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持つアイテム、持たないアイテム
CP3(木の子茶屋 49.0km)→CP4(小鹿野町役場付近 68.5km)区間距離 19.5km
7:45:10(区間タイム 2:41:25)
だいぶ日が短くなってきたのか、17時くらいから暗くなってきました。同じ時間でも都会とは随分違います。次のCPまではライトは必要ないかと思いましたが、安全のために早めに点滅灯とヘッドライトを付けました。
今回私が使ったヘッドライトはレッドレンザーの最大600ルーメンを発揮するアイテムです。もちろんスペアバッテリーと、万が一の破損や故障に備えてスペアのライトもバックパックに入れています。
17時過ぎにライトを点灯させると、ライトが必要なくなる時間まで12時間は点灯させる必要があります。私のライトのスペックでは交換しなくても大丈夫な時間ですが、バッテリーの劣化や気温により稼働時間は変わります。スペアライトは軽量なヘッドライトでUSBで充電できるタイプです。こちらは最大400ルーメンですが、その明るさだと3時間ほどで落ちますが、スペアとしては十分です。また赤色点滅も出来るので、点滅灯が使えなくなった時はそのスペアにもなります。
大会によって、ライトの個数や、スペアバッテリーの携帯などが競技規則として決められていますが、必携品だから持つのではなく、必携品でなくても必要なら持つことで自分を守ることができます。
ただ、万が一の備えとしてさまざまなアイテムを持つのは良いのですが、持てる量には限界があるし、増えたら増えただけ、身体に負担がかかります。
そのため、必携品装備を持つのは当然として、それ以外にどんなアイテムを持つのか選ぶ力が必要になってきます。
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アイテム選定のポイント(何を持つか?)
その際のポイントをいくつか書いておきます。
- トップ選手と同じで良いわけはない。
- 自分が走行する時間や場所、気象条件、走行時間などをシュミレーションする。
- 走れるのか歩くのかによっても変わる。
- 絶対に使うものと、使うかもしれないものを選別する。
- 使うかもしれないものは、必要になった時に同じモノ、代替できるモノをレース中に入手できるかどうかを確認する。
- 使いたい場面で持っていないとどのくらいダメージが大きいのか考える。
- ダメージとは、身体的なダメージ、精神的なダメージ、経済的なダメージなど種類があり、またレースを続けられないようなダメージから、ちょっと我慢すれば良いダメージまでダメージの大きさがある。
- 自分が背負って走る際に重いと感じる重量を知っておく。可能ならばその重量に抑える。
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レースを続けることにした理由
さて、暗くなると路面の凹凸が見えにくくなり転倒リスクが高まるので、歩道がなく交通量が多いところは身を守るために歩きました。
また、この辺りにくると、足首の擦れの心配はほぼなくなったと言うより、身体のあちこちの張りが強くなってきたので気にならなくなってきた。
到着時間を考えると、まだ電車でスタート地点に戻ることもできるけど、電車の本数は少ないし、乗り換えはあるし、大会会場の最寄駅から、それなりの距離があるとか考えると、いろいろ面倒になってきました。またこの区間で歩いてみたら、ヴェイパーフライネクスト%でもそれなりに歩けることが分かったので、レースをやめないことにした。制限時間26時間で、この調子なら後半歩きが増えても18時間くらいでゴールできそう。ほぼ走れなくなっても制限時間まで4、5時間は残せる。
そしてシュミレーションでは17時43分前後に到着する予定で、到着は17時45分とほぼ予定通りでした。前の区間は25分ほど速く走れた分をそっくり返上した感じになりました。
ただ、シュミレーションを作った理由は、今回に関してはこのタイムでゴールしたいというものではなく、上記で書いたアイテムなどの準備含めてレースをイメージするためです。
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今でも100kmサブ10は出来る
CP4(小鹿野町役場付近 68.5km)→CP5(武州日野駅 83.9km)区間距離 15.4km
9:55:12(区間タイム 2:10:02)
2012年以来、サロマ湖ウルトラマラソンを毎年走っていましたが、2020年、2021年と中止になりました。8回走って8時間台6回、9時間台2回ですべて9時間半以内ではゴールしてます。9時間超えた2レースは酷暑の年と、レース中お腹の調子を悪くしてトイレに行きまくった年だけで、無難に走れば8時間台で走れています。
サロマが中止になり、フルマラソンもないので、この期間は今までしなかったことをしようと、中距離にチャレンジし1年以上が経ちます。そのため一定の距離をそれなりのペースで続けて走るような練習はほぼしてません。しなかった理由は中距離レースのために疲労をためたくないからです。
そのような状態だから、今の状態で100km走ったら10時間どころか、制限時間ギリギリくらいになってしまうかもしれないと考えていましたが、今回走ったことで、練習してない今でもサブ10はできると感じました。
理由は、苦手なバックパックを背負い、足首に不安を抱え、信号待ちに何度も捕まり、高低差のある峠のあるコースで、エイドステーションはしっかり休み、ペースを維持しようといったモチベーションがなくても、50km辺りまで5時間で走れたのです。
フォームを見直して、スピードをつけるために短い距離から少しづつ積み上げている過程ですが、このまま順調に積み上がっていけば100kmでも自己ベストは出せると思って取り組んでいますが、今回の走りは自信になりました。
(参考)8時間26分の自己ベスト時の50km通過タイム 3時間56分
CP5到着はシュミレーションでは19時46分でしたが、19時55分と9分遅れで到着。この辺りまでは想定通りの展開でした。
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想定と違ったのは、夜間は寒くなることは想定しつつも、顔が痛くなるくらいの寒さになるとは思わなかったことです。
また、さすがに走り続ける練習をしてないのに、ヴェイパーフライを履いてるのだから想定通りですが、脚の張りがどんどん強くなってきたことです。CP併設のエイドで補給するたびに、アグレッシブデザイン・ウルスで脚のマッサージをしながら先に進み、走行中でも張りが強く痛みになりそうな時は止まってマッサージしました。
途中離脱しないで、ゴールを目指すことにした今となっては、大きなダメージを残さないようにゴールすることが最大の目標になりました。