私がサロマ湖ウルトラマラソンを初めて走ったのは2012年です。それから2019年まで8回走りました。
レース終盤のワッカで1位とすれ違ったことはありませんが、入賞選手や女子優勝者とはすれ違っています。当時からワッカで優勝選手の走りを見たいと思っていましたが、優勝タイムがグングン伸びていることで中々難しくなっています。
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私のタイムと優勝タイム〜終盤すれ違っていない〜
こちらは私のタイムとその時の優勝タイム、そして優勝者の98km地点の推定タイム、最後は私の79km推定タイムです。
優勝者の推定タイムはフィニッシュタイムの98%で計算しました。残り2キロなので大きな乖離はないでしょう。私の79kmタイムは80kmスプリットタイムから70-80kmのラップタイムからその時走っていたであろう1kmタイムを差し引いた数値ですが、こちらも乖離があっても1分程度でしょう。
開催年 | 私のタイム | 優勝タイム | 98km | 私79km |
2012 | 8:56:17 | 6:33:32 | 6:25 | 6:58 |
2013 | 8:53:20 | 6:37:16 | 6:29 | 6:59 |
2014 | 9:25:55 | 6:40:15 | 6:32 | 7:18 |
2015 | 8:26:45 | 6:35:49 | 6:27 | 6:32 |
2016 | 9:22:56 | 6:37:05 | 6:29 | 7:20 |
2017 | 8:54:38 | 6:14:18 | 6:06 | 6:52 |
2018 | 8:56:22 | 6:09:14 | 6:01 | 6:56 |
2019 | 8:57:27 | 6:25:52 | 6:33 | 6:57 |
ちなみに79kmはワッカに入るために左折するあたりで、98kmはワッカを折り返して、フィニッシュ会場に向けて左折するポイントです。例えば2012年であれば優勝した原選手が98kmを通過したのは6時間25分前後で、私が79kmに到着したのが6時間58分前後なのですれ違うには33分遅いのです。私が76km前後に時に原選手はフィニッシュしているのです。
一番惜しかったのは2015年で5分差でした。もしかしたら遠くに豆粒くらいの大きさの優勝者が見えていたかもしれません。(79kmで左折するまでは見通しの良い直線道路)
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優勝者の走りを見るために必要なペース
優勝タイムが6時間40分前後の頃は、優勝者は98kmを6時間32分前後で通過するので、79kmを6時間32分で走ればギリギリすれ違うことができました。このペースは平均約4:57/kmですから、私が8時間26分で走った2015年の優勝タイムが6時間40分ならすれ違えました。
今年はコースが変わりますが、変わらなかったとすると選手のレベルが高くなり優勝タイムは少なくても6時間10分前後になりそうなので98km通過は6時間2分台。このタイムで79kmに到達するには、ここまで平均4:35/kmペースが必要なので、終盤多少失速しても7時間50分程度のタイムで走る選手でないと、優勝者の走りを見ることができないということです。
コース変更の影響
今年、ワッカに入ったあたりの土壌が削れてしまった関係からコースが変更になりました。私はエイドステーションを過ぎて鬱蒼とした森を抜けて、一気に視界が開け真っ青な空や海が見える場所が大好きなのですが、今回はこのような体験はできないようです。主催者がアップした概略図でもある程度コースはイメージできますが、コース難易度はさほど変わらないのかな。と感じてます。
そのコース変更によって、ワッカに入る地点は従来の79kmから75kmになり、2回の折り返しをして、この地点に戻ってくるのは93kmになってので、もしかして優勝選手とすれ違うハードルは下がったのかもしれないと計算してみたら、ほぼ同じでした。
非常にザックリですが、こちらが旧コースでの優勝タイム(①)の98km通過タイム(②)と、その時間に79km地点に到着するための平均ペース(③)、その平均ペースで100km走った時のタイムです。
優勝タイムが7時間台とかはないのですが、女子優勝者とすれ違うにはどのくらいのペースで走らねばならないのかの参考のために8時間まで計算しました。
旧コース
新コース
こちらが同様に新コースで計算したものです。
例えば優勝選手が世界記録更新ペースの6時間05分で走った場合、終盤すれ違うには、旧コースも新コースも同じく4:32/kmペースですれ違いポイントに到達する必要があるので、今年も終盤上位選手の走りを見ることができるのは限られた選手になります。
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女子優勝者とすれ違うには?
女子の優勝タイムは2019年までの8年は7時間30分台が多く、サブ9ペースで走っていると、ワッカの折り返しに向かうコース上ですれ違うことができました。ただ今回は気象条件にもよりますが優勝タイムは7時間15分前後になると予想しているので、サブ9ペースだとギリギリになりそうです。
前回の100km世界選手権日本代表選手は故障などなければ走るでしょう。そこにエントリーしているかどうか分かりませんが、今年のチャレンジ富士五湖100kmや、柴又100kを7時間台で優勝した選手や、フルマラソンの速いランナーなど参加すると優勝争いは激しくなりそうです。
余談ですが、先日の弘前100kmでガーミン965を使ったところ、日常生活で1日以上使用した状態でGPSを10時間弱使って、バッテリー残量は63%ほど残っていました。カタログデータは約31時間となっているので、ほぼカタログデータ通りです。少し前まではカタログデータの半分も保たないのが普通だったことを考えると凄い進歩だと思います。
サロマに向けてのパーソナルアドバイス
100kmはフルマラソンを走る走力がタイムにかなり影響します。4年前まではサブ3だった方がサブ3.5になっていたらサブ9どころかサブ10も厳しいし、サブ3.5だった方がサブ4もできなくなっているなら完走も難しくなります。
ただ、このタイミングになると、走力を大きく高めることは難しいけど、事前の準備・戦略と、当日の走り方で結果は大きく変わります。
サロマを目前にして、準備期間にケガなどして思ったような練習ができず、完走が難しいと考えている方や、初のウルトラマラソンでそもそも何もわからない方、過去リタイアばかりで完走したい方、自己ベストを狙いたい方など、それぞれの目標達成に向けてに、どのような準備・どのような戦略で走るかなど、オンラインのパーソナルレッスンでその方の状況に合わせてアドバイスします。
開催日時 ・・・ ご相談ください。Zoomを使うので時間はある程度調整できます。
レッスン料 ・・・ 60分8,800円 以後30分4,400円
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