東京マラソン財団から以下の内容のメールが届きました。
=====================================================================
東京マラソン2021二次抽選についてお知らせします。
=====================================================================
東京マラソン2021にお申込みいただき、誠にありがとうございました。
東京マラソンにおいては、一般抽選後に欠員が生じた場合、募集要項に基づき、エントリーいただいたONE TOKYOプレミアムメンバーを対象に追加抽選を実施することとしております。
今大会においては、海外在住ランナーの参加受入れ断念等により、大幅な欠員が生じたことから、
対象のONE TOKYOプレミアムメンバーの皆さん全員を追加当選とさせていただきます。
また、上記の対応によっても欠員が生じているため、あわせて都民エントリーをされた方を対象に追加抽選を実施いたしますのでご案内申し上げます。二次抽選エントリーの抽選結果通知は、7月20日(火)に、マイエントリーにて対象者全員に通知する予定です。
なお、抽選結果通知日は、マイエントリーへのアクセス集中が予想され、アクセスしづらい状況となる可能性があります。
その場合は、しばらく時間をおいていただくか、翌日以降に再度アクセスしていただきますよう、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。また、当選された方には、2021年7月20日(火)に参加料等のお支払い方法等について改めてご連絡します。
参加料等のお支払い期限は、7月26日(月)17時までを予定しています。
※参加料等のお支払いをもって出走確定となりますのでご注意ください。
要約すると
二次抽選は、ONE TOKYO プレミアムメンバー全員当選とする。さらに(ONE TOKYO プレミアムメンバー以外の)都民エントリーをされた方を対象とした追加抽選を行う。
東京マラソンは例年ONE TOKYO プレミアムメンバー(以下プレミアメンバー)を対象として二次抽選を行っています。またプレミアメンバーは本抽選前のプレミアムメンバーエントリー(以下 先行エントリー)の権利もあり、都民であれば4回抽選の権利があるという制度でした。
しかし、先行エントリーの枠は、プレミアメンバー数から考えると少ないことから、何年間もプレミアメンバーを続けているのに当選しないと、退会する人は少なくありませんでした。
参考までに今回定員を削減した東京マラソンの参加人数は、東京マラソン2020出走権利者などを含めて24,700人となっています。
東京マラソン2020出走権利者(約37,000人)は、2021年大会および2022年大会のどちらかを選択することができました。どのような選択になったかは分かりませんが、私の周囲では2022年大会を選んだ方が多いので仮に4割の方が2021年を選択したなら15,000人程度になるので、追加募集は10,000人程度になります。(2021年を選択したのが10,000人なら、追加募集は15,000人程度になります。)
2021年参加受付人数
①先行エントリー 2,000人
②都民エントリー 700人
③一般エントリー 残りの枠(追加募集が10,000人であれば、7,300人程度)
④二次抽選
従来、プレミアメンバーがどれだけの人数いたかは、直近データは調べていませんが、6年ほど前に調べた時には決算書からの推定ですが少なくとも1万人はいたようです。
今回、プレミアメンバー全員を当選にしても、定員が埋まらないということに驚きました。
少し前に、東京マラソンにエントリーした方へ、プレミア会員募集のメールが届きましたが、そのメールを配信した理由は、その時点で定員が埋まらないような事象が発生していたのでしょう。
その理由はいくつかあるのでしょうが、大きくはこちらでしょう。
海外在住ランナー受け入れ断念
上記メール文面にもある通り、海外在住ランナーの受け入れを断念による影響は、当然ながら大きいです。参加者に占める海外在住ランナーの比率は下記記事にまとめましたが、年々増加を辿り、2019年は20.9%となり、2020年はさらに増加させ、私の予想では25%程度です。いずれにしても2020年出走権利者の中には相当数の海外在住ランナーが含まれます。
東京マラソン外国人参加者数の推移〜2019年は第1回の7.43倍〜
プレミアメンバー減少
そのままですが、プレミアメンバーが減少しているのは間違い無いでしょう。
国内辞退者の影響
そして、私が今回大会においてPCR検査を全員が受けることを決めた時点で、少なくない当選者が参加辞退(未入金)するのではないかと思っていましたが現実になったのでしょう。
大会受付会場においてPCR検査の検体を提出し、陽性だったら参加できないという内容ですが、遠方から参加している方にとっては、参加できないだけではなく、そのまま都内に隔離されたしまう恐れがあり、それはコロナへの恐れが強い、地方都市在住の当選者にとっては避けたい事態でしょう。
また、単純に参加料16,500円に、PCR検査代6,800円が上乗せされ、23,300円という高額な大会になり、フルマラソンにこのお金は支払いできないと参加辞退(未入金)する当選者も少なくないと考えていました。
上記、3つによりエントリー確定者数は、主催者の想定を大きく下回る事態となり、今回のプレミアメンバー全員を当選させても定員に達しないという事態になったのでしょう。
少し驚く事態ではありますが、プレミアメンバーには非常にラッキーな出来事だと思います。
大会開催日の10月17日というのは、まだ気温が高く、タイムを狙うには厳しい時期ではありますが、参加される方は、残り3ヶ月計画的に練習して気持ちよく都内を走ってください。
また、東京マラソンが開催されることにより、少しづつ大規模マラソンが開催されるようになれば良いですね。