5月20日(月)正午に弘前市でNPO法人スポーツエイド・ジャパン主催の弘前6日間走選手権がスタートしました。終了時間は日曜日の正午です。
2023年の24時間走のスタート
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日本でも丸一日走る24時間走は各地で開催されていますが、6日間走(144時間走)は日本で初めての開催となります。
もちろん、個人的に、または仲間内で開催されたことはあったかもしれませんが、IAU公認コースで正確な計測をしながら大会として開催されたことはありません。
私自身24時間走や250kmオーバーのウルトラマラソンや、100マイルトレイルレースは走ったことがありますが、時間にしたらマックス48時間程度です。それでも幻覚が見えてきたりするわけですし、身体はあちこち痛くなるのだから、そこから4日間でどれだけ進めるのかは想像できません。
今回の参加者の中には500kmを超える『川の道』フットレースを走った方が多数含まれていますが、川の道の制限時間は132時間(5.5日)と今回の6日間走に時間は近いことから、完走者であれば心身の変化や時間の長さなどイメージできる点は大きなアドバンテージだと思います。
24時間走で上位を狙う方は寝ませんが、流石に6日間寝ないで走る選手はいないと思います。
本大会はコース脇に休憩できる部屋がある以外に、合宿等に使える施設で睡眠をとることもできます。そしてトイレは数100mごとにあり、食事や飲料もいつでもとれるように用意されています。さらには1.25kmの周回コースなのでザッグなど背負って走る必要もありませんし、想定されるトラブルに対応するためのアイテムを用意しておくこともできます。なんなら買い物に行くこともできます。
通常のウルトラマラソンやウルトラトレイルだと激しい雷雨などの時に退避する場所はないし、激しい睡魔に襲われた時にも安全に仮眠を取る場所は都合よく見つかりません。また体調を崩したりケガをしてもすぐに病院に行くことはできませんが本大会はそれらの安全は確保されています。
ただ、1.25km周回を延々と走るわけですから、同じ景色を何百回も見るわけです。
6日間走は、200km先、500km先のゴールに向かって走る競技ではなく、時間が経てば終わる競技、言い換えると時間が経たねば終わらない競技です。
極論になりますが、1日に1時間だけ走り23時間は読書したり食べて寝て過ごすこともできますし、1日1時間睡眠で走り続けても6日間(144時間)経たねば終わらないのです。
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世界記録は1036.8km
世界記録は1036.8kmですが、これはとてつもない記録で24時間あたり平均172km走らないと届かない距離です。毎日100マイル走っても届かないのです。
日本記録は814.4kmで、世界記録より200km以上少ない距離になりますが、こちらも1日平均135km以上です。今まで日本では開催されていないので、この記録は海外レースでの記録になります。
走ったこともないし、そもそもレース結果も詳しく調べたことはありませんが、参加する選手はそれぞれペース配分など考えていると思います。
また、過去の記録やノウハウなどの蓄積や開示がほぼないレースなので、参加した選手自らが経験値を重ねていくことになるでしょう。
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ペース配分??
全く分からないなりに、どのようなペース配分になるかをイメージすると、時間が経てば経つほど身体はダメージを受けて動かなくなるわけですから、感覚的には目標距離の1/4.5-1/5.5-1/6-1/6-1/7-1/8といった具合に落ちていく感じです。これを足したらほぼ100%になりました。
日本記録814.4kmにこの数値をかけるとざっくりこんな数値になりました。
180-148-135-135-116-102で816kmです。
初日に睡眠時間などしっかり取りつつ余裕もって180km走るには24時間走で少なくとも230kmから240km走る力が必要でしょう。
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出場選手 27名
- 岩田 幸子
- 甲斐 愛子
- 篠山 和子
- 鍋島 由香里
- 藤原 定子
- 松本 ゆり
- 赤松 亮
- 雨宮 清貴
- 大坪 実
- 岡田 泰三
- 小田 克矢
- 落田 徹
- 小野塚 稔
- 小幡 淳一
- 鏡畑 良弘
- 齊藤 祐一
- 三遊亭 楽松
- 篠山 慎二
- 武井 正幸
- 竹内 剛博
- 中川 裕一
- 中村 俊大
- 濱田 耕司
- 古北 隆久
- 三井田 明隆
- 吉沢 協平
- 渡辺 友洋
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【何キロ走れるかを予想する企画】
さて、日本初の大会であり、少しでも多くの方に興味をもって欲しいと、実行委員の一人でもある私は考えました。
そこで大会に協賛しているメーカーの代表者である、三上氏(アスリチューン開発者)、小谷氏(Catalyst開発者)、そして大会長の舘山氏に連絡をとった上で以下の企画を開催します。
アスリチューンの商品イメージ
Catalyst ZONEの製品イメージ
製品についてはメーカー公式ページをご参照ください。
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誰が何キロ走るのか?
内容は非常にシンプルで『誰が何キロ走るのか?』を予想していただき、私のFacebookページの投稿に選手名-予想距離-応援コメントの3点を書いていただき、最終結果に近い予想をした方にアスリチューンおよびCatalyst製品をプレゼントします。当選者にはメッセージでご連絡して郵送先など確認して発送します。郵送は日本国内のみとさせていただきます。
記載例 「〇〇選手 850km 日本記録期待してます!」
プレゼント
プレゼントは以下を予定しています。
- 1位の選手の距離に最も近い方 10,000円相当
- 1位の選手の距離に二番目に近い方 5,000円相当
- 1位の選手の距離に三番目に近い方 3,000円相当
- 2位の選手の距離に最も近い方 3,000円相当
- 3位の選手の距離に最も近い方 3,000円相当
コメント日による調整
残り距離が少なくなればなるほど、最終的な距離の予想は近くなるので、以下のような調整を行います。
- 5月22日中のコメント 調整なし
- 5月23日中のコメント 予想と実績の差を1.5倍
- 5月24日中のコメント 予想と実績の差を2倍
- 5月25日正午までのコメント 予想と実績の差を3倍
例えば1位が900kmの場合
5/22に850kmと予想→調整なしなので50km
5/23に940kmと予想→調整1.5倍で60km
5/24に870kmと予想→調整2倍で60km
5/25に880kmと予想→調整3倍で60km
注意事項
コメントはこのページではなくFacebookページへのコメントになります。
本気企画においては出場選手に男女の区分はありません。
コメントは1回のみです。キャプチャで保存していきます。
また、予想することを楽しんでいただきたいので、可能な限り早めにコメントがオススメです。
プレゼントはもらえたらラッキーくらいで。
出場する選手や、家族も応募可能です。NPO法人スポーツエイド・ジャパンの公式企画ではなく、Facebookページ『ウルトラランナーへの道』を運営するウルプロ新澤の個人的な企画になります。
また、掲載項目は多少変更することもございますのでご了承ください。
応援コメント
また、合わせて選手への応援コメントも受け付けております。6日間走の選手は休憩しながら走るので、こちらの投稿をチェックすることもあるでしょうし、また大会会場でコメントをアナウンスし選手に届くようにします。(誹謗中傷や公序良俗に反する内容のコメントなどは見つけ次第削除させていただきます。)
記載例 ○○選手 素晴らしいチャレンジ応援してます!
記録速報サイト
記録速報はこちらから確認できます。
6日間走の種目コードは『401』です。
12時間ごと距離
多少の誤差はありますが12時間ごと速報データを一覧にまとめて見ました。順位は多少前後はありますが、概ね上位から下位へとなっています。
こちらを作成したのは、現在どのような状況を把握するためです。赤が速く、色が薄くなるほど遅くなります。
例えば400kmを超えている選手でも、中村選手は24時間から36時間、小田選手は48時間から60時間の12時間の時間中にしっかり睡眠をとったことが分かります。竹内選手は2日目から3日目の前半は何かトラブルがあったのかほぼ歩きになっていたか休憩時間が長かったが、リカバリーしたことで60時間を過ぎて一気にペースアップしたように見えますが、おそらく2日目は非常に暑かったらしいとので竹内選手は体力を消耗させないよう温存していたのでしょう。
現在の速報数値を見て誰が1位で何キロ進んだといったことだけチェックするより、選手個別の記録を見ていくことで、その選手の状態なども予想することもできますし、心理状態や作戦などもイメージできてきます。もちろん本人でないので合っているかどうかは知りませんが、時間走を走ったことがある方は、周回数や距離の推移などを見れば実際のレースを見ていなくても何となく状況はイメージできます。
小田さん〜定子さん
すごい走りですねー!
ずっとアップデートで追っています。
私も弘前に向けて出発しました。
金曜日から一緒に走れるのを
楽しみにしてます❣️
元気に会えますように!!