チャレンジ富士五湖序盤の接触リスク軽減など、レース中のトラブル防止について

4年前にこのような記事を書きました。

内容は118km第2ウェーブスタートから、100km第1ウェーブスタートまで15分しかないのは危ないと言う内容です。2018年までは118kmスタートから100kmスタートまで30分あいていても、歩道が狭い山中湖に向かう道で、私くらいの走力でも30分前にスタートした118kmの選手に追いついて、抜く時にお互いストレスを感じていましたが、この記事を書いた2019年は15分しかないから、かなり手前から118kmのスローペースの選手と100kmの速いペースの選手が混在し非常に走りにくいばかりか、接触リスクも高まり、それを避けるために歩道を越えて車道を走る選手も少なからずいました。これは改善しないと危ないと当時主催者にも連絡した記憶あります。

2人が並んで歩ける程度の歩道を、キロ7とかキロ8のランナーが走っている横をキロ4切って速いランナーが抜いていく。キロ8のランナーをキロ6のランナーが抜こうとしている後ろから、キロ4のランナーが迫ってくるとか、とにかくスピード差があるランナーが狭い箇所に混在していたのです。

2020年、2021年は中止になり、2022年に参加した際は、118km第1ウェーブが4:15スタート、第2ウェーブが4:30スタートで、100km第1ウェーブは5:00スタートと、30分間隔があいたので、安全面を配慮して対処してくれたと感じました。

ちなみにウェーブの決まり方は主催者でないから正確なところは知りませんが、速いランナーが先のウェーブであることは間違いありません。

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募集要項では15分間隔だった

今年の大会要項が出た時に読み込むと、また15分間隔に戻っていて驚きました。

その時は自分が走るか分からないけど、ウルプロメンバーや、アスリチューンサポートランナーも走るので安全に競技に集中できるレースにして欲しいと主催者にメールを送りました。

さて、チャレンジ富士五湖のスタート時間に関しまして、118kmの第二ウェーブスタートが4:15で、100kmの第一ウェーブスタートが4:30と15分しか間隔がないと、山中湖までの狭い歩道で抜く際に100kmのランナーは抜きにくく、118kmのランナーは後ろが気になり非常に走りにくくなります。スピード差がありすぎるランナーが混在すると非常に危険です。30分間隔をあけたら、ある程度は緩和します。レースの終了時間を考えても118kmは19:15ですから、100kmをそれぞれ15分間後ろにずらすことはできます。

スタート時間に関して、以前は118kmと100kmは30分はあけておられましたが、その後118kmがウェーブスタートになってからも、15分間隔であったり、30分間隔であったり開催年により変わっていますが、山中湖までの混雑状況の把握はしっかりされた方が良いと感じています。

その後、前向きに検討します。と返事があったけど、大会要項を見ても変わってないので、15分間隔のまま変更なしかと思っていましたが、先程調べてみると30分あけてスタートになりました。

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30分間隔があいた

大会スケジュールより

当初2ウェーブだった118kmが一斉スタートに変わり、100kmのスタート時間は変わらないので間隔は30分あけることができました。

118kmの参加者が当初予定より少なかったのが理由なのか、やはり30分間は開けねば安全に運営できないと判断したのかは分かりませんが良かったです。

それでも、30分間だと100kmの部の選手がキロ5で走っていても、山中湖手前の細い歩道で118kmの選手を抜くことになるので、お互いストレスがないようにペースダウンするとか、広くなった場所で抜くなど譲り合いして欲しいです。イライラすると気分も悪いし注意力が散漫になり思わぬ怪我に繋がります。

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当日の天気予報を見て、私だったら準備すること

明後日早朝は多少雨が降るかもしれませんが霧雨程度です。風も強い予報でしたが、これも弱まりました。

少し気になるのは日中22℃まで気温が上がるのと、湿度がかなり低く乾燥していることです。日差しがどのくらい強くなるかにより体感温度は変わってきますが、日差しが強いと結構暑いレースになります。

今回私は走りませんが、走るならこんな準備をします。

・日差しが強い時間はあるだろうから、アグレッシブデザイン・ファイター(日焼け止め)は2回塗る。

アスリチューンなどエナジージェルはもちろんとるが、エイドステーションにうどんや味噌汁など塩分補給できる物があれば積極的にとる。

・軽く小さなパッケージの経口補水パウダーを5本くらいもち、体調に合わせてとっていく。

・気温が高いと胃腸の調子が悪くなるので、特に固形物を食べる前にはCAE(Catalyst Athlete Enzyme)を飲む。

・暑いと冷たいモノを飲みたくなるが、胃の働きをよくするために、温かいドリンクも飲む。

・少し暑いと感じると水分をとりたくなり、結果的に過剰摂取になりがちなので、頭や首筋に水をかけて冷やす。その際、シューズにはかからないようにする。

・ボトルやフラスクと、マイカップは必携品だから持たねばならないが、5kmに1回はエイドがあるのだから大きなボトルは不要。500ccでも普段身につけて走っていないと結構重い。ボトルに水分を詰める時間ももったいないので、私が出るなら300cc程度の容量のフラスクに200cc程度スポーツドリンクをいれて所持する。エイドではマイカップで飲む。エイドがコースから外れていたり、食べたいモノがないことが事前に分かっているなら、そのエイドはパスして、所持している水分を飲む。そして次のエイドでフラスクに水分を補充する。

・ザッグは背負わない。背中の動きが悪くなるだけではなく、日中はかなり暑くなると思う。nakedランニングバンドに必携品の軽量レインジャケットやマスク、アスリチューンなど補給食をいれて走れば、普段と同じ感覚で走れる。

・インナーウェアは要らないかな。今回の気象条件などインナーウェアを着用すると熱がこもって熱中症リスクが高まることもあります。

・水被りをすれば多少靴は濡れて靴擦れは起こりやすいし、かけた水だけではなく汗もかいて股擦れも起きやすくなります。スタート前に擦れ防止クリームを塗っておくだけではなく、小さなビニールに小分けし所持して擦れたら早めに塗る。

その他、制限時間ギリギリのランナーに向けて、いろいろアドバイスしたいことはありますが、そろそろウルプロ練習会に向かうのでこのあたりにします。

直前でも絶対に知っておいた方が良いことはありますし、それが目標達成できるかどうかの鍵になることもあります。昨夜ウルプロメンバー向けにオンラインで、チャレンジ直前対策セミナーを開催しました。リアル・ウルトラセミナーに参加したメンバーも大会直前のこの時期に改めて確認できてよかったと感想のメッセージをいただきました。

来月は野辺山ウルトラマラソンや、柴又100K、弘前100K、6月はサロマ湖ウルトラマラソンなど開催されます。野辺山ウルトラマラソンと、サロマ湖ウルトラマラソンに向けた対策を伝えるリアル・ウルトラセミナーは開催する予定です。参加ご希望の方はFacebookページのメッセージにてお問合せください。日程などお伝えします。

3年ぶりに3/26、4/3にリアルなウルトラセミナーを開催しました。こちらは100kmを中心としたウルトラマラソンの準備やレースマネジメント、トラブル対応など、各論ではな全体感を掴んでもらうセミナーです。全体感が分からないまま各論に入っても良い準備はできません。

各大会に向けたセミナーでも、ウルトラマラソン全般についての話はしつつ、その大会特有のことや、その対策などを考え、参加者それぞれの目標達成に向けたプランを自分で設計できるようにします。

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