少し前に、メタスピードスカイ+は気になるけど、しばらく買うつもりはないと書いたような気もするけど、昨日神宮前のアシックスで購入しました。理由はいくつかありますが、今回は省略。
昨日の身体の状態
私は、通常は4、5日に1回のペースで、ケッズスポーツマッサージでケアをしていますが、先週末は大人の休日倶楽部パスを使って東北などに行っていたので、今回はいつもより間隔があきました。さすがに一気に暑くなったので身体の疲労はあるけど、身体の部位でちょっと気になっているのは左脛と腰くらい。どちらも急に悪化するような状態ではないけど、どちらも悪化させちゃうとややこしい箇所です。その辺りを重点的にしてもらうつもりが、その他の部位も結構張りが強くて、自覚とのずれがありました。そのようなことに気づくのも大事なことです。
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昨日の練習は1000mインターバル
水曜日は日差しが厳しい昼間の織田フィールドで行われたGTTで400mを走り67秒。暑いからほぼアップなしでサクッと走って67秒でしたが少し余裕はありました。夜はかなり蒸し暑い中で10.6kmショートインターバルのペーサーですが発汗が激しくそれなりに疲れました。
疲労を溜めたくないから、昨日は3’40/kmで走ろうと思っていましたが、購入直後のスカイ+を試すならもう少し速い方が良いと思う気持ちと、リカバリーが長めのメニューなので3’30/kmにしました。
熱中症予防のためには、心拍数を高いまま走る時間を短くすることは有効で、今回のメニューは6分30秒セットなので、3分30秒で走るとリカバリーは3分あるので、心拍数をある程度落としてからスタートできます。
結果はこちら
3’29”-3’28”-3’30”-3’28”-3’30”
6本目も走れましたが、金曜日にウルプロ練習会もあるので、少しの余裕を残して終えるために6本目は400mに短縮してペースを上げて走ることにしました。
グループのペースを乱さないために、少し遅れてスタートし250m辺りで追いつき、そのままゴールしたら72秒でした。ほぼ2レーン走ったから実質70秒くらいですが一杯一杯ではありません。
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メタスピードスカイ+
まず、ショップで足を入れたのは25.5cmです。(25cmは在庫なしでした。)メタスピードスカイの25.5cmは爪先の上が当たることやイマイチ走行感が気に入らず、ほとんど履かないシューズになりましたが、スカイ+は爪先の上が当たることもなく、フィット感もよく不満は見つかりません。即購入を決めました。
踵のホールドは最高
ナイキ アルファフライのフィット感は気に入っているのだけど、ヴェイパーフライネクスト%2は踵が浅くて、ホールド感が甘く、紐をキツく締めると甲が痛くなるので、東京マラソンでは布用の両面テープでシューズとソックスを固定する荒技で走りました。
なぜそこまでして履くかといえば、ヴェイパーフライネクスト%2で5000mも、ハーフマラソンもPBも出たし、東京マラソンも良い走りができたので気に入っています。ただ踵のホールドだけは私にとっては全くダメなので、工夫して走っているのです。前作のネクスト%はここまで悪くなかったのでこの点に関しては相当の改悪です。
スカイ+の踵のホールド感は100点です。一般に軽量化を図りすぎると踵がペラペラになりますが、スカイ+は薄いながらもしっかり成形された形状になっていて包み込んでくれます。
余談ですが、スカイとエッジを見分けるのが大変だという意見が多かったようで、今回は上記画像のようにネーム入りです。
また、インソールにもスカイと入っていますから、よほど慌ててなければ、間違えることはないでしょう。
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ヴェイパーフライネクスト%2に遜色ない反発
私はメタスピードスカイを購入しましたが、ほぼ履かずに履かないシューズになってしまったので、スカイとスカイ+の比較はできません。比較対象になるのは、ヴェイパーフライネクスト%と、アルファフライになります。
今回、ポイント練習前のジョグはトラック2周しかできず、スカイ+に履き替えて、いきなり1000m3’30ペースで走ることになりましたが、スタートして50mくらいまではちょっと硬いなって感じましたが、少し動きを変えたら硬さはなくなり良い感触になりました。
何を変えたかというと、足の動きをより縦にして上から下へしっかり押して乗り込む感じにしました。ピッチをやや落として反発を感じながら前に跳ぶ感覚を味わいました。もちろんストライドを無理に広げるのではなく、軸の真下に余裕をもって接地できるよう脚が戻るのを待って乗り込むかんじでしょうか。
2本目はスタートで誰も前に出ないので私が出ましたが、ちょっと入りが速すぎましたが、徐々に落ち着けていきました。この時が一番楽だったので後でデータを調べると心拍数が最も低かった。後ろを走ることで接触しないよう間隔を開けようとブレーキをかけているのでしょう。
1番きつかったのは3本目でしたが、ちょっと慣れてきたのか、4本目、5本目はやや楽になりました。
蒸し暑いから400mくらいで心拍数はあがり、750mあたりでキツくなり、その時の心拍数をみると170を超えてる感じでした。
ラストを400mに減らしたのは、そもそもこの時期5本で十分です。400mはキロ3の72秒で走るつもりでしたが、何を勘違いしたのか、3’30/kmグループから10秒遅れでスタートして200mで追いつき同じペースで走れば良いと考えたけど、それで走ったら64秒ですね・・・。
実際、グループがスタートする時にラップボタンを押して10秒経ってからスタートするつもりが、前回ラップタイムが中々消えずタイムが分からないから、ラップボタン押してスタート。後から確認すると8秒待ってのスタートでした。この時、グループはそれなりに前に行ってましたが、これを200mまでに追いつくのは難しいと思いつつ、ほぼ2レーンを走り、250m辺りで追いつき、そのままペースを落とさずに走り切ると72秒。結果的に予定通りでした。
反発に関しては、不自然なバネのような反発ではなく、ミッドソールが潰れて戻る自然な反発のように感じました。
また、アルファフライやヴェイパーフライネクスト%2を履いてる私が、スカイ+を履いて走ったところ、反発が弱いとも強いとも感じることなく、全く違和感はありませんでした。
繋ぎは長いとは言え、この暑い時期に1000mのインターバルで3’30は私には結構チャレンジな設定ですが、いきなり履いてこなせたことが違和感なく履けたことを物語っています。
気持ちよく走れるスピード域が広いシューズ
この画像は、スカイ+の前足部でこのようにボリューミーな作りになっています。この辺り特徴的なデザインだと感じています。
さて、スカイ+もサブ2.5などのエリートランナー向けに作られたレーシングシューズであるのは間違いないと思います。
アルファフライも同様にエリートランナー向けに作られたシューズですが、スカイ+の方が履きこなすのはイージーだと感じました。
私のざっくりしたイメージですが、アルファフライ(アルファフライ2は知らない)は3’10/km以内で走ると気持ちよく走れますが、私がそのペースで走れるのは1500mまでです。3’20/kmでも走りにくさはありませんが、3’30/kmならヴェイパーフライネクスト%2の方が走りやすい。3’40/kmだと前に詰まってしまいペースを調節しようとすると身体が起きてしまったりします。
スカイ+はヴェイパーフライネクスト%2と走りやすいスピードレンジは似ていてアルファフライより広いように感じました。
本気でナイキから奪いにきた
スカイ+はまだ1回しか履いていないけど、アシックスはナイキに奪われたランナーを本気で取り返しにきたことを感じました。
ナイキは元々アルファフライより、ヴェイパーフライネクストシリーズの使用者が多い。
そこをターゲットにして奪い返すために必要なことを私が考えると、フィット感含めて速く走れるスペックは当然のこととして、何の違和感もなく乗り換えができることが大事です。
相当タイムを伸ばす可能性はあっても、履きこなすためにフォームなど変える必要があるシューズだとリスクが大きすぎる。
そのため、徹底的にライバルシューズを調べて、違和感なく乗り換えるために必要な要素を調べ、またネガティブな要素を調べて作り上げたのが、スカイ+なのでしょう。
元々、数年来ナイキをメインに履き、アシックスには、メタレーサーやメタスピードスカイで残念な感覚を得ていた私がいきなり履いて、文句のつけようがないのだから凄い。
秋以降のフルマラソンで何を履くかはまだ決めてはいないけど、アルファフライを履ける距離を伸ばせるようにして、それが無理ならヴェイパーフライネクスト%2の両面テープ加工を使うか、アルファフライ2を試そうかと考えていましたが、スカイ+が急上昇してきました。
このシューズの良さは、アルファフライやヴェイパーフライからの乗り換えでも違和感なく走れるので、練習ではそれら自宅にあるシューズを使うことができるのです。
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今回のピッチ、ストライド
1000m5本それぞれと、400mの平均ピッチを調べたら190でした。
こちらの表から調べると、3’30/kmペースの時はストライドは150cmをやや超えて、3’00/kmペースの時は175cmです。
詳しくはこちらの記事をお読みください。
感覚的にはストライドが150cmに達してる間隔はまるでなく、もう少し自然に伸びるのを抑えて走っていました。暑くて心拍数は3本目から170を超えましたが、身体の動きはジョグのようでした。
メタスピードスカイ+はこちらでも購入できます。
ちなみに25.5cmで187gです。
アシックス・カシオ・モーションセンサー
昨日のような、インターバルは疾走区間と緩走区間が混ざってしまいスコアは低めになりますが、最近意識している『骨盤を軸とした全身の運動』のスコアは高くなってきました。
4月くらいから試行錯誤を続けているのは、このモーションセンサーでいう骨盤回転タイミングの数値を0付近から、+10から15くらいになるように変えることです。
余談ですが、私がコストパフォーマンスの高いランニング用品をいくつか上がるとするなら、モーションセンサーは入ります。それと同じくらい高いのはこちらです。
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暑さ対策、脱水予防
夜になれば日差しがないので、昼と比べたら暑くはなく熱中症リスクは多少下がりますが、それでもかなり蒸し暑くなるから、熱中症リスクは高いままです。
大量の汗をかくので、スポーツドリンクで水分補給するのは当然ですが、昨日は画像のように、スティックに粉末の入った経口補水パウダーを練習前に1本、走り終わってから発汗量が多かったので1本飲みました。本来500ccの水にとかして飲むのですが、このくらい暑い時はスティック1本飲んで、スポーツドリンクで流し込んでいます。塩分濃度はかなり高めですが、それが美味しいと感じるなら既に脱水気味なのでしょう。
Amazonで手軽な価格(20本で1,200円程度)で手に入るので、常にストックを持っています。
また、疲労回復のために、走り終わったタイミングで、アスリチューン・スピードキュアを飲みました。
織田フィールドの芝生エリアが開放
水曜日の昼に来た時は、芝生は養生中でしたが、ようやく入れるようになりました。
ここが使えるとアップジョグやダウンジョグをしやすくなりますし、動き作りのスペースも増えるので練習をしやすくなります。
ただ、藪蚊など多く、かなり刺されるので、虫除けスプレーは欠かせません。
私が使用しているのはアグレッシブデザイン・タロスで、ブヨやヒルにも効果があります。またディートなど使っていないのも安心です。
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この時期は余力を残し次の練習に繋げる
しばらく暑さが続くので、無理してしばらくダウンしちゃうような負荷ではなく、フルマラソンのタイムを伸ばすために必要な要素を分解し、それらが身につくようメニューを組み立てていきます。
また1回1回の練習をオールアウトまで追い込むことなく、もう少し走れるけど、走りたいけど、というタイミングで止めるようにしています。その方が継続して練習できます。そして涼しくなってきたらやり切る練習に切り替えていく。この点については考え方次第ですが私はそのように考えています。
また、大会もたくさん開催されていますが、倒れるまで走るのではなく、その前に休んで完走を目指したり、それも難しい時は止める選択が必要です。
本気で走るからこそ、自分自身の身体を守り、長い目でみてパフォーマンスを下げたくないですよね。
昨日は使っていないけど、水曜日にデサントの方から頂いた、コアクーラーは手のひらを適温(12℃)で冷やすことで、血液の温度が下がり、体の中心温度である深部体温が下がるなど熱中症予防に有効です。