サブ3がボリュームゾーンの別大マラソン

別大マラソンのレース展開や走って気づいたことなどはこちらにまとめました。

(2km地点あたりはほぼ同じようなゼッケン番号)

<スポンサーリンク>

今回は、別大マラソンのボリュームゾーンはサブ3あたりだということを書きます。

カテゴリー4にもサブ3ランナーはいる

別大マラソンには、カテゴリー1からカテゴリー4という参加資格タイムにより区分があることは参加した方だけではなく、興味がある方なら知っていると思います。

その多くの方は、カテゴリー1は2時間30分以内、カテゴリー2は2時間55分まで、カテゴリー3は2時間59分59秒以内、カテゴリー4は3時間30分以内だから、サブ3ランナーはカテゴリー3まで、サブ3を達成していないランナーはカテゴリー4と認識していると思いますが、それは少し間違えています。

一つはハーフマラソンや30kmのタイムでも参加できるカテゴリーがあるので、サブ3どころか初フルマラソンでもカテゴリー1とカテゴリー3で走ることは可能です。

もう一つは、カテゴリー4にもサブ3ランナーがいるということです。もちろん昔サブ3ランナーで今はサブ3.5ランナーということでも、エントリー時はサブ3してなくてカテゴリー4で申し込んだが、その後サブ3したランナーという話ではなく、今回の参加資格タイムがサブ3でもカテゴリー4からスタートする選手はそれなりの人数いるのです。

それは大会要項を読めば分かりますが、カテゴリー3までは陸連登録者に限られているので、サブ3をしていても陸連登録していないとカテゴリー3までは走れません。そしてカテゴリー4は陸連登録者以外も出場可能なので、陸連登録をしていないサブ3ランナーはカテゴリー4になります。

そしてスタートブロックはカテゴリー4(陸連登録者)はカテゴリー3の後で、カテゴリー4(陸連登録者以外)は最後ブロックになります。その中には結構速い選手がいるのです。

私も以前はその認識はなく、カテゴリー4はサブ3をしてない選手と思っていました。スタート直後に後方から凄いスピードで抜いていくカテゴリー4のゼッケンをつけた選手をみると、オーバーペース覚悟で突っ込んでいるのかな。なんて思っていましたが、実際速い選手だったのでしょう。

<スポンサーリンク>

カテゴリー別エントリー数

今回のカテゴリー別エントリー数は以下の通りです。(別途、視覚障害者13人)

  • カテゴリー1  204人(海外招待3人、国内招待8人、一般193人)
  • カテゴリー2   1,115人
  • カテゴリー3  625人
  • カテゴリー4(陸連登録) 1351人
  • カテゴリー4(陸連登録以外) 870人
  • 合計  4,165人

2時間59分台がなんと約180人

私はカテゴリー3の448番目で、全体では1,747番目になります。4,165人中1,747番目なら上位42%になりますが、カテゴリー4(陸連登録以外)の中にも私より速い選手はいるけど何人かは分からないので、陸連登録以外を除いた3,295人を分母として考えると上位53%です。実際参加者の真ん中あたりなのでしょう。

今回、カテゴリー3は2時間55分01秒から2時間59分59秒までの4分59秒に625人の選手がエントリーしているのです。

ちなみに私は2022年3月の東京マラソンのタイム2時間59分03秒でエントリーしましたが、私のゼッケン番号から考えるとこんな感じになります。

2時間55分01秒から2時間59分03秒は448人

2時間59分04秒から2時間59分59秒は177人

また、私より3秒速い2時間59分00秒から02秒にも複数人いるでしょうから、2時間59分台は180人以上いると思われます。

カテゴリー4(陸連登録)は30分01秒に1,351人がエントリーしていますが、計算すると1分間に約45人なので、いかに1分間に180人のエントリー数が多いのか分かるでしょう。

(今年は通常2年間の資格タイムが特例として5年間に延長されたことも影響しています。)

(参考)2020年と2023年大会出場時に提出した私の資格タイムに大きな違いはありませんが、ゼッケン番号は2020年が1921で、2023年は2247と326番も遅くなっています。

<スポンサーリンク>

サブ3ペースで走る分厚い壁

そして、カテゴリー4(陸連登録)の前方の選手には3時間00分00秒や01秒などほぼサブ3の選手もいますし、サブ3を狙って走る選手は少なくありません。

カテゴリー3の大半の選手は2時間50分から2時間59分59秒を目指して走りますが、そこにカテゴリー4(陸連登録)の上位選手が加わります。

今回は、さらにカテゴリー2(2時間30分から2時間55分)の選手の中にも資格タイムを出した時より力が落ちサブ3を目標に走る選手もそれなりにいて4’15/km付近のペースで刻んでいたので、過去にないくらい序盤から4’15/kmペースで走るランナーの層が分厚くなりました。

先日書いた記事の中で、意識して前に出ようとしないと、サブ3ギリギリのペースに落ち着いてしまうと書きましたが、ほんと4’15/kmくらいで走る選手が多かったのです。

カテゴリー1、2の選手はスタートと同時に離れていくから関係ないのですが、今回私の整列位置辺りからスタートして4’05/km前後で走るランナーが多数いるあたりで流れに乗って走りたいと思うなら、スタートで出遅れている分を取り戻すために、突っ込むと表現するくらいのペースで走って前の選手を抜いていかないと辿り着きません。ただそのように走ろうと思っても今回くらい層が分厚いと接触リスクが高まるだけではなく、脚や体力を無駄に使いすぎてしまいます。

カテゴリー3の前方の選手に話を聞くと4’00-4’05/kmの気持ち良い流れに乗れたと話していたので、今回のようにまさにボリュームゾーンど真ん中ではなく、もう少し前からスタートできるよう東京マラソンでタイムを伸ばしたいと思います。

<スポンサーリンク>

カテゴリー3の選手は実際どのくらいのタイムで走ったのか?

さて、カテゴリー3の選手は実際どのくらいのタイムで走ったのか速報で調べてみました。

(注)タイムはグロスタイムでカウントしました。

一番速い選手は2:36:21で2時間50分以内が24人。2時間50-55分00秒が56人。カテゴリー3からカテゴリー2への昇格は80人。

2時間55分01秒から2時間59分59秒のカテゴリー3維持が137人。

カテゴリー3のエントリー者数は625人なので、昇格または維持できたのは1/3程度です。

カテゴリー4(陸連登録者)のサブ3は44人 全体の約3%

カテゴリー4の選手を調べたところ、サブ3したのは陸連登録者44人、陸連未登録者55人でした。

陸連未登録者は仮に2時間30分でもカテゴリー4になるため、今回サブ3した55人の一定数は、元々サブ3ランナーでしょう。(トップは2時間40分そこそこで走ってます。)

カテゴリー4(陸連登録者)のエントリー数は1,351人で、今回サブ3したのは44人ですから約3%しかいません。

3時間00分台、01分台の持ちタイムの選手もそれなりにいるでしょうから、思ったより少ないと感じました。

カテゴリー3の位置からスタートした私でも分厚い壁に感じたのだから、そのさらに後ろからスタートしたカテゴリー4の選手にしたらさらに分厚く感じたことでしょう。

別大カテゴリー4からサブ3狙うには

来年以降は資格タイムが通常(過去2年間)に戻るでしょうが、サブ3を狙う選手は引き続き多数参加し4’15/kmペースで走る分厚い層ができると思います。風向きにもよるのだけど、今回の私のように中間点を1時間29分台で通過だとかなり厳しいです。30kmからは小刻みなアップダウンや折り返しが続き前半より体力を使います。終盤多少ペースが落ちてもサブ3できるよう少なくとも1時間28分20秒くらいでは通過したいところです。カテゴリー4前方は40秒ほどロスタイムがあるので差し引くと1時間27分40秒となりますが、そのペースは4’09/kmペースです。このペースで余裕を持って25kmあたりまで走れればサブ3への道は開けるでしょう。

<スポンサーリンク>

フィニッシュタイム1分ごと人数

フィニッシュタイムを調べて1分ごとの人数を調べてみました。

1分ごとで一番多かったのは3時間25分台でしたが、3分間の幅で見ると、2時間57-59分台が最も多く、大会の公式動画を見ても3時間に近づくあたりのフィニッシュ地点は大混雑でした。

フィニッシュラインは駆け抜けろ

今回の私のように分未満が47秒とか48秒だと印象の残っていないと思いますが、59秒でフィニッシュしたはずなのに、記録を見ると00秒や01秒で計測ミスではないか?と思っている方もいるでしょう。

そのあたりについてまとめたのは以下の記事です。読んでみてください。

3時間00分59秒だと思ったら、3分01分00秒や3分01分01秒でもさほどガッカリしないと思いますが、2時間59分59秒だと思ったら3時間00分00秒だと相当悔しいと思います。それもギリギリスパートしてその結果であれば仕方がないのだけど、ラスト50mで1秒や2秒は短縮できる余力があったのであれば悔しいです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA