100kmDNFに奮起し、16kgダイエットでサブ4達成。

初サブ4、そしてハーフで20分短縮

2022年12月 湘南国際マラソン後

ウルプロメンバーの野村さんが、12月の湘南国際マラソンで念願のサブ4を達成したと思ったら、今月のハイテクハーフで1時間43分45秒とそれまでの自己ベスト2時間03分33秒を20分近く更新しました。

ウルプロでは自己ベストを出すメンバーは珍しいことではなく、50代、60代でも自己ベスト更新しています。ハイテクハーフだけでも10人が自己ベスト更新しました。

その中で、今回野村さんを紹介するのは理由があります。

野村さんが入会した当時のフルマラソンベストは湘南国際で出した4:10:05でした。そして入会して1ヶ月後のハイテクハーフのフルで4:06:26と自己ベストを更新し、サブ4が視野に入ってきたところでコロナ禍になり、大会の中止が続く中で走る習慣をなくしてしまいました。

入会時 4:10:05→ 1ヶ月後4:06:26→その後コロナ禍で大会は中止→走る習慣がなくなる

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制限時間の緩い60kmレースで完走できる気がしなかった

2021年の柴又100km(60km)にエントリーしているのだけど、10km走ると嫌になる状態で全く完走できるイメージが分からないというので、オンラインでパーソナルレッスンをすることにしました。その当時はフルで自己ベストを出した時より14kgも体重が増えていたので、今まで楽に走れたペースで走れなくなるのも当然でした。

もう大会まで時間がないタイミングだったので、現在の走力でどうすれば完走できるかを一緒に戦略を考えたのです。パーソナルレッスンが終わる頃には完走できそうと本人が思うことができました。

この時のことはこう話しています。

明らかな練習不足というか、走る習慣も無くなってしまい、体重もサブ4狙っていた時より14kg増え、キロ7ペースでも走ると辛い。これは完走は無理かもと思い新澤さんに相談して本番どう走るかペースメイクのアドバイスをもらいました。
その時の実力的には絶対完走は無理と思ったけれど、相談して決めたレースプラン通りにほぼ走れて無事完走しました。ペースメイクや事前にどう走るかをイメージして計画を立てる事の重要性を学びました。
その日どう走るか決めるという事は、今の自分ならばどう走れるかを常に冷静に見極めていられなければできない事。私は見立てが甘く、希望論だけで考えすぎたり、逆に消極的になり何も出来なくなる。常に〝現実〟を冷静な目で見つめ〝現状把握〟できていなければいけないと思いました。

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昨年のチャレンジ富士五湖は関門アウト

野村さんは久々に開催された2022年4月のチャレンジ富士五湖100kmを走りましたが、関門アウトとなりました。その時の悔しさが今回のサブ4達成にも繋がったのです。この時は柴又の時からは4kg落としましたが、それでも通常時より10kg重いのだから途中までよく頑張ったと思います。

2022年5月練習会 チャレンジ富士五湖DNF後

この結果によってヤル気スイッチが入ったようです。

頑張ったけれどまだまだ走力が戻っていなくて、今は自分の持っているモノを全て出し切ってもゴールには届かないと思い知りました。希望とか火事場のクソ力みたいな、そんなモノでは越えられない。自分の足りないものがまざまざとわかって悔しかったです。帰り道、あと1年こんな気持ちで過ごさなきゃいけないのかーと思うと絶望感でいっぱいでした。でもその絶望感がなければその後練習に打ち込めなかったと思うので、私には必要な経験だったと思います。

そして、これは走力が無いと立ち向かえない。そのためにはサブ4 しなければ!!と思ったそうです。

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自己ベスト更新の要素は大きく3点

2022年3月 一番体重が増えた頃

野村さんの自己ベスト更新にはさまざまな要素がありますが、大きくは3つです。

①絶対にサブ4したいと考えるようになり、そのために何をしなければいけないのか考えるようになったこと。

②効率よく前に進むランニングフォームが身についてきたこと。

③そして体重減です。

私はトップアスリートのようにギリギリまで体重を落とすようなことは市民ランナーはしない方が良いと思っていますが、野村さんは健康のためにも、走力アップのためにも体重を落とさないといけないレベルでした。

体重を落とそうと思っても目的がないと中々取り組むことは出来ませんが、絶対にサブ4したいという気持ちが芽生えたことからダイエットに取り組み順調に体重は減っていきました。

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どのように14kgダイエットしたか?

野村さんが行ったことなど教えてもらいました。

①1日の脂肪分と炭水化物の量を考えるようになりました。食べても良いけど、なるべく良質な脂肪(チーズとか)を摂取して、スナック菓子やクリームのようなお菓子の脂肪は避けるようになりました。
②早朝に空腹の状態でCCP(Catalyst Cardio Performance)を飲んでランニングをする。リカバリー目的でCR(Catalyst Recovery)を飲む。最初はフラフラしましたが、そのうち楽になってきて、お腹が多少空いている時の方が気持ちよく走れるようになりました。
③街ランイベントでスローペース&長時間で距離をたくさん走るようになり持久力が上がってきました。
④CRの効果なのか、朝スッキリ目覚めやすくなりました。目覚ましをかけないでも早朝にスッキリ目が覚めるので、そのままのテンションで早朝練に出かけるようになりました。

野村さんが使っているCCP(Catalyst Cardio Performance)とCR(Catalyst Recovery)については、このような体感があったようです。

CCP(Catalyst Cardio Performance)

飲み始めて1カ月くらいで体重が減りやすくなった気がします。体脂肪が燃焼しやすい体質になったのか、食べ過ぎた日があっても体重が増えづらくなりました。数日調整をしたらすぐに体重が戻るようになりました。

CR(Catalyst Recovery)

走り込んでも脚に疲労がたまらなくなった気がします。そんなにリカバリーやストレッチに時間を使っていないのに全く不調にならないのです。

その結果、湘南国際マラソンでサブ4した時には、2021年柴又の時より14kg落とし、コロナ禍前の体重まで落ちました。

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湘南国際前の練習

とにかく身体が重たくて走れないのです。元の体重に戻すことがこんなに大変とは思いませんでした。ただ、今にして思うと、その重たい身体でトレーニングしたので、脚がかなり強くなりました。

8.9.10月は先程書いたように、早朝練をよく行いました。夜は少なめに食べるようにしてましたが食事制限というよりは走行距離で脂肪を燃やしてたと思います。減ると身体が軽くて、走った後に脚に疲労もないので走るのが楽しくて、楽しくて。眠る時間を切り上げてまで、走ってました。

最近は落ち着いてきて、普通に6時まで寝てますが、練習に熱中してた頃は目覚ましがなくても4時に起きて15㎞とか走っていたので…ちょっとヤバかったのかなーと自分でも思います。あんな事をずっと続けてたら壊れちゃうので、集中する時期は期限を決めて、やり過ぎないようにしていきたいです。

湘南国際走って感じたこと

大会までの練習で、自分は安定してペースを保って走れるという自信があったので落ち着いて走れました。今までは緊張と焦りで身体が固くなってしまっていたので、自分を信じてリラックスして走れた事が1番嬉しかったです。
自分が納得できる練習を繰り返して、怪我も不調も無かったからこそ、当日にその気持ちになれたと思うので、今後もそんな自分でいられるよう努力していきたいと思いました。

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初めてパーソナルレッスンをした時の印象

2020年練習会

初めて野村さんとパーソナルレッスンをした時、筋力はかなりあるので、やる気になって速く走るために何をすればよいかを考えれば生活習慣や食生活も変わり、サブ4できると思っていました。ランニングフォームも改善して前に進みやすくなってきました。

湘南国際マラソン前にもペースなど相談がありましたが、よほどのトラブルがなければサブ4行けると思っていましたが。とにかく自信は持って欲しいけど、過信にはならないよう注意しました。

その後のウルプロ練習会では自信がついたのか、速いグループにチャレンジするようになり、そこでサブ3.5のメンバーと一緒に走ることができてまた自信をつけるといった良いスパイラルが続き、体重もさらに2kg落ち、ハイテクハーフの自己ベストにつながりました。

まだまだタイムは伸びますが、今までより楽に走れるからといった過信から、故障や体調不良に繋がることはよくあることなので、そのあたり気をつけてタイムが伸びる。自分の成長を感じる。ことを楽しんで欲しいと伝えています。

野村さんはオールナイトランなど好きで、そこでも経験値を高めています。

どうやったら継続できるか?

最後に、これは大事なことなので書いておきます。

最近、記録が伸びてきた大きな要因はダイエット効果であるのは間違いありませんが、体重が増えた時にも故障しないで走れたのは負担のかかりにくいランニングフォームが身についたからです。そして何より100km完走したい。そのためにもサブ4したい。この悔しさを引きずるのは嫌だと本気になったからです。最初は大変だったと思うけど、諦めずに継続したことで徐々に身体が変わっていくのを感じ、それがまたモチベーションとなって行きました。

野村さんとは定期的にパーソナルレッスンをしていて、ウルプロ®︎Rebootプランをしていた時は、ランニングフォームだけではなく、練習計画を作ったり、その目的などを掴んでもらうようアドバイスしていましたが、多忙な時にはなかなか練習もできず、振り返りをする事もできなかったようです。その時の経験があるから、ただ闇雲に練習するのでは無く、小さな目標でもいいから何か目的を決めて練習するよう意識が徐々に変わり、今は忙しさを理由にせず、自分の生活の中で取り入れやすい練習時間帯や練習内容で走る回数を増やす努力を継続できています。

できなかったから駄目、では無くどうやったら継続できるようになる?と色々考えを巡らせれるようになった事が大きな違いだと思います。

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