日曜日に公認1500mを走りました。もちろんフィニッシュしたらかなりキツかったのだけど、中盤で心肺が終わってペースを上げられなかったからか、脚の疲労はさほどありませんでした。

やはり私の場合は、心肺が終わらないように前半走って、キツくなってもギリギリゴールまで走れそうなタイミングでスパートするのがタイム的に一番速いと思います。この辺りは個人差あるので、いろいろなパターンをやってみないと分かりません。
5月5日に2023年のマスターズ陸上初戦の埼玉マスターズ陸上記録会に出場します。
マスターズ陸上には、各県マスターズ連盟が主催する大会以外に、関東とか、関西などブロックの大会、さらに東日本や西日本などさらに大きな大会があり、その上に全日本があります。ただ全日本は2019年を最後に開催されていません。
その各県連盟主催の大会には、記録会と選手権大会があり、選手権大会は賞状やメダルがあるけど、記録会はそれらがありません。
今回は記録会です。
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日曜日の走りがイマイチだったのと、どのスパイクを使うか決めかねているので、昨日は鴻巣競技場に行ってきました。織田フィールドと違って利用料はかかりますが安いし、スターティングブロックやミニハードルなども借りることできます。
ダメージは少なそうと思っても1500mを全力で走っているので無理をする気はなく、スパイクを履き替えて100m流しをしてタイムと感触を感じて、800mと1500mのシューズを決めることにしました。

まず、ストリークフライでジョグして体調をチェックする。中々1人の練習は気持ちが高まらない。
それから100m流しに入りました。全力ではないけど反発をもらえるタイミングなどはしっかり合わせて走りました。今回大事なのは速いタイムを出すのではなく、同じような出力で走ることです。
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ナイキ ストリークフライ
ストリークフライはヴェイパーフライほどは厚くないけど、規定には合致せず公認トラック競技では使えません。またカーボンプレートは入っていないので反発も強くはありません。ただ軽いので走りやすいシューズです。
今回はこのシューズで走ってそのタイムを比較に使いました。

タイム 17秒5
まあ、こんなもんでしょう。良い基準になりました。全力で走ればもう少し速く走れるけど、カーボンシューズよりスピードを出しにくいです。
今回は、1本走ったら、スパイクを履き替えて歩いてスタートラインに戻るので4分くらいのリカバリーになります。
アシックス メタスピードLD

こちらはスパイクピンがない中長距離用スパイクです。アウトソールにカーボンプレートが使用されていて接地の仕方で反発は大きく変わります。
タイム 16秒2
ストリークフライと同じような負荷で走ると、明らかに反発で身体は前に進む。このくらいのペースなら800mの150mくらいまで入ってもよいかな。と感じた。
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アシックス メタスピードLD LE

先程のLDはカーボンプレートでスパイクピンはありませんが、LD LEは樹脂プレートにスパイクピンがついています。M×Kディスタンスの3月末の公認はLDを履き、昨日はLD LEを履きました。
ソールがカーボンプレートのLDの方が反発は強く足離れが速く、LD LEは比較すると反発は弱く、足離れは遅く感じます。ただピンが付いていることから地面を掴み蹴り出すことで、LDよりスピードが上がるように感じます。
タイム 15秒4
LDより速いけど、LDの時より脚の筋力を使っているように感じました。
ナイキ ドラゴンフライ

今、日本の中長距離で一番履かれているスパイクはドラゴンフライだと思います。以前より供給体制がよくなり、中学生や高校生でも結構履いていますし、ショップのスタッフに聞いたら、小学生の短距離にも使われているらしいです。
タイム 16秒1
LD LEはちょっと脚の筋力を使った感がありましたが、ドラゴンフライはLDと同じような感覚で走りました。そしてタイムも同じくらいでした。
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(参考)ナイキ マックスフライ

短距離スパイクに履き替えて走ってみました。中長距離用スパイクと違って歩きにくいので、ゆっくりジョグでスタート位置に移動して、同じだけリカバリーしました。
タイム 15秒4
メタスピードLD LEと同じタイムですが、スピードに乗れていない感じがしました。それでも同じタイムなんです。
走り終わってから、ふと、接地時にエアポッドを潰すように、もしくはソールで地面を押すように意識しちゃったと感じたので、次はそれらの意識は持たずに走ると、明らかにスピード感が変わってきました。
タイム 14秒5
やはり、その前は短距離用スパイクだからか変に意識しちゃっていたようです。それまでの中長距離用スパイクで走ったようにスタートそろりでリラックスして走ったら1秒近く速くなるのだから、面白いです。
マックスフライは別にして、800m、1500mで履くスパイクの中でタイムが一番速かったのは、メタスピードLD LEですが、感触が一番良かったのはメタスピードLDです。
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メタスピードLDで300m流ししたら・・・
そこでメタスピードLDで300m流しをしました。
競技場では、女子選手2人に、コーチが2人ついて、タイム読みをしながら400mインターバルを72秒設定でそれぞれやっていました。邪魔にならないタイミングで1500mのスタート位置からスタートしてリズムよく走っていく。100mは良い感じだけどコーナーに入って150mくらいで脚がやや重くなり、直線に入るあたりでは動きが悪くなる。
それまで全力じゃないにしても100m流しを6本してるし、前日に1500m走ったのだから仕方ないな。と思いつつ、ややペースが落ちるのを感じながら走り切って時計を見るとビックリ。
タイム 48秒9
54秒(キロ3)よりは速く入っているとは感じていましたが、51秒ペースで後半落ちて52秒くらいと思っていたので48秒台は想定外でした。
流石にこのペースで中距離は走れないので、3分30秒リカバリーして、もう1本余裕度を高めて走りました。
今回は100m通過で時計を見ると17秒台。そのままの感覚で脚が終わる感じもなく走り切りました。
タイム 53秒2
1本目をかなり速く走り、その疲労が完全に抜け切る前に走ったにしては良い感触でした。
800mをこのペースで走ると2分21秒87になり、自己ベストより遅いけど、このペースで走ればラスト200mは上げられます。
1500mだとこのペースは私には速く、300mであと2秒くらい落とすと余裕度が高まると感じました。
アールエル Type-N/ON
「ATHTRACK AC」×「R×L」共同開発の中・長距離専用ソックス誕生!
今回のソックスは、アールエルの新製品 Type-N/ONです。
メーカーページの中にこのような一文があります
前への推進力を増幅させるべく考えられた特殊加工の滑り止めにプラスして、
滑り難いマイクロファイバー糸をソックス全体に使う事で、これまでにない素足とシューズの一体感を実現。
まだ履いた回数は少ないけど、まさにこのような感覚でした。生地の繊維が細かく履き心地も気に入りました。トラックレースで試してみてください。
自分の姿勢や動きを俯瞰する
もうちょい走りたい気持ちもありましたが、足りないくらいがちょうどよいので、残った時間はスタートブロックを使って、セットからスタートまでを自撮り動画で撮影してみると、なんだか相当カッコ悪い。

このような時に、何となくカッコ悪いで終わらせないで、具体的にどこがカッコ悪いのかを知ることが大事なのです。
そこで、YouTubeでトップ選手の走りと比べてどこが根本的におかしいのかとチェックしたら、あることに気づいたので、そこを修正したら少し変わりました。
一番は目線は指先を見ていましたが、速い選手はシューズの方を見ていました。指先を見ているから顔が上がってしまい、お尻が高く上がらないのです。目線を変えただけで少し良い感じに変わりました。指の位置が左右揃っていないのは、前に出やすい重心位置を探っているのです。

スタートブロックを使ったり、スタート姿勢とか教わったことないので、自分なりに試行錯誤するのも楽しいです。
800mや1500mを速くなるには、100mなど絶対的なスピードを速くする必要があります。特に私は元々中距離ランナーではなくマラソンなど長距離をメインに走っているのだから絶対的なスタミナは生粋の中距離ランナーよりはあります。そこを生かすためにも身体を速く動かす能力を高めることが大事なのです。
そして、その身体の動きはマラソンなど長距離にも繋がります。

中距離を速くなりたいという点では、スタートブロックを使った練習は必要ないのですが、出来ないことをやるのは楽しいし、自分はどう動いているか、どのような姿勢なのか?など俯瞰する力を付けたり、修正する力は、コーチとしての力を高めると感じました。
コーチとしての幅を広げるには、他のスポーツや種目にもいろいろ取り組むことが大事だと思っています。特に自分がすごく下手なこと。できない初心者的なことが良いと感じています。出来ないことが出来るようになるキッカケや気づきを得ることができるからです。