自分にとってのリスクは何か?そのための何をする?〜オーバーナイトランに向けたオンラインレッスン②〜

先日、夜間走る、ウルプロオーバーナイトランや、ジャーニーランなどの対策についてオンラインレッスンを行いましたが、その続編を日曜日に開催しました。

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今回は、前回のオンラインセミナー後にメンバーとメッセンジャーでやりとりする中で、次回行って欲しいと要望があった内容をメインに行いました。

なぜ、練習会に向けてのオンラインレッスンを行うかと言えば、一番はメンバーが体調を崩したりケガをするリスクをゼロにはできないが、リスクを把握し、対策をすることでリスクを小さくすることはできるからです。

そして、私が話したことを自分ごととして想像し、どのような対策を立てたら良いかを考えて欲しいからです。

人に教わったことはすぐに忘れますが、自分で考え気づいたことは簡単には忘れません。メンバーにとって大きな経験になります。

今回どのようなことを話したか、録画はしてあるので、先々アップするかもしれませんが、メンバーの感想を読めばどのような話をしたか想像できると思います。

セミナー直後に私がメンバー一人一人に送った質問はこちらです。

①自分にとってのリスクと、それに対する準備、その状態になった時の対応
②楽しみなこと
③全体的な感想

質問それぞれに意図があります。
どのような意図を持って質問したかはメンバーの回答を紹介してから書きますが、回答を読めば意図を説明するまでもないかもしれません。

メンバーの回答は挨拶文など省略する以外はほぼ原文のまま掲載します。

① 胃腸が弱いので、走る前にCAEを飲む。 アスリチューンが補給食なので、多めに持つ。 汗をかくとナトリウムが出てつらくなるので、こまめに塩分補給をする。(私の場合はランニング用の塩を持参) 暑さ対策をする。昨年のオーバーナイトランでザック(背中にあたる部分)に凍ったペットボトルを入れておくと背中が冷えて楽になった。→溶ければ水分補給で使える。 ザックは昨日探しに行きましたがしっくりくるものに出会えなかったので、時間をかけて見つけます。
② 今年も一度は参加したいと思っていて、どんなルートでどんな風景が見られるのかが楽しみです。
③ 事前に話を聞かせてもらうことで、想定されるリスクを軽減することにつながるので、参加できてよかったです。

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アスリチューン

①身体的、精神的にレースを最後まで続けられない状態になる事。 身体的な事に対する対応→自分の身体の声を見極められるように日々意識し自分を観察するようにする。 精神的な事に対する対応→過去のセミナーで「ネガティブになる時は大抵エネルギー切れです」と新澤さんが仰っていたのでそれからは時間で測ってジェルなどで補給しています。
②オーバーナイトやロングランが楽しみです。 今年度これから予定している大会が9月のみちくさのオーバーナイト、11月の柴又なので長い時間走る楽しさを今年は満喫したいです。
③ウルプロオーバーナイト、 全員が安全に終われる事、それが1番大事だと思いました。 無理の無い計画をしっかり立てて挑みたいです!

①脚の攣りが、一番のリスクと思っています。そのために、先ずはスマッシュウォーター水を500cc持ち、それ以外に経口補水パウダーを多めに携行し、定期的に取るようにします。 攣った場合には、揉みほぐすことと、その部位に負担が掛かり難いフォームにして走ってみる。どうしても、再発するようであれば、リタイアします。
②やはり、完走した時の達成感ですね。
③過去2回参加しましたが、今回は手厚い事前レクチャーがあり門戸が広がるのではないかと思いました。

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①お腹の調子が悪くなり、補給できずにガス欠が一番心配ですが、数日前から食事に気を付けて体調を整える、当日は元気なうちに早め早めに補給を心がける、固形物を摂る時はCAE、今はコンビニには色々な物があるので目に留まった物を補給する。それでも調子が悪くなったら、無理に食べない、温かくて甘い飲み物を摂る、自分のペースで省エネなフォームで走る、補給できなくても気にしない。
②今回は都内のコースなので、真夜中に走っている人が他ににない静かな都心を走るのが楽しみです。真夏のオーバーナイトランに比べていくらか涼しいので、明け方は気持ちが良いのでは。
③新澤さんのお話を聞いて、去年の絶好調だった1回目のオーバーナイトランと、ガス欠で最後バテてしまった2回目のオーバーナイトランを思い出しました。最後まで楽しく走れる様、しっかり準備して参加します!

メンバーのコメントによく出てくるCAE(Catalyst Athlete Enzyme)についてはこちらをご参照ください。

①自律神経失調 仕事以外での徹夜は避けると思います。
②皆で走ること。コロナが明けたら長い距離も走りたいと思います。
③何回か参加しているので、思い出す事ができました。

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①私は254キロの川の道のハーフでは眠くなることがなかったのですが、今回の503キロでは一度すご〜く眠くなり寝ましたが、10分だけでも、だいぶ体がスッキリしました。 またこのような場面になった時は短い時間でも寝る。
②ナイトランをすると毎回朝になる明るくなる瞬間が大好きで朝ジョグしている習慣なのかとても気持ちよく走れてしまう時間が楽しみです。
③細かく丁寧に教えていただけたと感じました。ウルトラマラソンもジャーニーランにしてもナイトランも経験値なんだなと感じています。回を重ねるごとにたくさんのことを経験して勉強になり、一つずつ身になっているのだなと感じています。

①いままでオーバーナイト(徹夜バージョン)は4回?参加したかと思いますが、 緊張しているからなのか?はわかりませんが睡魔で苦しんだことは1度もなかったです。 感じたリスクはエネルギー不足(補給漏れ)を記憶しています。 不定期的なコンビニ休憩なので摂れる時に食するべきことを怠ったため 走っている途中でこれはまずいと真剣に感じた時が1度だけありました。 夜明け前だし、土地勘ないし、みんなに迷惑がかかるし、、、、 結構、焦り冷や汗もでたような・・・。 たまたま自宅から持ってきていたちっちゃな羊羹に救われました。 それ以降、基本はコンビニで調達しますが、 予備食用に必ず羊羹orドーナツなどザックの前ポケットに忍ばせるようにしています。
②海でゴールして砂浜で朝日を浴びて波の音を聞きながら達成感に浸ること!? みんなと一体感が持てること。 途中、ぷちレッスンをすること(脚の切り替えなど?)
③ここ数年間で途中(①横浜から②早朝品川から)参加をはじめ 完走をした経験があったのでセミナーで聞きたい項目も明確でした。 また話を聞いていても自分に置き換え考えることもでき大変有効な時間でした。 1回目のザックについてのセミナーは、特に勉強になりました。 (私のザックのサイズは大きいということも判明しました) とりあえずで購入した1つ目のザックなので、 オーバーナイトランに参加するにつれ使い勝手の良し悪しも判明しました。 現在2つ目の購入を検討中です。 2回のセミナーを受講して頭でっかちにならないためにも 6月のオーバーナイトランは参加します!

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①アイスなど冷たいものを食べ過ぎたり、飲み過ぎて胃腸トラブルになるリスク→CAEを事前に飲み、冷たいものを取りすぎないようにして熱中症予防には手足や首などを冷やすようにする。
②皆さんとの街ランはいつも楽しいです。行ったことがないところや、日中見ない場面が見られるのが楽しいです。
③前回から引き続き、お話を伺い、昨年や以前のことが思い出されて懐かしかったです。


・暗いことでストレスが高くなること、転びやすくなること
【準備】明るいライトを用意すること、点滅ライトを用意すること 、消毒液・傷パッドなどを持っていく
【対応】暗くなってきたら自分の足元を見えやすいようにする、自分がいることを周囲に認識してもらえるように点滅ライトを使用する、転んだ場合は傷の手当てと状態を見て継続するか止めるか判断する

・眠くても寝られないこと、眠くなること
【準備】 事前に睡眠が取れるならとっておくこと、カフェイン剤を準備しておくこと、体調のバランスを崩さないように走行中の飲食を意識しておくこと
【対応】 眠くなってきたらカフェインをとる、ストレッチしてみる、顔を洗ってみる

・日中と違って体調が悪くなった時に帰宅手段がなくなる可能性があること
【準備】事前に最終電車の時間を確認しておくこと→途中参加にするか、途中離脱にするか参加するコースを確認して自分で考えておく。電車がなくなってから体調が悪くなった場合に何ができそうか考えておく→自転車でついていく  →家族に迎えにきてもらう→タクシーで帰る→ホテルに宿泊する
【対応】最終電車のある時間帯なら帰宅する。最終電車の終わった後なら体調によってどうするか自分で決める。

②本日のセミナーの中でお話しいただいたコースならいつも混んでいるところをゆっくり走れると思うとワクワクします。 夜の街中を仲間と走るのは楽しいと思います。

③今回の質問①でリスクと思っていることに対して準備と対応を考えることになっていますが、これを行うことで不安感が小さくなったように思います。 私は「眠くなる」というのが日中に走るウルトラマラソンでも起きてしまうことがあるのですが「体調が崩れると眠くなる」というお話には合点がいきました。 眠くなるから「夜中は無理だ」と敬遠していたのですが、非日常は楽しそうだなぁと思いました。 どの時間帯を走るにしてもやはり準備と対応を考えて臨むことが大事でそれができれば色々と楽しむことを増やすことができるのだなぁと思いました。

リスク対処を考えていくのに人に聞くことで気付くことが多いのですが同じ内容だとしてももう一度、自分で考えてみて自分の言葉にして書いてみることがいいように感じました。

①リスクは、突然の体調不良と転倒
準備→数日前から持ち物の他に体調整えておく。睡眠をしっかりとる。土日早い仕事なので帰る計画を立てて必ず実行する。
アクシデントが起きた場合→続行せず帰る方法を考え帰る。
②夜間に長い時間走る事ができて大人の夜遊びみたいで楽しい
③本当は、次の日の仕事が確定しているので諦めてましたが数時間ですが7月以降参加する予定です。準備をしっかりしたいと思います。

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①知らない道を走ることで転倒が1番不安ですが、フラットで走り易いコースと聞いて少し安心しました。低ナトリウム血症になったことはありませんが、塩分補給は気を付けようと思いました。
②コロナで自粛しているので、非日常が体験出来ること。
③オンラインレッスンで色々情報を得られて良かったです。

①前回同様に夜通しで走ったことがないので暗闇の中での疲労と睡魔がリスクなのかなと。 それに対してはカフェインもそうですが昼間の眠い時にも強烈な甘さの物をとると目が覚めるのでキャラメルやオンラインレッスンでも出てきたクーリッシュ(大好きなので)カロリー摂取も含め取り入れてみたい。
②ウルプロメンバーと夜通し走るドキドキ感、昼と違う深夜の景色
③前回の装備等から体調面を考慮した補給の取り方などとても参考になりました。各店舗のコンビニに商品の下見に行ってみようかなと。

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アールエル

①1週間の疲れが溜まったままスタートするナイトランなので、集中力が切れた時の転倒や、暑さによる熱中症が考えられます。カフェィンや塩分、エネルギー補給のタイミングを、自分の体調と考えながら取っていきます。
②暑かったら暑いなりに、どしゃ降りの雨が降ったらそれなりに楽しみたいです。
③遠足前のミーティングみたいで楽しかったです。

①夜通し走った事がないので胃腸や睡魔や自分勝手なペースで走れないストップアンドゴーに足がついていけるのかどうか
②体験した事がない為にワクワクします
③日がなくても熱中症になりやすいということ、暑さがとにかく苦手なので対策をしないと、あせびえもしやすいので着替えは何枚必要かなど、風や湿気や雨など状況でかなり変わってくる為不安もあります。 転倒して膝強打は必ず夜か早朝くらい中の為にナイトランでまた膝を怪我しないかも心配です。

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①胃腸の調子が悪くなることがリスクなので、液体だけでなく固形物も食べることと、CAEを準備して、固形物を食べる前に服用します。 その状態になったときは、あまりにもひどければ途中離脱します。
②完走して、メンバーと喜びを共有すること。
③現時点で、明るいライトや点滅灯など、買いなおさなければならない物などが結構あるので、まだまだ準備が足りていないと感じました。また、走り方はピッチ多めで走ることを心がけようと思います。

①フル以上の長い距離を走ること→参加する場合は仮眠していきます。暗いと見えにくい→ヘッドライト持参
②夜遊びっぽくてワクワクする。皆んなで見る日の出
③ ちょっと楽しみ。そしてかなり不安です。

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①現実的には初参加は終電前に離脱にすると思いますが、朝までトライするとしたら、やはり集合前に仮眠してからの参加にすると思います。カフェイン対策は私には効かない気がするので、まともな徹夜のリスク回避はなかなか難しいかなと。後はコースによっては、最悪タクシーで帰れるところで離脱可能かなどのチェックかなと思いました。
②子供の頃のお泊まり会みたいなワクワク感は感じます。 とにかく経験した事がない事は、緊張感と共に、ドキドキワクワク感もあります
③お話を聞けば聞くほど、面白そうだなぁと思いましたが、その気持ちだけじゃダメなんだなぁと身が弾きしまる気持ちも同時に強く感じました!

ウルトラプロジェクト

質問した意図は、メンバーの回答からだいぶ伝わったとは思いますが、オンラインセミナーで話したことを、メッセンジャーで質問することで、メンバーそれぞれが自分自身の言葉にするために再度じっくり考えるキッカケになるからです。またメンバーの回答を読めば、正しく理解しているか、誤って理解しているか、を把握することができるので、誤って理解していることは、個別に伝えます。

そして、オーバーナイトランのリスクを把握してもらうだけではなく、自分にとってどのようなことが楽しいのか?を考えてもらうための質問を加えました。楽しさは一人一人違います。自分が楽しいことが他人が楽しいとは限らないし、逆も同じです。例えば、オーバーナイトランに楽しさを見出すことができず、やるべき理由もなく、リスクしかないのであればやる必要はありません。このようなことを得るためにやるのだと目的が明確であれば、その目的を達成するためにしっかり準備をすることもできます。

また、私自身、ジャーニーランなど参加するときは、レース前にあれこれ考えたり準備している時を含めてジャーニーランだと思って楽しんでいます。

ウルプロ練習会や、オンラインレッスンなどに参加希望の方はFacebookページのメッセージにてお問い合わせください。

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