マスターズ陸上2022年日本ランキング(中距離・M55)暫定

昨年から中距離競技を始めましたが、マラソンにはマラソンの面白さや難しさ、ウルトラマラソンにはウルトラマラソンの面白さと難しさがあるように、中距離にも面白さと難しさがあります。

2022年度もマスターズ陸上は5大会参加し、自己ベスト更新だけではなく、参加者レベルの高い関東地区の大会で金メダルをもらうことも出来ました。

マラソンなどロードレースは健康のためのジョギングから始めたり、フルマラソン完走したいと40代・50代から走り始めるランナーは少なくありませんが、中距離種目は学生時代に陸上競技をしていた方がそのまま継続していたり、一旦は走ることをやめたけど再開するなど競技経験者が多いように感じています。その中では私のように55歳になってから始めたという参加者は少ないです。やったことがないからその種目特有の技術や戦術、そして練習方法など手探りで始めました。

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あえて自分で一から始めた理由

本格的にやっている方から聞いたり教えてもらえば手っ取り早く上達するかもしれないけど、自分自身はランニングコーチであること、また今後マラソンなどメインのランナーが中距離を始める時にアドバイスできるよう教わらないで自分で試行錯誤することにしました。

理由は、その方が、『できないこと、分からないこと』が分かるからです。課題解決のために自分自身でいろいろ調べたり実践する中で、できるようになっていくことはランナーの自分にとっても大きな経験ですが、コーチの自分にとっても大きな経験です。800mはスタートから100mは決められたレーンを走り、ブレークラインを超えたらオープンとなりますがそのようなことも初めての経験でした。当然ながらペース配分や終盤の競り合いなど圧倒的に経験不足でしたが、今年はそのあたりの経験を少しづつ結果に繋げることができました。

まだレース運びに関して改善点はあるし、そもそも中距離で記録を伸ばすための練習方法など試行錯誤しているので、来年もタイムを伸ばす余地は十分にあります。

マスターズ陸上には現状はランキングシステムがない!?

マスターズ陸上は各都道府県ごとにマスターズ連盟があり、それらの連盟を、日本マスターズ陸上競技連合が取りまとめをしています。昨年来、残念だと思っているのは、都道府県ごとの選手権大会や、記録会などのデータを収集してランキングを作るようなシステムが整っていないのです。そのため自分自身のレベル感が掴みにくい。

先月冊子として年1回発行されていることを知り、私が該当されているランキング表の画像をマスターズ仲間から入手しましたが、その結果を見ると、私の記録に関しても漏れがあり昨年のシーズンベストではない記録が掲示されていたり、また同一人物がTOP10に2回掲示されているなどを見ると、実際良い記録を持っていながら漏れてしまっているケースもあるのではないか?なんて、私が関連する種目だけ見ても気づいてしまうレベルでした。

またこの冊子に掲載されるのは上位10人ですが、生涯スポーツのマスターズ陸上の性格を考えるとマスターズ登録をし、選手権などに出た全ての記録がランキングされていればもう少し上を目指してみようとか、自分は短距離の方が向いていそうだからその種目を始めてみようなど動きが出てくると思います。

文句を言いたいわけではなく、マスターズ陸上を盛り上げ、参加者を増やすためには、そのようなデータ収集や分析などを大会が終わるごとにランキングに加えていく仕組みが必要だと感じているのです。

マスターズ陸上には競技種目だけではなく、年齢区分によるクラス分けがあるので、全体を整理しようとすれば、それなりのマンパワーが必要になりますが、少し調べただけでも都道府県ごとのマスターズ連盟にも温度差があり、頻繁にホームページを更新している連盟もあれば、ホームページがない連盟もあります。それは運営している方々の年齢を考えると一定仕方がないと思いつつ、特に大会結果の表示方法も各大会によりフォーマットがバラバラなので、集約しようとすると、まずフォーマットを統一しないとかなりの力技で作らねばならず中々厳しいと感じました。

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実際ランキング作りをしてみた

その上で時間を使って、私が自分の関連する種目のみランキングするのにどれくらい時間や手間がかかるのか?何が大変なのか?など現状把握のためにやってみました。

全ての都道府県連盟のページなどから、選手権大会だけではなく記録会の記録を調べて一覧に加えていきました。全記録は流石に大変なので、800m、1500mともあるレベル以下の記録の集計はやめました。その上で一覧表を作成し、同一選手のタイムは最速タイムのみにしてランキングにしたのが以下の表です。

ここまで調べて作るのに4時間くらいかかりました。

まだ、東日本マスターズ選手権大会など全ての大会が終わったわけではありませんが、それらが終わってから改めて集計し直します。

また、漏れがないように入力していきましたが、そもそもどこにデータが公開されているのか分からない大会もあるので、多少の漏れがあるかもしれませんし、手入力した部分もあるので誤りもあるかもしれません。漏れや誤りがあれば、正しいデータを教えていただければ加えます。

今回作った大きな目的は、関東地区の大会に参加するライバル選手は分かるのですが、全日本マスターズ陸上選手権大会が今年も中止になったので、特に西日本にはどのような強い選手がいるのかを知りたいと思ったのです。

そして、その目的は果たすことができました。結構素晴らしい記録を出している選手は多く、来年以降のモチベーションが高まりました。

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男子800m(M55)

1位の高橋選手や3位の滝口選手は同じレースを走ったことがありますが、2、4、5位の選手の名前は今回調べて初めて認識しました。タイム的には2分13秒とか14秒は少しレベルが違いすぎますが、2分18秒は現在の力が大きく伸びなくても狙うことが可能な水準だと感じています。

男子1500m(M55)

800mと1500mは中距離ですが、短距離的なスピードも必要な800mと長距離的な持久力も必要な1500mはそれぞれ得意苦手がありますが、上位選手を見ると高橋選手がどちらも1位、関守選手が2位と4位、滝口選手が3位と5位、金子選手が4位と6位などほぼ同じような名を連ねています。

私の順位は7位と8位ですが1500mの方が得意かもしれません。こちらのタイムはマスターズ陸上(公認競技)ですが非公認大会であれば今年4分42秒8を出しています。まだスパイクに履き慣れていないこともあり厚底シューズの方が速く走れる感覚はありますが、来シーズンはスパイクに慣れて非公認大会のタイムに近づけていきたいです。

マスターズ陸上は5歳刻みなので、毎年少しづつ選手が入れ替わりますが、同年代の方と数年に渡って本気で競い合うことは貴重な経験です。

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2023年全日本マスターズは国立競技場開催

来年は数年ぶりに全日本マスターズ陸上選手権大会が開催されると聞きましたが、会場は国立競技場になるようです。大会要項などが発表されないと分かりませんが1種目制限になると聞きました。その場合800mを選ぶか、1500mを選ぶか迷うところですが、今年800m・1500mともに私の上にランクされている選手もどちらかの種目に分かれることになります。片方の種目に集まってしまう可能性もありますが、それはそれで高いレベルで勝負できるのだから楽しみです。

今は、中距離種目のことは忘れて、マラソンで自己ベスト更新するために試行錯誤をしています。昨年も今年もウルトラマラソンを走りましたが来年も1、2回は走る予定です。中距離からウルトラマラソンまで走ることでいろいろ気付くことはあります。残り人生がどれだけあるかは分からないけど、いろいろな体験をして、その時その時を楽しく充実させていくことはとても大事なことだと思います。そしてそこで気づいたことなど記事にしていきたいと考えています。

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