
2年前から800mや1500mなど中距離を走るようになりタイムも順調に伸びていますが、ランニングフォームも少しづつ変えています。
特に中距離用のフォーム、マラソン用のフォーム、ウルトラマラソン用のフォームと意識的に変えてるわけではなく、基本は同じで、そのスピード域で効率よく走れるよう最適化というか調整してます。
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スピードはピッチ×ストライドで決まりますが、スピードを上げる時にピッチに頼るとスピードの限界はすぐきてしまいます。
その辺り書いた記事です。

私はマラソンでは平均キロ4切って走れませんが、800mや1000mならキロ3切って走れます。
800mの自己ベスト2’21は2’56/kmペースですが、これはピッチを200に上げても1.7mのストライドが必要なのです。
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私は2分18秒くらいを目標にしてますが、ピッチを上げてスピードを上げるのは難しくなっている反面、ストライドを伸ばす余地はかなり残っていると試行錯誤してます。

ストライドを伸ばそうとすると、膝下を振り出すように足を伸ばす人いますが、それだと接地時に上体が間に合わず、身体の軸より前方での接地になるのでブレーキがかかり身体が沈むなど、エネルギーロスが多く発生します。
そのため私が注力しているのは、地面を押しやすい位置に上体を持っていき、接地のタイミングに合わせて地面を押し、落下エネルギーを推進力に変えることです。
私の感覚では小さいジャンプを繰り返しています。そのために取り組み始めたのはピッチをやや落として浮遊感を感じる時間を作ることです。昨年、中距離だけではなく、5000m、ハーフ、マラソンで自己ベストが出せた理由の一つがこの取り組みです。
マラソンシーズンが終わり、神宮外苑を走り、中距離シーズンへの切り替えとして3月末に公認1500mを走りましたが、その直前に半年ぶりに中長距離用スパイクを履いて400m走ったら硬くて上手く接地のタイミングが合わなかった記憶あります。そのため100m流しでタイミングを合わせていきました。
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火曜日のウルプロ練習会前の時間帯に、週末1500m走って必要と感じた練習を試してみました。
私が必要だと思ったメニューは800mと1500mではもちろん異なりますが、1500mであればスタート位置から300mまでレースペースで入って、そこから400m惰性で走る。それをリカバリーをしっかり入れて何本かするなどいくつか実践向けのメニューを作りました。
練習会前で時間もあまりなく、練習会もマラソンペースで走るので、あまり追い込まないように300mを3本、4分サイクルで行いました。

アシックスメタスピードLDを履きました。
とにかくリラックスして、ピッチは抑えて浮遊感を感じながら走りました。
タイムは54.0-53.9-52.1でした。
タイムは感覚通りですが、このくらい身体をゆっくり動かしてもキロ3切れちゃうんだ。と感じました。
こちらはガーミンのデータを切り貼りしたものです。

平均ピッチ175-180は感覚通りで、ピッチが200を超えているのはスタートの加速場面でしょう。
そして、ストライドが1.89-1.95mまで伸ばせているのは、ちょっと驚きでした。
メタスピードLDはピンのないスパイクで、ソールに突起がある黒い部分がカーボンプレートです。見た感じからして硬そうだけど実際硬いです。
先月末に履いた時は、この硬さにタイミングが合わなかったけど、火曜日はなんとなく掴めてきました。私の場合だと地面を蹴るのではなく、落下エネルギーをしっかり載せるように走ると弾んでくれます。
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メタスピードLDとメタスピードLD LE
メタスピードLDはピンレススパイクですが、新たなスパイクとしてソール以外はほぼ同じ見た目のメタスピードLD LEが発売されたので最近購入しました。まだ履いていません。

左がLDで、右がLD LEです。
中長距離用スパイクのピンは通常6-7本ありますが、LD LEは4本です。それでもピンレスのLDをベースに設計されているので+4本のグリップ力向上効果は大きいのではないかと期待しています。
カーボンプレートか樹脂プレート+ピン構造か
LD LEは履いてから感想など書きますが、違いはソールです。アッパーやミッドソールは同じでスカラサイズ感なども同じです。デザインも上から見ると同じなので近くに置いておくと、片方ピンレス、片方ピン付きを持って行ってしまうなんてミスや、右足を2つ持って行ってしまうなんてミスも考えられます。

カーボンプレートと樹脂プレートは触ったり曲げると違いは感じ取れます。LD LEも柔らかいわけではありませんが、LDと比べると手で多少曲げられる程度の硬さです。LD LEのピンは並行ピンが付属されていますが、ドラゴンフライに付属しているニードルピンも付けて違いなど試してみたいと思っています。

重量はピンの重さの違い程度で、4g程度LDが軽いけど、履いたら分からないレベルです。


マスターズ陸上が開始されるまでに、どちらが走りやすいのか、パフォーマンスを発揮しやすいのかしっかり試してみます。
また、アイテムを生かすためにも、良いコンディションで練習ができるようケッズトレーナーでケアをするだけではなく、セルフケアも行なっています。