いよいよ明日、IAU100km世界選手権スタート

2022年8月27日にドイツのベルリン及びベルナウで2022 IAU100km世界選手権が開催され、日本からは男女4名づつの代表選手が出場します。

そもそも、日本の主要テレビ局や新聞社などではウルトラマラソンはほぼ報道されないので、100kmに世界選手権なんてあることを知らない方も少なくないと思います。

そこで、どのようなレベルの選手が出場するのか?日本人選手は世界で見るとどのようなレベル感にあるのか?など、紹介しようと思い記事を作りました。

画像は、選手団として現地入りしている、ELDORESO代表の阿久澤 隆氏から提供いただきました。

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(画像提供:阿久澤氏 以下同様)

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男子代表

山内 英昭(浜松ホトニクスRC) 6:50:19
岡山 春紀(コモディイイダ) 6:16:47
風見 尚(愛三工業) 6:18:55
山口 純平(ELDORESO) 6:22:38

*タイムは2022年5月開催の柴又100K
*山内選手は欠場

女子代表

藤澤 舞(札幌エクセルAC) 7:31:58
仲田 光穂(千葉陸協) 7:27:50
太田 美紀子(京都炭山修行走) 7:34:22
兼松 藍子(TEAM R×L) 7:38:42

*タイムは2022年5月開催の柴又100K

山内選手、風見選手以外は自己ベストです。参考までに、山内選手の自己ベストは6:18:22、風見選手は6:09:14。山内選手は2016年、2018年の100km世界選手権で二連覇、風見選手の上記タイムは100km(ロード)の現世界記録です。

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代表選考について

どのように代表選考がされたかはこちらをご覧ください。女子日本代表選手のフルマラソンのタイムも掲載しています。

今回の日本代表選手は歴代の日本代表選手団の中でも最強クラスです。その辺りを記録の観点から紹介します。

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歴代世界ランキング(トラック含む)

こちらは歴代世界ランキングです。1位のSorokin, Aleksandr選手の6:05:41の記録は100kmトラックの世界記録です。これはロードの10kmとトラックの10000mが別競技であるのと同様、100kmに関してもロードとトラックの世界記録などは別に認定されています。ただこちらの世界ランキングはDUVウルトラマラソン統計に掲載された順位のまま紹介します。参考までにSorokin, Aleksandr選手は24時間走世界記録保持者(309.399km)でもあります。

男子

順位タイム氏名
16:05:41 Sorokin, AleksandrLTU
26:09:14風見 尚JPN
36:09:26Walmsley, JimUSA
46:10:20Ritchie, Donald A.GBR
56:13:33Sunada, TakahiroJPN
66:14:18Itagaki, TatsuyaJPN
76:15:18 Santalov, KonstantinRUS
86:15:30 Praet, Jean-PaulBEL
96:16:44 岡山 春紀JPN
106:18:09 Nunes, ValmirBRA
116:18:22 山内 英昭JPN
126:18:24 Ardemagni, MarioITA
136:18:26 Larkin, VasiliiRUS
146:19:20 Way, StevenGBR
156:20:44 Volgin, AlekseiRUS
166:20:49Hayasaka, KojiJPN
176:20:59 Masarygin, AleksandrRUS
186:22:08 Mikami, YasufumiJPN
196:22:35 山口 純平JPN
206:22:44 Buud, JonasSWE

女子

順位タイム氏名
16:33:11Abe, TomoeJPN
27:00:27 Sakurai, NorimiJPN
37:00:48 Trason, AnnUSA
47:04:36 Stelmach, DominikaPOL
57:08:35 Herron, CamilleUSA
・・・・・・・・
247:27:46仲田 光穂JPN
367:31:53藤澤 舞JPN
497:34:18太田 美紀子JPN
627:38:38 兼松 藍子JPN


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2022年世界ランキング(トラック含む)

こちらは2022年現時点の世界ランキングですが、特筆すべきは男女共上位5人のうち4人は日本人選手です。

今回代表選考されませんでしたが、現在世界ランキング5位の曽宮 道選手について少し紹介します。実質選考レースとなった柴又100 Kは4位で代表選考から惜しくも漏れましたが、4月後半に開催されたチャレンジ富士五湖118kmで8:11:52の大会記録で優勝し、その1ヶ月後の柴又100kで自己ベスト更新、そしてさらに1ヶ月後の飛騨高山100kmは非常にアップダウンの厳しいコースですが、この大会を6:57:11で優勝しました。

チャレンジ富士五湖は寒く、柴又は暑く、またコースの特徴も様々な3大会に短期間に出場し結果を出し続けている世界有数のウルトラランナーですが、その曽宮選手が日本代表になれない程、今回の日本人選手団はレベルが高いのです。

男子

順位タイム氏名
16:05:41Sorokin, AleksandrLTU
26:16:47岡山 春紀JPN
36:18:55風見 尚JPN
46:22:38山口 純平JPN
56:28:37曽宮 道JPN
66:30:43Finocchiaro, DionAUS
・・・・・・・・
196:50:19山内 英昭JPN

女子

また女子に関しては、4選手が世界ランキング2-5位です。

順位タイム氏名
17:18:53Churanova, RadkaCZE
27:27:50仲田 光穂JPN
37:31:58藤澤 舞JPN
47:34:22太田 美紀子JPN
57:38:42兼松 藍子JPN
67:39:06Herron, CamilleUSA

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出場選手一覧と注目選手

スタートリスト

男子注目選手

男子2022世界ランキング1位のSorokin, Aleksandr選手はスタートリストに掲載されていませんが、6位のFinocchiaro, Dion選手は掲載されています。

2022年に100kmを走っていない強豪選手もいるでしょうから、現時点の世界ランキングだけで実力は測れませんが、男子歴代20位以内の選手でその記録が過去3年以内の選手で今回出場する選手は日本人選手だけです。昨年、男子歴代3位の記録を出したWalmsley, Jim選手(USA)も出場しません。

その観点から考えると日本人4選手を軸にレースは進むと予想します。

女子注目選手

女子2022世界ランキング1位のChuranova, Radka選手はスタートリストに掲載されていますが、6位のHerron, Camille選手(24時間走世界記録保持者 270.116km)の名前はスタートリストにありません。

ただ過去3年以内に7時間30分を切った選手が仲田 光穂選手以外に3人います。

Stelmach, Dominika(POL)7:04:36
Churanova, Radka(CZE)7:18:53
Chaigneau, Camille(FRA)7:28:58

7時間04分の、Stelmach, Dominika選手のタイムは歴代4位の記録ですが、上位3人の記録は2007年までの記録であり、現在においてはHerron, Camille選手と二人の実力が突出しています。この3選手と日本人4選手を軸にレースは進むでしょう。

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ウルトラマラソンはスピードレース

ウルトラマラソンはゆっくり走るマラソン だとか、スピードがなくなったランナーが走るものだと話す方はいますが、昔も今もトップレベルはスピードがないと勝負になりません。今回の日本人男子選手のフルマラソンのタイムは全員2時間20分を切っています。100kmのフルマラソン通過タイムが2時間30分を切るようなレースで振り落とされないためには、スピードの余裕度は必要です。また女子4選手のうち藤澤選手、仲田選手は2時間30分台、太田選手、兼松選手は2時間40分台です。このくらいのスピードを備えた上で、100km走り切るための持久力や心身の強さが必要になる種目です。

2018年大会

男子

  1. 山内 英昭(浜松ホトニクス)  06:28:05
  2. 行場 竹彦(芦屋市陸協)    06:32:51
  3. MTHEMBU BONGMUSA     06:33:47
  4. 早坂 光司(石巻RC)        06:36:05
  5. BURNS GEOFF       06:42:30
  6. 風見 尚(愛三工業)      06:42:30

女子

  1. ŠUSTIĆ NIKOLINA            07:20:34
  2. ALDER-BAERENS NELE         07:22:41
  3. 藤澤 舞(札幌エクセルAC)      07:39:07
  4. 太田 美紀子(京都炭山修行走)  07:39:45
  5. 兼松 藍子(TEAM R×L)      07:44:58
  6. 楠瀬 祐子(東京陸協)          07:49:33

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途中経過とLIVE配信

8月27日(土) 13:30(日本時間) レーススタート

途中経過

LIVE配信(youtube)

途中経過はFacebookページにて随時お知らせします。

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