最後の坂を登る手前で、ここを登るのかと頂上を見ている
週末のつくばマラソンは、気温6-8℃・曇り・風なしと最高のコンディションかと思いきや、大会当日に近づくにつれ雨予報になり、実際冷たい雨のレースになりました。
今回は、2週間前の坂東市将門ハーフマラソンより気温は低いが、風が弱いことで体感温度的にはほぼ同じような寒さでした。
寒いこと、雨が降りそうなことは事前に分かっていたし、将門ハーフで体験していたので、それなりの準備をして走ったので、レース中に低体温症になるような寒さは感じませんでした。
行った準備はこちらをご参照ください。これからも寒いレースは続くので参考になるでしょう。
ただ、昔は当たり前のように準備していたのに、今回すっかり忘れていたことがあり、その点は失敗しました。
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指先の悴みに大苦戦
将門でも指先が悴んでしまい給水コップの取りにくさは感じていましたが、ハーフマラソンではレース中にエナジージェルなど補給しないので忘れていました。そのためパッケージに工夫をしなかったので、中々開かずに悪戦苦闘しました。
まず、記憶に基づきその辺りを書きます。その上で対策を紹介します。
今回はスタート前に、アスリチューン・エナゲイン2個、ポケットエナジー1個、Catalyst ZONEを飲みました。エナゲインやZONEには血流をよくする成分も配合されています。
寒いレースはエネルギーの消耗が激しくなるので、ポケットエナジーをいつもより1個多い4個、エナゲイン1個、そしてZONE 1袋、その他念のための経口補水パウダーなど持ってスタート。
ハーフ辺りまでにポケットエナジー2個とり、ハーフを過ぎた辺りでエナゲインをとりましたが、そこまでは、飲むのは全く問題なく走りも順調でした。
それが25km辺りでポケットエナジーを飲もうとしたら、指がうまく使えずパッケージが中々開かず、そちらに気がいってしまうとペースが落ち、ちょうどよいペースで少し前を走っていた数人と結構差が開いてしまった。苦労しつつ歯を使ってなんとかパッケージは開けた記憶があります。良いリズムで走っている時にリズムを崩すのは勿体無いです。
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さらに苦戦したのが、Catalyst ZONEのパッケージでした。こちらは今月発売したばかりですが、試作品を半年くらい使っています。ただ寒い中で使うのははじめてですが困り果てました。
こちらは30km辺りで必要ならとろうと用意していました。Cブロックスタートによるロスや、スタート後に中々自分のペースで走れない中、少しづつサブ3への借金返済していき、ハーフではあと41秒、25kmではさらに10秒と徐々に詰め、ラスト10kmはさらにペースアップしようと考えるくらい余裕があったはずなのに、先程書いたことで多少のタイムロスやリズムが崩れ、25-30kmは21:56と借金を増やしてしまった。
序盤からずっとサブ3の平均ペースラインより後ろを走っているわけですが、前半は私のようにスタート後のロスを挽回しようとする元気なランナーがたくさんいましたが、ハーフを過ぎると前半飛ばして後半ペースダウンするランナーが増えてくるので、常に前のランナーを抜いていくように走らないと借金ラインを走るランナーは浮上できません。スタートから同じような目標タイム・同じような力のランナーと走ると流れる絨毯のように走れるのとは結構な違いです。前のランナーを抜いているからペースを保っているように感じてもペースダウンしているなんてことが度々でした。
これはいけない。ここでZONEを使って集中してラスト10kmペースアップしようとしました。
しかし、パッケージを開けようと切り込みを探して掴みにくい指に集中して引くと小さく切れてしまった。1/3くらい開いたからそこからカプセルを出そうとするも出ない。パッケージの中にあるカプセルを1つづつ押し出すようにすると何とか2つは出たけど、そこで断念。。走りながら両手を使ってそんなことをしているわけだからペースはガタ落ちで、あと2個は諦めました。2個は口に入れたけど給水所までそのまま走る。通常は給水所の前で口に入れて水で流し込みます。
次の給水で半分は飲めたわけですが、その間のタイムロスだけではなく、あまりのドタバタに集中するはずが、逆に集中力をなくしてしまいました。それだけドタバタしたのにこの区間は22:04だったので勿体ないことをしました。
今回のタイムが満足・不満足というより、この2つのようなタイムロスや集中力を削ぐことはホント勿体無いので、次回以降のレースには準備してスタートします。
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アスリチューンなどのパッケージの対策
セロテープを使います。
適当な長さのセロテープの幅の真ん中をジェルの上に合わせます。また両端はそれぞれ2-3cmは残します。
次にパッケージの封を挟むようにセロテープを畳みます。
左右に伸びたセロテープの片側はそのまま折りたたんで、片側はパッケージに貼り付けます。こうするとパッケージ破片を落とすことなく使えます。伸びた方は長すぎると開けにくいので、適当な長さにカットする。
さらに走りながらだと中身を全部飲みにくいと感じているならこんな風にしてみてください。
パッケージの下を丸めてセロテープで止めたら、ゼリーは上に集まるので押し出しやすくなります。
ただ、丸めすぎると封を開けた時に中身が飛び出てしまうので圧をかけ過ぎないよう調整してください。
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Catalyst ZONEなどのパッケージの対策
パッケージにこのような小さな切り込みがあります。これで通常時は全く問題なく開けることができます。また切り込みが大きいと意図しないタイミングで空いてしまい中身が劣化してしまうこともあるので、考えられた切り込みサイズです。
ただ、指が悴み、グローブをした状態ではかなり開けにくい。
対策としては事前にハサミで圧着部ギリギリまで切り込みを入れておけばかなり開けやすくなります。
それでも、かなりしっかりしたパッケージなので開けにくいかもしれないと思う時は、ご自身の判断にはなりますが、事前に完全に開けてしまうのも対策の一つです。
空気に触れるのだから、商品の劣化や衛生面などが気になる方はできませんが、私はレース前に開けちゃうくらいなら気にならないので次回は開けておきます。
開けたら、クルクルと丸めておくだけ。セロテープを貼ってみたら接着が強すぎたので、このままウエストに差し込んでおけば簡単に出せます。
また、元々小分けされていないCAEなどウルトラマラソンで使う時は、このような小さなビニールに入れているので、衛生面など気にならない方は試してみてください。中身が見えるので取り出すやすさは段違いです。
ポイントは2つ。
上部の左右はハサミでカットして、掴みやすいように広げておく。そして、底が深いと出しにくいので、底を丸めるか、カットしてしまいセロテープで止めておく。
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必ずとると決めているならとり切る工夫
レース前にはサプリメントをとるタイミングや数量など考えていても、走っていると結構面倒くさくなってしまうものです。例えば自分はエナジージェルが4つ必要と準備していたのに、残してレースを終えた。そして後半失速したなら、全部とっていれば失速しなかったかもしれません。
その工夫として、それぞれの判断になりますが、先程紹介したZONEのように完全にパッケージを開けて出してしまったり、アスリチューンの封の上にセロテープをつける前に、切り目を大きく入れてからセロテープをしてみてください。
そうすると開けやすくなるだけではなく、開封してしまっているのでレース中に飲まねば無駄になります。ソフトフラスクに移す方もいますが、それでも良いと思います。カプセルだとさほど劣化はしなくてもジェル状の場合は衛生面からも開けるのはレース直前が良いと思います。
サプリメントもそれなりに高くなっているので、無駄にしたくないという気持ちを活用しつつ、飲みやすくするなど工夫してみてください。
動画
動画はこちらです。
サプリメント詳細
今回使用したサプリメントの詳細はメーカーページをご覧ください。
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