IAU24時間走世界選手権の日本代表選考にも影響する弘前24時間走選手権は男子は櫻庭選手、女子は仲田選手が優勝しました。
24時間走は最終結果だけ見ても選手がどのように走ったのかとかイメージできません。そのためこのように1時間ごとの周回数と、周回数に応じた色分けをすると個別選手の走りがイメージできるだけではなく、レース全体の流れも掴みやすくなります。
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1時間ごと周回数
(スマホ)の場合は指で画像を拡げてみてください。
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(データの見方その1)個別選手のデータを時間ごとに追う
優勝選手や友人などのデータを1時間ごとに追ってみてください。例えば総合5位の高橋伸幸選手は前半は淡々と走れていたが、深夜は非常に苦しい時間帯となった。朝5-6時の1時間には5周しかできなくなった。この時18時間で177.5kmと240kmペースを下回ってしまった。ここで気持ちが切れると200kmも届かなくなることがあります。その厳しい状況をどのように乗り越えたかは分かりませんが、数字を見るだけでも240kmを超えたいという強い意志が伝わってきます。そして22時間経過時点では240kmペースに戻すと、そこからは失速しないよう無理せず1時間に8周したのでしょう。
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(データの見方その2)全体を俯瞰してみる
個別選手の走りをイメージするのであれば数字だけでもできますが、全体の流れを俯瞰するには数字だけでは厳しいです。そのため周回数に応じて色をつけました。
カラーの目安について一覧表に下に加えましたが、赤が速いスピードで、水色を止まっている時間が長い状況です。
序盤は下位選手もペースは遅くても走っていますが、時間の経過とともに歩く選手が増えて、夜間になると全く進めなくなる選手や止める選手も増えてくるのが分かります。
キロ6で走れなくなる
24時間走に出場するランナーと言っても、日本代表を目指すレベルから200kmを超えたい、160kmを超えたいなどレベル感は様々です。今回の参加者の中には私が知る限りでもフルマラソンを2時間20分台、30分台で走るランナーは何人かいて、サブ3ランナーは結構います。サブ3.5レベルまで広げればかなりの割合になるでしょう。それらのランナーにすると普段キロ6で走るのは結構難しいと思います。楽に力を抜いて走ってももう少しスピードが出てします。私自身、キロ6は結構遅いペースです。
キロ6で1時間走ると10kmになり、弘前のコースであれば8周できます。上記一覧表で8周はオレンジ色になりますが、6、7時間過ぎるとオレンジ色で走れている選手はかなり減ってきます。12時間過ぎた頃にオレンジ色で走れている選手は上位争いをしている選手だけになります。走れなくなる理由は選手により異なりますが、脚が動かなくなる、激しい痛み、睡魔、胃腸障害、全身疲労、中枢性疲労(脳の疲労)など何かしらのことが障害となり距離が伸びなくなるのです。経験豊富な選手でもうまく対処できなければそこでレースは終わります。痛みと言ってもどの部位の痛みか、なぜ痛みが出たのかなど様々ですし、胃腸障害と言っても症状や原因はいくつもあります。
経験を積むことで、この気象コンディションであれば自分はどのようなトラブルが起こり得るか予想できるので、そのための準備をし、レース中も注意しながら走ることで、大きなトラブルにならないよう対処しています。
今回出場した選手で最初から最後までトラブルがなかった選手などほぼいないでしょう。それぞれトラブルに襲われ、それに対処しつつ、気持ちを切らさずに周回を重ねているのが上記の表からもイメージできます。
思うような走りができなかった方は、なぜ走れなかったのか?を掘り下げていくと次に繋がるヒントが見つかると思います。
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