神宮外苑12時間走〜補給と終盤の展開〜

今回は、補給とついてと、終盤頑張って走ることになった理由を書きます。

補給も準備不足

東京マラソン走った直後で、心身ともに次のレースに気持ちが乗らないまま前日になりましたが、ウルプロ練習会が終わって自宅に戻ると22時を過ぎていました。通常なら前々日までに準備は終えていますが、今回はその気分にならず金曜日夜に揃えてザッグに詰めました。

補給食は、アスリチューン・ポケットエナジー、エナゲインを数個づつと、塩分補給のために塩タブレットと、経口補水パウダー、そして、水素配合のマルチビタミンCatalyst Recovery、消化サポートのCatalyst Athlete Enzyme、そしてドラッグストアで買ったゼリー飲料を数個用意しました。

過去24時間走を走る時はキャスターにたくさんの補給食を詰めていきました。アスリチューンだけではなく、様々な状況・状態に対応できるように固形物や、豆乳などパック飲料なども持っていきましたが、今回もスポーツエイドジャパンがエイドを運営されているから固形物は大丈夫だろうと用意しませんでした。

序盤はポケットエナジーを中心にエネルギー補給して良い感じでしたが持ってきた数が少ないので、ゼリー飲料など取りつつ、エイドで固形物が出るのを待ちましたが、ちょっとタイミングが合わず食べたい固形物がないままドリンクだけの時間帯もあり、少し意欲がなくなったことに気づき、「あ、ガス欠気味だ」と慌てて、エイドでご飯系の食べ物を2つ食べたら、少ししてガス欠は解消していくのを感じました。

今回、アスリチューンの持参を少なめにしたのは、アスリチューンは不安なく使えるのは分かっているので、先々のレース中のことを想定して普段あまり食べないエイドの食事を食べるなどいろいろ試すことにしました。

今回少なからず気持ち悪くなった方がいましたが、塩分補給が足りないのも原因の一つだと思います。私はその辺り対策をしたのと、水分摂取量もコントロールしたので、胃腸障害の気配はありませんでした。また、Catalyst Athlete Enzymeを4時間ごとに摂取した効果は大きいです。

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終盤頑張らざるをえなかった理由

今回は順位など気にしないで走っていましたが、6時間くらいで貼り紙を見ると5位とか6位でした。10時間で100km前後走ったら、休憩長めにして、張りが出てきた大腿四頭筋をルコエランでマッサージして良い状態にしてから、ラスト30分くらい気持ちよく走ろうなど、大きな疲労を溜めずにレースを終えるためにアレコレ考えていました。これはレース前の最大の目標なので、まさに計画通りだったのですが、1回順位を見てしまうと気になってしまうものです。

8時間経過で3位に上がっていて4位に3、4周差が付けていたので、これだけの差があれば上に書いたように休憩をしながら走っても3位はキープできるだろうと思ったのを記憶してます。ちなみに1、2位はかなり先を行っています。

誰が4位なのかゼッケン番号を確認して、その選手に抜かれたり、抜いたりする際にチェックしようとしましたが、暗くなってきてゼッケンが見えにくいので誰だかよく分からないのです。また潰れて休憩していることだってあるのです。

9時間経過時点で、差は広がっているかと張り紙を見るとなんと2周差に詰められていました。張り紙はだいたい30分後くらいに張られるので、最後までギリギリの勝負はしたくない。4位の選手が張り紙を見ているかは分からないけど私との差を詰めたことを知れば元気になっているはず。時間走は精神面がとても大きいので、10時間経過時点の張り紙で差を広げて追いつけそうにない。と思わせるよう、そこからしばらくはペースアップして周回を重ねました。

そして10時間経過時点の張り紙では3周差に広げていました。その頃には4位が誰か分かっていて、ラグビージャージのような横縞のシャツを着た若い大柄な選手で前半は仲田選手の前を走っていた選手です。

その張り紙を見たのは残り1時間半。10時間以降にその選手に抜かれてないから90分で3周差。しかも私は余力があったのでセーフティリードかと思ったら、24時間走の速い集団にその選手はついていて抜かれました。これで2周差。しかも、相手は結構元気が残っている感じでした。

レース前、レース前半も順位など気にしていなかったけど、こうなると負けたら悔しい。

ルコエランでケアしたり、長めの休憩とかの計画は流れました。

どうしたら勝てるか?を考えた。

24時間走はラスト1周は端数まで計測するが、12時間走は12時間経過前に通過した周回で終了になる。ラスト1時間で私が7周すれば4位の方は9周しなくては周回数で並べない。並んだとしても私の7周目が彼の9周目より早い時間に通過していれば私の勝ち。

レース終了4分前に、私は最後の周回となる88周を終えようとする直前で、スパートをかけていた4位の選手にもう1回抜かれて1周差となった。仮にその選手が1周1325mを4分で走り切っても私の勝ちが確定。

終盤3時間は緊張感持って走れたので短く感じましたし、このようなスリリングな展開はやっぱり面白い。4位の選手は前半かなり速かったし、終盤も速かったから、多分暑い時間に体調が悪くなり走れない時間帯があって涼しくなり復活したのでしょう。

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24時間走の前半12時間のつもりで走る

実は今回は12時間走は、24時間走に出ているつもりで12時間走りました。24時間走であれば前半12時間が終わって全く余力がなければ後半12時間は走れません。走った経験がないとイメージできないとは思いますが、フルマラソンを走るつもりでハーフ地点で終えたら余力がありますよね。そんな感じで走ったのです。

もちろん、最近はフルマラソンより長い距離を走ってない中で、一気にその3倍近く走ったのだから疲れましたが12時間終わって一杯一杯ではありませんでした。結果的に終盤順位を意識する展開になりペースを上げたために体力を使いましたが、過去の24時間走だって12時間時点ではもううんざりな状況でした。24時間走はそこから12時間を走るレースなのです。その時と比較すると今回は自己ベストの214km走った時の前半(113km)より余裕がありました。しかも今回は5日前にフルマラソン走っているのです。

今回の12時間走は、来年なのか、再来年になるのか分からないけど、また24時間走を走る時の目安になりました。前半を今回くらいの負荷で115km走れたら、後半105kmは走れる感覚はある。すると220kmが見えてきます。日本代表を目指すようなレベルではありませんが、出場するからには目標を持って走ります。

今回のレース中盤も終盤も、レース後も、しばらく時間走はしたくないって思いましたが、忘れやすいのか1週間経ったらもうキツさを忘れています・・・。

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