周すると11分20秒になります。

トップが最後尾の選手に追いつくのは5周目の後半ですからスタートから13kmくらいでしょう。仮にそこに最後尾の集団ができていたとしても、参加人数が100人少々のわけですから10人。20人程度の集団でしょう。その集団を抜いてしまえば、その次に抜くのは26km、そして39kmの合わせて3回。それより速い集団もあるけど、1周2.813kmに100人少々のランナーしかいないのだから、全く問題ないでしょう。

1周400mの競技場を比較対象にすると、距離が7倍あります。400mトラックを20人で走ったら相当空いていると感じますが、それを7倍すると140人です。しかもトラックの場合はカーブかキツイから可能な限り1レーンを走りますが、公園のコースであれば直線が長いので、余裕を持って抜くことができます。

中継車が入ると危ないのではないか?

そもそも1周2.813kmしかないコースなので、そのコースに適した撮影体制を考えれば良いことです。流石に馬鹿でかいバスのような中継車が入ったら選手は走りにくいし危ないです。

今回の参加資格はこちらです。

2021大阪国際女子マラソンは準招待選手までで開催

大阪府に緊急事態宣言が出てしまったことから、大阪国際女子マラソンはどうなるのか?と私自身心配しておりましたが、20日に開催可否を含めて最終的に決定されるようです。

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