灼熱の熊谷で400m自己ベスト〜様々な距離を走る理由や目的〜

昨日、2023 T・F MASTERS NIGHT GAMES IN SAITAMAが熊谷市の陸上競技場で開催されました。

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今回は中距離ではなく、短距離の100m(2レース)と400mにエントリーしました。その理由は気温がかなり高くなることが想定され中距離ではタイムを狙えないが短距離なら暑さはさほど影響ないことと、これから開催される東日本マスターズ陸上選手権や全日本マスターズ陸上選手権の800mや1500mで上位を狙うにはスピード余裕度を上げることが不可欠だと感じたからです。

例えば800mの自己ベストは現在2分20秒78ですが、2分18秒を切るためには1周目は67秒か68秒で入り、2周目を70秒程度で走るようなペースが私にはあっていると感じています。

ここで大事なことは2周目に2、3秒落ちで走るには1周目は一定余裕を持って通過する必要があるのです。

今年中距離シーズンが始まった時点で、私の400m自己ベストは64秒台(1分04秒42)だったので、800mの1周目に67秒で入ると余裕はありません。その余裕度を高めるためには400mで62秒台は出したいと思っていました。

そして1年ぶりに走った2週間前の競技会で1分03秒82の自己ベストを出し、そして今回さらなる自己ベストを狙いました。

この時期、熊谷市が暑いことは織り込み済みで、昨年も一昨年も真夏に走っているからイメージはあるのですが、気温39℃で快晴の中、直射日光を浴びる競技場はタータンの照り返しが強く立っているだけでちょっと危ないと感じる暑さでした。

この中で1500mはキツいと思いながらも、400mならスタート前に身体に水をかけて冷やせば暑さは気にならないだろうと感じました。

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暑さ・日差し対策など

熱中症予防のために、自宅から車で向かう際に、ミネラルウォーターに、経口補水パウダーと、スマッシュウォーターの味がしないバージョンのモストバスキューラを入れて作ったドリンクを飲みながら向かいました。塩分補給だけではなく、水分を身体に貯め込みやすくするのが目的です。

また、自宅を出る前に顔や首、腕周りなどにアグレッシブデザインの日焼け止めファイターをしっかり塗っていきました。日焼け止めを大会のスタート前などに塗る方もいますが、汗をかいてからだと定着が悪くなるので汗をかく前に塗った方が良いです。

今回は400mが15時40分スタートで、100mは17時30分スタートなので、400mさえしっかり暑さへの対処ができれば100mは問題ないので、保冷バックに保冷剤をいくつか入れて持っていき、アップをした後など体温が上がった後に冷やしました。また可能な限りエアコンの効いた控え室にいるようにして体力を温存しました。

*長距離なら帽子・サングラスを使いますが、短距離では邪魔に感じるので使いません。

筋肉などの状態は木曜日にポイント練習をしているので尻周りや脚に張りはあるけど、ルコエランなど使ってセルフケアをして自分にできる範囲で動けるようにしました。

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公認競技会でのスパイクの注意点

今回、400mで履いたスパイクはブルックスエリミネート7です。400mから1500m向けのスパイクです。

これから書くことは、800m、1500mや5000mなど中長距離を走る選手が見落としやすいことです。

公認競技会で使用できるスパイク(シューズ)は800mや1500m、5000mなどは(現在)25mm以下ですが、400mより短い短距離は20mm以下なのです。

こちらは世界陸連のシューズ・スパイク適応一覧です。

中、長距離用スパイクには20-25mmのモデルもありますが、そのスパイクは400mでは使えません。例えばブルックス・ワイヤー8や、アシックス・メタスピードLDなどです。

私のように800mや1500mを走る方が、400mを走る時は要注意です。

ソックスはアールエルの陸上競技用ソックスType-N/ON です。生地が薄いので素足感覚で履けてグリップが良いのでスパイク着用時にオススメです。

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レース展開

今回は、順位表彰のあるマスターズ選手権ではなく、記録会なので狙うはタイムのみ、自己ベストです。1分02秒台を出したいけど、少なくとも自己ベストは出したいと思っていました。

2週間前は200mを29秒で入り250mあたりで脚が終わり、ラスト100mは動かない脚を必死に動かして1分03秒82だったので、今回はスタートから100mでしっかりスピードに乗せたら、そこから惰性で走り150mから250mあたりまでいったん力を温存し、最後までしっかり走れるようにしました。

動画で確認すると150m辺りで後ろの選手に詰められているのが確認できましたが予定通りの走りでした。200mを約31秒で通過したので前回と比べて余裕があり脚が終わる気配は感じませんでした。

第3コーナーでインレーンを走る選手が横に並び、第4コーナーで前に出られたけど、そこからは私の余裕度が大きく、ホームストレートで前に出てそのままフィニッシュしました。

タイム 1分02秒90

順 位 M55 1位

200mが31秒だったことを考えると、ほぼイーブンペースでした。

短距離で1秒近く更新できるのはまだ本格的にやっていないからですが、今回のタイムは自信になり、これからの800mや1500mに繋がります。

400mは800mのタイムを伸ばすために走りましたが、今月400mを2回走って面白さや伸びしろが見つかったので今後も取り組んでいきます。

動画

今回のレース

2週間前のレース

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400mエイジシュート

少し前に短距離の選手から聞いた言葉ですが、400mで年齢より速いタイムをクリアすると400mエイジシュートと言うようです。55歳で55秒、60歳で60秒。今57歳の私が57秒を出すのは現実的ではありませんが、まだ伸ばせるタイムであり、年齢が上がればその分、目標も近づいてくるので、3年後くらいに狙いたいです。

開催日年齢タイムエージシュートまで
2021.10.2355歳1分04秒42(64.42)9秒42
2021.11.1355歳1分05秒59(65.59)10秒59
2022.5.856歳1分05秒45(65.45)9秒45
2023.7.1657歳1分03秒82(63.82)6秒82
2023.7.3057歳1分02秒90(62.90)5秒90

レース前後のサプリメント

レース前にはいつも通り、アスリチューン・エナゲイン(赤)を飲みました。そして今年11月に発売予定のCatalyst ZONEの試作品も飲みました。

こちらは昨日、IAU100kmアジア・オセアニア選手権で優勝した曽宮選手も使いました。

メーカーページにはこのように書かれています。抜粋して掲載します。

【Catalyst Zoneとは】 
即効で最高のパフォーマンスを発揮できる状態に導く『ZONE(ゾーン)・プロモーター』

心(中枢性疲労、脳波)と体(心肺、脂質代謝、抗酸化)の両面からマラソンパフォーマンスに重要な要素を強化。

運動直前(あるいは最中)での使用を想定し、全ての成分を即効性で合格点のものに厳選。

最高の集中・パフォーマンス状態であるZone(ゾーン)に入れるようにあなたをサポートします。

中・長距離向けに作られた製品ですが、短距離でも一定効果はあると感じました。販売まであと4ヶ月ほどありますが、今でも試すチャンスはあります。数量に限りはあるようですが、こちらをご覧ください。

アスリチューン・エナゲインはレース前に摂取しますが、レース後にはアスリチューン・スピードキュアを摂取して、次の100mに備えました。

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400mのタイムを伸ばすために100mを走った

本格的に練習はしてませんが、今回も100mに出場しました。中々短距離メインの練習をする時間は取れませんが、スタートの練習など合間にしています。今回は2レース走りましたが、どちらも向い風でタイムが出にくい気象条件だったため現時点の目標である13秒台には入らなかったけど、最近は安定してほぼ同じようなタイムで走ってます。

1レース目 14.18(-0.7)組1位

2レース目 14.31(-0.7)組3位

( )内は風で、-0.7mは追い風0.7mと言うことです。追い風になると速いタイムになりますが、2mを超えると『追い風参考記録(おいさん)』になり公認記録になりません。

今回2回ともスタートはだいぶ改善したのですが別の課題が見つかりました。その辺りは別に書きますが、大きな気づきだと思います。

さて、100mを走っている理由は単に面白いというだけではなく、100mを全力で走ることでスピード感覚は変わります。そのことが今回の400m自己ベストにも繋がりました。

ここ数年、フルマラソンやハーフマラソンも自己ベストを出していますが、これは5000mなどのタイムが向上したことが直結しています。そして5000mのタイムが向上したのは1500mのタイム向上です。もちろん短い距離でスピードがついたら自動で長い距離を速く走れるなんてことはありませんが、余裕度は高まります。

8月までは800m、1500mを走り、9月には3000mや5000mも走る予定です。 そして10月の全日本マスターズ陸上翌週には、レガシーハーフを走ります。このレースはちょっと狙えないと思いますが10月末の金沢マラソンに向けての練習として走ります。夏は中距離メインのため距離走はほぼできないので、フルマラソンは2月の別大マラソンと3月の東京マラソンで自己ベストを狙います。

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