5月24日(土)12時から5月25日(日)12時まで、陸上競技場の400mトラックと競技場外周を繋いだ1250mを何周・何キロ走れるかを競う大会が開催されます。今年は第4回大会になります。
この1250mのコースは日本陸連公認コース(1250m×80周での100km)であり、公認コースにするために主催者の舘山氏と青森県陸協の担当者などと打ち合わせをしたのが、つい最近のことのように感じます。公認申請を取るための計測は非常に寒い中、地元に大会役員の方々が日本陸連の公式計測員と一緒に行い認可されました。

1周の距離が正確になったことで、JUA(日本ウルトラランナーズ協会)認定の24時間走公認大会となりましたが、このコースを使って2026年の同時期にはアジア・オセアニア24時間走選手権大会が開催されます。
その日本代表選考レースとして本大会が第1優先レースとしてJUAから発表されました。
元々、今年開催のIAU24時間走世界選手権大会の代表選考レースでもあるので、今回出場する選手のモチベーションは一気に高まったことでしょう。
その辺りを整理しつつ紹介します。
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IAU 24時間走世界選手権代表選考
2025年10月にフランス・アルビにて開催されるIAU 24時間走世界選手権の代表選考要項は以下のとおりです。
最大男女各4名まで選出されますが、現時点での内定者は以下の3名です。(敬称略)
男子
福元 翔輝
女子
仲田 光穂
兼松 藍子
その他の代表枠は、第2選考指定大会である、第4回 弘前24時間走(青森県:2025.05.25-26)と、第3選考指定大会である、第1回 益田24時間ウルトラトラックレース(島根県:2024.06.21-22)の結果により、既に開催されたレース結果などとともに決定する。
今回の弘前にエントリーしている選手で現在ポイントを獲得している選手は以下のとおりです。
男子は櫻庭 健、荒井秀次、神宮浩之、窪田 淳で、女子は仲田光穂(内定済)、向山 由美子、楠瀬 祐子、岸 正恵です。
内定候補になるには少し選考内容が複雑なので、ここで書いても頭が混乱してしまう方が多いので書きませんが、概ね男子であれば250km以上、女子なら220km以上走り3位以内に入れば代表候補になれます。現時点で内定、もしくは内定候補になっている選手が出場辞退することもあるので、日本代表を狙う方なら少なくても上記記録と順位は走らねばなりません。
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有力選手

上記に掲載した現在ポイントを有する選手以外で過去の実績などから上位争いをすると思われる選手は、原 良和、石澤 毅士を含めて何人かいますが、原選手は、現在のアジア記録保持者(285.366km)であり、100km、24時間走での日本代表経験も多く、今回の参加者の中でも実績はピカイチです。昨年の野辺山ウルトラマラソンでも6位に入るなど健在です。久々の24時間走の走りが楽しみです。
石澤選手は2023年神宮外苑24時間チャレンジ 6位(244.692km)、2024年OSJ ONTAKE100マイル 3位(17:47:24)、そして今年の小江戸大江戸200k 1位(22:53:47)と毎年安定した成績を残しています。
女子にも強い選手は多数エントリーしているので、大会の途中経過を楽しみにしてください。
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2026 IAU 24時間走アジア・オセアニア選手権 代表選手選考要項
今回の大会は今年の世界選手権代表選考であるだけではなく、来年のアジア・オセアニア選手権の代表選考も兼ねています。
2026 IAU 24時間走アジア・オセアニア選手権 代表選手選考要項
こちらはシンプルなので、上記リンクを読むだけでスッとイメージできると思いますが、簡単に説明すると、本大会で男女とも2位以内で、男子 235km以上、女子210km以上走れば即内定になります。3位以降でも記録によっては日本代表として出場できる可能性があるので、最後まで力を振り絞り距離を積み上げてください。
また、従来まで男女4名以内であった代表枠が、今回は男女6名選出されます。
日本開催の国際大会で日本代表になれるチャンスは早々ありません。
それも1回のレースで2つの国際大会の日本代表になるチャンスもあるのです。
その模様を現地からお伝えします。
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