昨年秋に1000mサブ3(3分切り)をしたいと思い、試行錯誤した結果今年3月に達成したことは記事に書きました。
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この時は1000mでサブ3できたことの達成感が大きく、次は2分55秒とか2分50秒といったモチベーションは全く湧かず、次は1500mや800mで自己ベルトを更新したいと興味は移りました。
その後、800m、1500m両方で自己ベスト更新はしていますが、1000mサブ3の時のような達成感は得ていません。1000mサブ3をした時に、800m2分20秒切りと、1500m4分40秒切りを出したいと思っていましたが、まだまだその域には達していません。
自己ベスト更新に向けて少しづつ縮めて行くのは楽しいのですが、先日の5000mで初の17分台を目指して走った時のような具体的なタイムがあった時の方が達成した時の嬉しさは大きいです。
今は中距離は一区切りにして、来年の別大マラソンと東京マラソンに向けて少しづつ距離を伸ばしていますが、マラソンシーズンが終わったら、またスピード強化として中距離を再開します。
その時に分かりやすい目標はないかな?と考えたところ見つかりました。
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1000mエイジラン
1000mエイジランという言葉は少なくとも私は聞いたことないし面白いかも?ということで来年狙ってみようと思います。
ゴルフでは年齢以下のスコアで回ることをエイジシュートと呼んでいます。1ラウンドは一般にパー72です。18ホール全てでバーディーを出すと54になりますが、これはプロゴルファーでもまず出ないスコアですから、エイジシュートはアマチュアだと60才後半以降の非常に上手なゴルファーでないとまずできないことです。
フルマラソンでも、エイジシュートとかエイジランいう言葉を使う人はいて、実際に達成している人はそれなりにいますが、こちらはゴルフと違って若い人でも達成可能です。基準は2時間+(年齢)分以内ですから、55歳の私なら2時間55分以内となります。
55歳のゴルファーがスコア55でラウンドすることと比べたら、55歳のランナーがマラソンで2時間55分切りする方が現実的な目標です。
これから私が狙いたいと思っている1000mエイジランの達成基準はマラソンと考え方は同じです。
達成基準
1000mタイムで、2分+年齢(秒)以内
例えば、30才なら2分30秒以内、50才なら2分50秒以内、60才なら3分(=2分60秒)以内です。
55才の私なら2分55秒以内ですから、今の自己ベスト2分59秒51から4秒52短縮する必要があるのだから相当ハードルは高いけど、達成の可能性はある良い目標だと思います。
ちなみに1000mのPBを出した時の平均スピードは秒速5.57mですから、4秒52あれば約25m進みます。
2分54秒99のランナーがゴールした時に、自己ベスト出した私は25m後ろにいるって考えると、かなりの強敵です。
強敵だからこそ挑みがいがあります。
マラソンと1000mエイジランの難易度
マラソンと1000mのエイジランはどちらが難しいと言えば、得意距離によって個人差はありますが、人類限界レベルで考えると1000mの方が明らかに困難です。
例えば、それぞれの種目の世界記録はこちらです。
マラソン 2時間01分39秒
1000m 2分11秒96
例えば25才でエイジランの基準は以下のタイムになり、世界記録の○倍になります。
マラソン 2時間25分→1.19倍
1000m 2分25秒→1.10倍
世界記録は現時点の人類における限界タイムです。その比較でこれほど差があるのです。
そんなことを考えたら、ほぼ興味がなかった1000m2分55秒切りにモチベーションが上がってきました。
さらに、マラソンで2時間55分以内にもあまりモチベーションはなかったのですが、両方の種目でやってみたいと思えるようになってきました。
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(参考)女性ランナーなら
女性が上記基準でエイジランをするのは、相当困難だと思います。例えば日本記録は田中希実選手の2分37秒72ですから達成できていないのです。
男女のタイム差は1.1倍という記事を書きましたが、この考え方を加えると、このようなタイムを基準にしたらいかがでしょう。
【2分+(年齢)秒】×1.1倍
例えば、22歳の田中選手だと、2分22秒×1.1倍=2分36秒2ですから、800mや1500mのタイムを考えたら十分に達成可能です。
40歳女性なら、2分40秒×1.1倍=2分56秒で、50歳女性なら、2分50秒×1.1倍=3分07秒です。男子同様簡単ではない基準です。
最後に
私が知る限りでも、1000mエイジランを達成している方は何人も浮かびますし、マラソンエイジランと、両方達成している方も浮かびます。
どちらも私にとって自己ベストですから高い目標です。まずは同じ年齢の時に両方達成できたら、それを何歳まで継続できるかが次の目標にしていけば楽しそうです。
1000mで年齢1歳につき1秒って、分かりやすく、また納得感あるタイム設定だと思います。