川の道フットレース大会記録の区間ペース

NPO法人スポーツエイド・ジャパン主催の川の道フットレース日本横断ステージ(513km)で優勝した仲田光穂選手について、こちらの記事を書きました。

速報画面に掲載された平均ペースは8:53/kmですが、こちらはレストポイントの休憩時間も含んでいるので、実際走行中はどのくらいのペースで走ったのか知りたくて、仲田選手にチェックポイント到着時刻記録表の画像を送ってもらいました。

その時刻をもとにして以下の一覧を作成しました。

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レストポイントの休憩時間

大会ルールで1箇所につき最低2時間の休憩が義務付けられています。仲田選手は最初のレストポイントは2時間52分の滞在でしたが、2箇所目の小諸グランドキャッスルホテルでは7時間17分しっかり休みました。中々眠れなかったようですが足休めになったようです。そして3箇所目を合わせて14時間28分の滞在時間でした。

また、レストポイント以外でシューズを脱ぐような20分以上の長い休憩は、コンビニで20〜30分休憩を3回、すき屋で約25分したとのことです。

走行ペース

レストポイント滞在時間を除くと513.3kmを61時間35分で走ったことになり、この平均ペースは7:12/kmです。距離を考えるとこのペースは十分速いですが、このペースには信号待ちや、途中コンビニなどに立ち寄った時間など含まれています。

チェックポイント間の区間ペースも計算しましたが、序盤は100km過ぎまでキロ5分台で走り、そこから登り区間が続きますが、キロ6分台で200km過ぎまで走っていることが分かります。群馬県から長野県に入るあたりでペースは落ちましたが、CP13のレストポイントで休憩すると再び速いペースになっています。3箇所目のレストポイントを出てからの28.8kmも平均キロ6に上がるので、400kmを超えても脚を休めればそんなペースで走り続けることができるのは驚きです。それ以降もキロ10分を超える区間はなくゴールしました。

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今回の完走時間別人数

大会の速報画面を元に完走者の完走時間を調べてみました。

完走時間人数累計人数
3日(72時間)以上
3日半(84時間)以内
22
3日半(84時間)以上
4日(96時間)以内
46
4日(96時間)以上
4日半(108時間)以内
410
4日半(108時間)以上
5日(120時間)以内
2333
5日(120時間)以上
5日半(132時間)以内
5184

完走者の半分以上はスタートから5日以上に集中しています。このことからも3日と4時間少々でゴールした仲田選手のスピード感はイメージできると思います。

また今回131人がスタートし制限時間内にゴールできた選手は3分の2程度ですが、制限時間に間に合わなくてもゴールを目指して一歩一歩進んだ選手もいます。また途中でやめざるを得ない状況になり涙を飲んだ選手もいるでしょう。ただ、フルマラソン12回分以上という過酷な大会を走りたいと思いスタートするだけでも凄いことだと感じています。

また長時間のレースを運営する主催者や、その主催者をサポートするスタッフ・ボランティアなど多くの熱意により成り立っている大会です。

この大会に出場した選手の中には、3週間後の弘前24時間/48時間選手権大会に出場する選手も少なくありません。昨年は2週間しかなかったから大変だったけど、3週間あれば回復できるという声も聞きますが、身体の回復力だけではなく、心の回復力も凄い。

弘前24時間走に出場する有力選手についてはこちらに掲載しました。

今回、レストポイントでの筋肉のケア・回復にルコエランを使った選手もいますが、様々な場面で活用できる商品です。

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アスリチューン

アスリチューンを製造販売する株式会社隼は、NPO法人スポーツエイド・ジャパンの主催大会の協賛企業として、上位選手の賞品としてアスリチューンを提供しています。

仲田選手は、今回の大会でレストポイントごとにアスリチューンを5個持ち、走行中に15個程度摂取したと話しています。どんなに速い選手でも補給ができなくなれば長時間・長距離のレースを走り切ることはできません。そのため過酷な状況でも飲めるエナジージェルがあるということは大きな武器になります。

弘前24時間走や48時間走を走る選手の中にもアスリチューンをエイドステーションで出される食事などと組み合わせて使う選手はそれなりにいると思われます。

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