HOKA ONEONE CLIFTON 2/クリフトン2
以前から気になっていたシューズを購入しました。
私は練習から、フルマラソン・100kmまでアディゼロ匠ren boostを愛用してます。今年のチャレンジ富士五湖、野辺山ウルトラマラソン、サロマ湖100kmウルトラマラソンもすべてアディゼロ匠ren boostを履きました。
今後も、100km程度のウルトラマラソンであれば、従来通りアディゼロ匠ren boostを履くでしょう。
そのくらい気に入っているのです。
その私がなぜHOKA ONEONE CLIFTON 2を手に入れたのかと、履いた感想をファーストインプレッションとしてご紹介します。
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メーカー的紹介
*HOKA ONEONE 公式ホームページから引用させていただきます。
正規輸入元のホームページによると、クリフトン2をこんなふうに紹介しています。
以下引用です。
HOKAラインナップの中でもっとも軽いわずか215g(26.5cm)の中距離ロードレース用モデル。
Cllifton2は前モデルからシュータンのクッション性を向上させてバージョンアップ。
着地から蹴りだしまでの自然な回転運動を生み出すロッカー形状に加え、ダイレクトなパワーを路面に伝える薄めのミッドソールとアッパーの柔らかさが「足が前に出る」という驚きの新感触をもたらします。
エントリーのジョガーからフルマラソンを目指すランナーまで幅広く支持され、2014年のアメリカ・ランニング専門誌・CompetitorのEditor’s Pickにベストシューズとして選ばれています。
スペック
税込み価格:17,280円
サイズ展開:25.0cm〜29.0cm
片足重量:215g(26.5cm)
ソールの高さ:前足部24mm、踵部29mm
ドロップ:5mm
*片足重量に関しては、私の購入したサイズは25.5cmですが、224gでした。
カタログデータのサイズより小さいので軽くて当たり前ですが、9g重たいのですから、26.5cmであれば15gくらい重たいかもしれません。誤差というには少し大きすぎますが、インソールやヒモを抜いた重量でしょうか?それとも一部改良を加えたのでしょうか?
クリフトン2の各部位の画像
【上から】
【横とソール】
カタログデータによると、ソールの高さは前足部が24mmで、踵部が29mmとありますが、一般的なランニングシューズと比較するとかなり高いです。
【インソール】
特製のインソールのようですが、家の中で20分ほど履いていたら、足底に違和感を感じたので、日曜日の初ランではいつも履いてるアディゼロ匠ren boostのインソールをセットしました。慣れたインソールなので違和感はまったくありません。
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余談その1 シューズ紹介ではないけど靴紐の結び方
梱包からシューズを出した段階では、このようにオーバーラッピングでセッティングされていました。
大半の方は、工場出荷状態のままで履かれると思いますが、例えば画像の通り、紐がよれていたりします。紐がよれていると締め付けが均一にならなかったり、甲に当たったり不具合が生じることがありますので、一度解いて結びなおしたほうが良いです。
また、雑誌やショップではオーバーラッピングを薦めることが多いです。その理由を聞いてみると、オーバーラッピングの方が弛みにくく解けにくいだったりします。(その他の理由ももちろんあります。)
しかし、しっかり締めようとすると、アンダーラッピングの方が紐の滑りが良いので微妙な調整もしやすいです。
アンダーラッピングは弛みやすいといっても、毎回毎回靴紐を解いて、結びなおし、また結んだ後、解けないように2重結び等すればレース中に解けることはないでしょう。
また私のような甲が高い人はアンダーラッピングの方が痛くなりにくいと思います。
そこで一旦解いた靴紐を結ぶ際は、アンダーラッピングで結びました。
まず一番下の紐を下から上に抜きます。この状態で左右の紐の長さを揃えます。
その次が大事です。左右どちらの紐から通すかです。気にしていない人は多いのですが、私はシューズの内側、右足であれば左側の紐をまずは右側に通します。
次にもう一方を通します。
そしてその紐を離さずにもう1回通します。
その理由は、画像は左足ですが、足の甲は内側が高く、外側が低くなっています。
その足の甲にシューズをフィットさせるにはシューズのベロもどうように内側が高く、外側が低い状態にする必要があります。
クロスした紐をみてください。すべて内側が高く、外側が低くなっています。
もちろん左足も同様に結ぶわけですから、左右対称となります。
購入した時のまま履いている方がいたら、アンダーラッピングでも、オーバーラッピングでも良いので、一度外して結びなおしてみてください。フィット感がまるで違うと感じるかもしれません。
【参考記事】
靴ひもの結び方で走りは変わる ←クリックください。
余談その2 ソックスはきちんと履こう
これも余談ですが、五本指ソックスに限らずソックスはきちんと履きましょう。特に五本指ソックスはしっかり指の根元まで履いて、また足底部にシワなどがでないようにしましょう。靴擦れは戦意喪失させます。
着用した状態で撮影しました。
着用イメージを5枚掲載します。
ファーストインプレッション
日曜日に友人と、皇居、北の丸、赤坂御所などをゆっくりジョギングしてきました。
スパルタスロンを想定して、サロモンの軽量バックバックと、ソフトフリスクに水を入れて走りました。
ちなみに短パンから出ているハーフタイツのように見えるものは、最近試している包帯パンツです。この商品についても近日使用感をお伝えしますが、股ずれなどには効果があります。通常はこのように長いタイプでなく、短いタイプを使っています。
赤坂御所のマップを作るために、一緒に走って案内してもらった友人が興味津々だったので履いてもらった。
赤坂御所を安全に走るためのマップも近日公開します。
さて、クリフトン2を履いてまず感じたことをありのままに書きます。
もちろんキロ6でジョグをしただけであり、また病み上がりの体調が悪い中でのファーストインプレッションなので、商品にとっては厳しい状況だと思います。また近日使ってみるので印象が変われば追加します。
【重量感】通常履いているシューズより片足で50g重いので、当たり前ですがモッサリした印象は否めません。ただし普段からアディゼロジャパンブーストなど200gくらいのシューズを履いている方には違和感ないでしょう。
【走行感】ソールが柔らかく衝撃を吸収しているのか、地面の状態がよくわからなく、走っていて楽しくなかったです。これは好みなので出来るだけ衝撃を吸収して欲しいという方には最高のアイテムになります。特に接地のたびに膝が痛くなる方の救世主になるかもしれません。
【推進力】カタログデータにあるように前へ前へ進む感触は感じませんでした。おそらく走り方にもよるのでしょう。HOKAのシューズにあった走り方があるように思いました。地面を蹴ったりするような走りではなくラウンドしたソールに任せて走るのが良いと感じました。
ここまでだと、私てきにはダメなシューズなように思われますが、そうではありません。
100kmまでのレースであれば私は使いません。ただし年内に2レース走る超長距離のレースでは武器になると感じました。
超長距離になれば走っていて楽しくなるような、ダイレクト感は要りません。極力衝撃は吸収して欲しいと願います。
例えるなら、アディゼロ匠ren boostがゴツゴツ路面を拾いながら走るスポーツカーとしたら、クリフトン2はふかふかの高級セダンでしょう。
スポーツカーにはスポーツカーの運転があるように、高級セダンには高級セダンの運転があります。
また、走って感じたことをアップします。
耐久性
ゆっくり20キロ走ったソールの状態です。
柔らかいスポンジのようなソールなので耐久性は弱いと思いますが、これも使用過程で記事にアップします。
少し速めのペースで走った感想
日曜日に以前から気になっていたHOKAクリフトン2を履いて皇居を2周しました。体調不良はようやくランニングするには支障ないレベルにはなりましたが、トレーニングをするレベルにはなっていません。
スパルタスロンまであと10日程度なので、このまま調整に入ります。そんな状態なので、キロ5を少し切るくらいの感覚で走りました。
クリフトン2の重さはさほど気になりませんが、ソールが厚く柔らかいのがまだ馴染みません。もちろん速く走るためのシューズではありませんし、速く走るためなら他のシューズを履きます。
少し説明が難しいのですが、
通常私は地面を押すイメージを持ち接地時間は短めに走っていますが、そのように走ると沈み込みが気になります。そこで、ラウンドしたソールに合わせて接地後すぐに足を巻き上げるのではなく、そのままソールをラウンドさせるような感じで前方に体重移動していくと良い感じで走れます。
短い距離なので、実際衝撃吸収力が優れていて脚に負担がかかっていないのかどうかは分かりません。
1周目は24’20くらいでした。
路面の状況をダイレクトに感じられないのはつまらないけど、それがこのシューズの持ち味なんでしょう。
2周目も同じようなペースで走っていると、何人かに抜かれたので、しばらくしてから少しペースアップをしてみました。
通常とは違い皇居前広場からのスタートでしたので、ペースアップしたのは、消防庁辺りからです。竹橋の登りでは、頭の位置を数cm前にもっていきました。
これは平地を走ってる時のフォームですが、仮にこれに傾斜を付けるとこんな風になります。
この時は少しペースが速くいつもより前傾が保てているので少し分かりにくいですが参考です。地面に対しては多少前傾を保っていますが、重力に対しては棒立ちになります。
この時に頭だけ前に持っていくのではなく、腹筋辺りも含めて全体的に少し前に持っていくだけでペースは上がります。また、接地で地面を押しやすくなると思います。
慣れないクリフトン2でも同じように走ったらペースは平地より上がり、先ほど抜いていったランナーを楽々と抜いていきました。
そんな感じで二周目を走ってタイムを見たら21’30くらいでした。
ガーミンの充電をしてなかったので、GPSなしの時計で走り、いつもとスタート位置が違うから途中で、その時のペースは分からなかったけど、感覚的にはキロ4ちょいと思っていたので、感覚より遅かったです。
21’30はキロ4’18ですからね。
ただ、スタートして最初の1キロは前の周回と同じくらいのペース(キロ4’50?)で走っていたのだから、残りの4キロは平均して4’10です。感覚より少し遅いくらいです。
何はともあれ、このくらいには戻りました。スパルタスロンまでにもう少し走ってみてから、使い方を考えます。場合によっては82キロのコリントスまでは、アディゼロ匠renブーストで走り、そこでクリフトン2に履きかえるのもありかと思いますが、レース中のシューズの履き替えはリズムを崩すので好きではありません。
ただ、先日、スパルタスロンを何回も完走している方にこんなことを教えていただいた。
スパルタスロンは82キロ+100マイルのレースだと。
それであれば、先日の筑波連山のように、前半35キロのロード区間はランニングシューズで、後半35キロはトレランシューズのような履き替えもありかもしれません。
スタートして82キロまではゆっくり過ぎるほどゆっくりは行きません。サロマ湖は前半はキロ4’48くらいで、後半はキロ5’15くらいでしたが、この82キロはキロ5’20くらいで走ると思います。そこまではアップで、100マイルレースを走るという感じでしょうか。