VO2max向上と中枢性疲労軽減が期待できるサプリメント

マラソンを速く走るための能力や要素は、心肺能だけではなく、筋力、筋持久力、効率的なランニングフォーム、リカバリーや栄養管理など体調管理、また長時間のレースを乗り切るためには精神的な強さも必要になります。これらの能力や要素をバランスよく向上させることで力はついていきます。

それらの能力を高めるために練習をしているわけですが、その補助としてのサプリメント活用について、Catalystシリーズを開発・販売している小谷氏に教えてもらいました。

今回はVO2max向上と中枢性疲労軽減を狙ったサプリメントについての質問です。

参考までに、VO2max(最大酸素摂取量)を簡単に説明すると、運動中に体が消費できる最大の酸素量のことです。これは心肺機能や筋肉の酸素利用能力を評価するための指標であり、一般にミリリットル毎分毎キログラム(mL/kg/min)で測定され、VO2maxは持久力の指標として使われます。数値が高ければ心肺機能が高いことを示します。

昨年11月に販売をスタートしたCatalyst Zoneは多くのランナーに支持され愛用者が増えていますが、Zoneは大会本番に自分の力をしっかり出すためのサプリメントです。その本番までにVO2maxを高めるための練習をしつつ、それを補助するためにサプリメントがあれば使いたいランナーは少なくないでしょう。

Catalystシリーズの詳細については小谷氏が運営するページランニングショップHolosをご参照ください。

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VO2maxを高めるには?

身体的な要素としては以下の3つが大きく関係します。
①心臓のポンプ作用の向上(大きくなる、最大心拍数が上がる、1回で押し出すパワーが増す等)
②血流の改善(血管が太くなる、毛細血管が発達する、血液の流動性が上がる、赤血球の密度が上がる等)
③減量(パワーを落とさずに体重が減ること。最大酸素摂取量は単位体重あたりの指標のため)

*厳密には「筋肉細胞に酸素が入りやすくなる」なども関係するようですが、主に上記がイメージしやすい。

また、Vo2maxを下げる要因として、貧血、無駄な体重増加、血流の悪化(脱水状態とか)などがあるが、高める努力をするとともに、下げない努力も必要となります。

サプリメントで高めるにはどんな成分が有効か?

上記より①心臓の健康系、②血管血流の改善系、③ダイエット系、④造血作用(貧血の予防)の栄養素が関係してくる。

代表的なのは以下の成分
①CoQ10
②アルギニン、シトルリン、EPA、DHA、イチョウ葉エキスなど。Catalystならブラックジンジャー(CCP)、カプサイシン(CZ)
③脂質代謝アップ系等が該当
④鉄、ビタミンB群、タンパク質など

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Catalyst製品にもVo2max向上を狙った製品はあるか?

Catalyst製品にもVo2max向上を狙った製品はあるか?そしてどの成分がVO2max向上の狙いをもって配合されたのか?の質問に対して以下の回答をいただきました。

以下の3製品になります。

Catalyst Cardio Performance(CCP)

→CoQ10、ブラックジンジャー、(ダイエットも心肺機能に含めるなら、カルニチン、HCAも該当)

Catalyst Spirits(CS)

→スピルリナ、冬虫夏草、ロディオラロゼア、エゾウコギなど

Catalyst Zone(CZ)

→カフェイン、カプサイシン

どの程度の期間使用すると効果を感じてくるか?

一般的にスポーツ目的の原料のエビデンスは2~4週間くらいが実験期間のものが多く、上記成分に関してもだいたい4週間くらいの継続で違いがあったというエビデンスが見つかるはずです。
弊社製品を使用したお客様の声ではCCP、CSは1~1.5か月くらいから「良い感じ」と思う人がいます。ただ、繊細さや伸びやすさ(走力の高い人ほど伸びにくい)によって程度や期間には差があります。

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中枢性疲労について書いた記事

詳細は小谷氏が書いたマラソンの失速の原因、実は脳の疲労が〇%をご参照ください。

その中に以下の一文があります。

  • 中枢性疲労とは、脳の疲労。脳から筋肉への運動指令が弱まることでスポーツのパフォーマンスも低下してしまう
  • 中枢性疲労の影響の大きさは条件によって変化する。マラソンにおいてはパフォーマンス低下の半分以上を占めている可能性もあり、対策の伸びしろが大きい
  • 暑いと中枢性疲労の影響が大きくなる

簡単に書くと、筋肉などにはまだペースを維持できる力が残っているのに、脳がもう無理ってブレーキをかけてしまう。諦めてしまう状態です。考えてみると自分自身も心当たりがあります。

中枢性疲労に効く成分はカフェインがメジャーだがその場限り

サプリメントの中で中枢性疲労に効く成分として有名なのはカフェインですが、カフェインの効果は一時的な興奮によるもので持続しません。言葉を変えるとその場限りです。

その場かぎりであっても、レース当日にカフェインでパフォーマンスを上げて結果につながることができたのなら良いことです。Catalystシリーズの中ではその効果を狙ったのはCatalyst Zoneです。

そのCatalyst Zoneが発売する前にもカフェインを配合したサプリメントを販売していましたが、小谷氏は、日常的に栄養摂取することで中枢性疲労に対する耐性を少しずつ高めていき、良い練習を継続して着実に実力をつける。つまりは一時的な興奮でなく、きちんと実力として中枢疲労耐性が身につくようにすることはできないだろうかと考えて、そのような効果を得られる成分を配合したCatalyst Spiritsを開発・販売しました。

Catalyst SpiritsとCatalyst Zoneでベースアップとブースト効果

まだ大会までに時間があるこのタイミングで練習を継続するとともに、Catalyst Spiritsを使って、中枢性疲労に対する耐性を高め、また心肺能力を向上させることでランナーに必要な能力のベースアップを図る。その上で、大会が近づいてきた時期のポイント練習や大会本番でCatalyst Zoneを使ってしっかり力を出し切る。そのような効果を狙ったサプリメントです。詳細は公式ページをご参照ください。