2023年も自己ベスト更新することができたので19年連続自己ベスト更新となりました。39歳の時に初めて大会に出て現在は57歳ですから、その間には生活にも様々な変化がありましたし、思うように走れない時もありましたが『年に1回は過去の自分を超えたい』と試行錯誤してきた結果です。
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2023年大会結果一覧
2020年、2021年は感染拡大を理由とした中止が相次ぎ、2022年もエントリーした一部の大会が中止になりましたが、2023年は中止はなく全て開催されました。そして100mから12時間走(116.561km)まで51レース走り7回自己ベスト更新することができました。
レース回数が多いのは短距離も走ったからです。マスターズ陸上の記録会など100mは1回エントリーすると2回走れるレースは少なくありません。
開催日 | 大会名 | 種目 | タイム | 備考 |
1/9 | ハイテクハーフマラソン | ハーフ | 1時間22分53秒 1時間22分40秒 | PB |
2/5 | 別府大分毎日マラソン | マラソン | 2時間59分47秒 2時間59分15秒 | |
2/19 | 青梅マラソン | 30km | 2時間11分12秒 2時間11分01秒 | |
2/23 | M×Kディスタンス(非公認) | 3000m | 10分32秒0 | PB |
2/26 | ふかやシティーハーフマラソン | 10km | 39分35秒 | |
3/5 | 東京マラソン | マラソン | 2時間57分39秒 2時間57分25秒 | PB |
3/11 | 神宮外苑ウルトラマラソン | 12時間走 | 116.561km | 3位 |
3/30 | M×Kディスタンス(公認) | 1500m | 4分53秒14 | |
4/2 | OTTセンゴ(非公認) | 1500m | 4分57秒7 | |
4/9 | M×Kディスタンス(非公認) | 1500m | 4分48秒5 | |
4/9 | M×Kディスタンス(非公認) | 5000m | 18分47秒0 | |
4/16 | パワーブリーズカップ(非公認) | 1000m | 3分01秒2 | |
4/16 | パワーブリーズカップ(非公認) | 3000m | 10分49秒5 | |
4/30 | M×Kディスタンス(公認) | 1500m | 4分51秒08 | |
5/5 | 埼玉マスターズ陸上記録会(公認) | 800m | 2分20秒78 | PB |
5/5 | 埼玉マスターズ陸上記録会(公認) | 100m | 14秒23(-0.1) | PBタイ |
5/5 | 埼玉マスターズ陸上記録会(公認) | 1500m | 4分55秒23 | |
5/5 | 埼玉マスターズ陸上記録会(公認) | 100m | 14秒05(+2.7) | 追風参考 |
5/13 | OTTクラシック(非公認) | 800m | 2分21秒3 | |
5/13 | OTTクラシック(非公認) | 1500m | 4分55秒6 | |
5/26 | 弘前100kmウルトラマラソン | 100km | 9時間57分32秒 | |
6/18 | 関東マスターズ陸上競技選手権 | 1500m | 4分54秒92 | 3位 |
6/18 | 関東マスターズ陸上競技選手権 | 800m | 2分24秒67 | 1位 |
6/25 | サロマ湖100kmウルトラマラソン | 100km | 9時間37分22秒 | |
7/8 | 東京マスターズ陸上競技選手権 | 1500m | 4分53秒58 | 4位 |
7/8 | 東京マスターズ陸上競技選手権 | 800m | 2分24秒47 | 3位 |
7/16 | 渋谷区陸上競技記録会 | 400m | 1分03秒82 | PB |
7/16 | 渋谷区陸上競技記録会 | 100m | 14秒14(-0.9) | PB |
7/30 | T・F MASTERS NIGHT GAMES IN SAITAMA | 400m | 1分02秒90 | 1位 PB |
7/30 | T・F MASTERS NIGHT GAMES IN SAITAMA | 100m | 14秒18(-0.7) | |
7/30 | T・F MASTERS NIGHT GAMES IN SAITAMA | 100m | 14秒31(-0.7) | |
8/20 | Genjo打破公認競技会 | 800m | 2分21秒99 | |
8/27 | 埼玉マスターズ陸上競技選手権 | 1500m | 5分01秒23 | 1位 |
8/27 | 埼玉マスターズ陸上競技選手権 | 100m | 14秒22(+2.5) | |
8/27 | 埼玉マスターズ陸上競技選手権 | 800m | 2分27秒41 | 1位 |
9/2 | NAGASEカップ陸上競技大会 | 800m | 2分25秒89 | |
9/3 | NAGASEカップ陸上競技大会 | 400m | 1分05秒30 | RT 0.210 |
9/3 | NAGASEカップ陸上競技大会 | 100m | 14秒24(-0.1) | RT 0.200 |
9/3 | NAGASEカップ陸上競技大会 | 100m | 14秒36(+0.5) | RT 0.190 |
9/9 | 東日本マスターズ陸上競技選手権 | 800m | 2分26秒22 | |
9/9 | 東日本マスターズ陸上競技選手権 | 1500m | 5分04秒11 | |
9/17 | M×Kディスタンス(非公認) | 3000m | 10分55秒5 | |
9/30 | ミドルディスタンスチャレンジ | 1000m | 3分02秒90 | |
10/7 | 全日本マスターズ陸上競技選手権 | 800m | 2分30秒60 | |
10/8 | 全日本マスターズ陸上競技選手権 | 1500m | 5分01秒82 | |
10/15 | 東京レガシーハーフマラソン | ハーフ | 1時間28分16秒 1時間27分57秒 | |
10/29 | 金沢マラソン | マラソン | 3時間05分51秒 3時間05分42秒 | |
11/12 | 坂東市将門ハーフマラソン | ハーフ | 1時間25分34秒 1時間25分31秒 | |
11/26 | つくばマラソン | マラソン | 3時間03分48秒 3時間03分00秒 | |
12/10 | THE CHALLENGE RACE | ハーフ | 1時間28分40秒 | |
12/17 | 足立フレンドリーハーフマラソン | ハーフ | 1時間30分38秒 1時間30分33秒 |
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こちらは昨年、一昨年書いた記事です。
(昨年書いた記事と重複する内容はありますが、少しづつアップデートします。)
一般に40才、50才と年齢を重ねることで筋力や持久力は落ちてくると言われています。またランナーであれば経験はあると思いますが、走り始めて数年は走るたびに自己ベストを更新できますが、次第に頭打ちになり、そこに筋力低下などが重なりタイムが落ち始めるケースは多々あります。
さらに、コロナ禍の影響により、ランニング環境どころか生活基盤が大きく揺らいだりで、全く走れなくなった自分に愕然としている人も少なくありません。
私自身、2020年の春先から夏にかけては本当に走れなくなりましたが、その時できることをしようと短い距離から積み上げてきました。そのことが現在の自己ベストにも繋がっています。
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19年間の自己ベストの推移
自己ベスト推移はこちらです。
2005年(大会開催時は39才)
10km 48:29
2006年(大会開催時は40才)
10km 45:37
2007年(40-41才)
ハーフ 1:45:00→1:44:24(2回PB)
マラソン 4:56:30
2008年(41-42才)
5000m 19:38
マラソン 3:47:35→3:26:32(2回PB)
2009年(42-43才)
1500m 5:11→5:02(2回PB)
5000m 19’22
ハーフ 1:35:51→1:29:16(2回PB)
マラソン 3:21:37→3:15:26(2回PB)
6時間走 55.7km
2010年(43-44才)
30km 2:15:43
マラソン 3:14:37→3:08:43(2回PB)
100km 9:54:03
6時間走 72km
24時間走 178.039km
2011年(44-45才)
10km 39:54
ハーフ 1:28:53
マラソン 3:04:01→2:59:38(2回PB)
100km 9:36:03→9:32:24(2回PB)
12時間走 121.905km
2012年(45-46才)
5000m 19:00
10km 39:24
ハーフ 1:27:11→1:25:03(2回PB)
30km 2:05:07
100km 9:29:20→8:56:17(2回PB)
24時間走 205.044km
2013年(46-47才)
100km 8:53:20
2014年(47-48才)
3000m 11:43
5000m 18:57
10km 38:44
2015年(48-49才)
100km 8:26:45
2016年(49-50才)
24時間走 209.077km
2017年(50-51才)
24時間走 214.472km
2018年(51-52才)
1500m 4:54.70
10km(非公認) *37:03(佐野マラソンのコース短いと感じるので参考記録)
マラソン 2:59:27
最長距離 254km(川の道フットレース)
2019年(52-53才)
5000m(非公認) 18:13
10km 38:18
ハーフ 1:24:13
マラソン(非公認) 2:58:53
2020年(53-54才)
1000m(非公認) 3:03.80→3:02.05(2回PB)
1500m(非公認) 4:47.69
3000m(非公認) 10:54
10km 37:57
2021年(54-55才)
400m 1:04.42
800m 2:28.9→2:23.13(2回PB)
1000m(非公認) 2:59″.51
1500m(非公認) 4:46.00
1500m(公認) 4:54.65
3000m(非公認) 10:47.5→10:44.0(2回PB)
5000m (非公認) 17:53.2
10km 37:46
2022年(55-56才)
100m 14.23
800m 2:21.62→2:21.05
1500m(非公認) 4:42.8
1500m(公認) 4:53.72→4:49.94→4:48.21(3回PB)
5000m(非公認) 17:42.5
5000m(公認) 18:29.6
ハーフ 1:23:40→1:23:39
フル(公認) 2:59:13→2:59:03
2023年(56-57才)
100m 14.14
400m 1分03秒82→1分02秒90(2回PB)
800m 2分20秒78
3000m 10分32秒0
ハーフ 1時間22分53秒
フル 2時間57分39秒
- 色付きは現在の自己ベスト
- 全てグロスタイム
- 公認記録が非公認記録を上回る場合は公認記録のみ掲載
- 公認・非公認の記載がない場合は公認記録
また、100マイルトレイルなども完走してますが、トレランは掲載してません。それと15km、20kmとか78kmなど一般的でないタイムの場合は、それより長い距離のペースより遅いなら自己ベストに加えていません。
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思うように走れなかった原因が判明
今年の記録を見ていただくとよく分かりますが、自己ベストを出したのは7月が最後です。その頃の感覚だと全日本マスターズ陸上の800mや1500mは自己ベストを更新して上位も狙えると考えていました。
8月下旬の埼玉マスターズ陸上選手権では2年連続2種目優勝しましたが、感覚よりスピードが上がらない感じがあり、9月の東日本マスターズ陸上選手権は、800m、1500mとも半分くらいの距離で脚が動かなくなるという過去経験のないレースとなりました。そして全日本マスターズ陸上選手権は悪夢でも見ているかのように走れない状態となりました。
その後ロードレースに舞台を移し、ハーフ3本、フル2本走っていますが春先と違って思うようにスピードが上がらない。ケアは市民ランナーとしては十分すぎるくらい行っているが、とにかく尻周りの張りが抜けない状態が続きました。
その原因が年末にようやく判明しました。
練習をすれば張りは出るし疲労感も出ますが、過去それほど長引くことはないのに今回はあまりにも長すぎる。また自分なりに身体のチェックを行うとやはり身体に原因がありそうだと、12月28日の午前中にスポーツ整形外科に行ってきました。そのクリニックの年内最終診療日に駆け込みでした。
レントゲンや、経験豊富なドクターの触診でも悪い箇所は見当たらない。そしてMRI検査を行うと大腿骨に疲労骨折が見つかりました。医師から数週間はランニングはやめて自転車を漕ぐなどトレーニングを変えてくださいとの指示がありました。
この状態になったのはいつなのかは定かではありませんが、少なくとも1ヶ月半前の11月中旬の坂東市将門ハーフマラソンの前には、歩き始めに引っかかりがでるなど違和感は出ていました。『疲労骨折』が判明したことで遡って考えてみると、かなりの確率で9月3日の国立競技場のレースが原因だと思います。
前日に800mを走り、当日は400mと100mを2本。国立競技場で本格的なスタート計測をすることもできるし、オリンピックでも世界のアスリートが使った室内練習場のタータンで流しなどもできます。この時はレースの間隔が2時間ほどは空いたので、室内練習場で流しを結構しました。そして100mの2レース目のスタート2歩目に左脚で接地した際にうまく踏むこめずに転倒しそうになりました。その後バランスを戻して横の中学生を終盤抜いていますが、このときに痛めたと考えると全てが繋がるのです。
国立競技場の高反発なタータンで流しをやりすぎたことから尻周りに負荷が蓄積し、100mのスタート時の衝撃で痛めたのでしょう。そして、その翌週の東日本マスターズ陸上から自分の感覚とのズレが大きくなりました。
国立競技場を走れることが楽しくて、かなり欲張り過ぎたのです。
疲労骨折が判明したことで、12月29日に招待していただき、マラソンペースで走ろうと楽しみにしていたイヤーエンドマラソンの出場を取りやめました。そしてハイテクハーフマラソンもDNSにします。
楽しみにしていたレースに出場できないのはガッカリ感はありますが、それより数ヶ月抱いていた違和感の正体が判明したことは自分にとってかなりのプラスです。
こんな状態でもハーフは1時間25分、フルは3時間03分で走れているのだから、万全の状態に戻せば自己ベストは難しくはないでしょう。
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同じような状態の方は少なくないのでは?
今回感じたことはいくつもあります。
その一つが、MRI検査をしなければ疲労骨折は分からなかったということです。レントゲンや経験豊富な医師が触診しても分からない程度で、実際にフルマラソンやハーフマラソンをやや不調という程度のタイムで走れていたらスポーツマッサージなどでも発見できないでしょうから、私と同じようなランナーは少なくないと思ったのです。私と同じような状態ではないにしても中々違和感が治まらない症状などある方はMRI検査ができるスポーツ整形外科で診察を受けることをおすすめします。
レース走行中に痛みはなし
参考になる方もいると思うので、私の感じた状態を書いておきます。
疲労骨折した正確な日は分かりませんが、上で書いたように大きく自分の感覚とズレたのは9月上旬です。それからロードシーズンに入りハーフを3本、フルを2本走りましたが、走行中に痛みや違和感を感じた記憶はありません。走り始めに違和感を感じることはありますがリズムに乗ると負担感はないのです。走行中に痛みなどがあれば、もっと早めにスポーツ整形外科に行っていたと思います。
最も違和感のあった時は、歩行中に違和感が出ることがありましたが、脚を広げるなどストレッチをすると治るのです。最近では歩行中の違和感も出なくなっているので一番悪い時期は過ぎているのかもしれません。
今回、スポーツ整形外科に行こうと思ったきっかけは、練習会前に姿勢や片脚立ちなどをセルフ撮影しました。その時、小刻みな両脚ジャンプは全く問題ないのに左脚だと上手く力が入らないのと痛みが出るのです。片脚スクワットを軽くしてみても左脚は上手くできない。この状態なので地面反力をもらって走ろうとすると左足接地時に痛みが出るはずが大会中は痛みが出ていないのは、タイミングが狂うことなく接地できていたからでしょう。
コーチとしての経験値アップの糧にする
今回のことはネガティブに考えずに、ポジティブに考えるようにしています。ランナーに故障はつきものですが、そのときにどのようなことをして競技力を戻していくかを自分自身で実体験することは、今後の自分にとって大きな力になると思っています。
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