野辺山ウルトラ68kmで山口純平選手が川内優輝選手超えか?

本日開催の野辺山ウルトラマラソン68kmの部に参加した山口純平(ELDORESO)が4時間20分59秒の大会記録で優勝しました。従来の大会記録(4時間53分44秒)を30分以上更新する素晴らしいタイムです。

(PHOTO ELDORESO)

山口選手は昨年のサロマ湖100kmウルトラマラソンを6時間06分08秒で走り日本記録を樹立。2022年のIAU100km世界選手権は2位。今年の世界選手権の選考レースとなるサロマ湖ウルトラマラソンの調整レースとして参加した今大会の走りで手応えを掴んだことでしょう

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10kmごとタイム

(PHOTO ELDORESO)

0:35:59
0:44:52
0:38:20
0:38:57
0:34:57
0:38:57
0:28:48(8km)

1380m付近のスタート地点から標高1900m以上まで登るアップダウンがあり、信号待ちもあるコースを平均3:50/kmペースで駆け抜けました。

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川内優輝選手のタイムとの比較

今回大会記録を大幅更新しましたが、野辺山ウルトラマラソンのミドルコースは2019年まで71kmでした。2年間の中止をはさんで開催された2022年から68kmとなりましたが、71kmだった2019年までの大会記録は川内優輝選手の4時間41分55秒(2018年)です。

気象条件など異なるので一概に比較はできませんが、10kmごとラップなど並べてみます。

区間山口純平(2024)川内優輝(2018)タイム差
0-10km0:35:590:34:17▲01:42
10-20km0:44:520:46:39▲00:56
20-30km0:38:200:36:20▲02:04
30-40km0:38:570:35:52▲05:09
40-50km0:34:570:33:42▲06:24
50-60km0:38:570:43:32▲01:49
60-68km0:28:48
60-70km0:48:50
70-71km0:02:43
タイム4:20:594:41:55
平均ペース3:50/km3:58/km

一緒に走っていたら駆け引きなどあるでしょうし、2018年の川内優輝選手にしても大会記録を大幅更新が確定している終盤には無理せずペースダウンしたのかもしれませんが、そのあたりは考えずに記録だけで比較すると上記表となります。

展開とすると50km通過タイムは川内選手が6分以上速いのですが、50kmから一気にタイム差が詰まり、60km通過は1分49秒差となり、川内選手は登り区間となる60-70kmの10kmは4:53/kmペースになり、山口選手は3:36/kmペースなので62km付近で追いついた形になります。

フルマラソンは安定して2時間10分を切る川内選手に対して、山口選手は2時間16分とスピード差はありますが、昨年のサロマ湖100kmでも上位選手が終盤大きくペースダウンする灼熱の状況でほぼペースダウンせず世界記録まで1分以内の6時間6分8秒で走ったスタミナは驚異的です。

山口選手に、このまま3km先までどのくらいのペースで走れたかを聞くとこのように答えてくれました。

『あそこから先がどれだけ上りがあったかにもよりますが余力はありましたしキロ4ペースでは押せたと思います!』

キロ4で3kmであれば12分ですから71km通過は4時間32分59秒となります。

現在、川内優輝選手は故障中ですが、昨年の段階で100kmにも挑戦すると近い方から聞いていたので、先々、山口選手と直接対決することもあろうかと思いますが、非常に楽しみです。

女子68kmも大会新記録

女子68kmは小野寺泉選手が5時間44分37秒の大会記録で優勝しました。小野寺選手はNPO法人スポーツエイドジャパン主催の戸田・彩湖ウルトラマラソン(71km)で女子総合優勝、男子含めて4位に入るなど力をつけてきています。おめでとうございます。

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