サブ3.5チャレンジ

VOL.11 10キロペース走 10月中旬

ペーサー

四万十川ウルトラマラソンを走る自分の調整を含めて3時間30分切りを狙う女性ランナーと10キロペース走をしました。

彼女は土曜日に10キロレースで自己ベストを約4分短縮する44分台で走り、翌日の日曜日に毎週定例にしている2時間半走で28キロ走ってます。当然疲労は溜まっていますから、トップスピードの上がるインターバル走ではなく10キロペース走にしました。私自身の調整のためにも昨夜はレースペースに近いスピードで走る方が良いと考えたのです。

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設定は最初4分30秒を少し越えるくらいで入り、4分30秒前後を維持して余裕がありそうなら終盤アップしていこうと考えていました。

ラップはこんな感じでした。

4’34

4’31

4’28

4’28

4’24

予定通り4’30を超えるペースで入って二周目から4’30前後を維持してましたが、4キロ過ぎて少し上げました。

4’37

4’32

4’26

4’27

4’20

5キロを過ぎた辺りでかなりキツそうになり、ペースダウンしたいと言うので少し落としました。そして給水を数秒でとりました。この間も時計は止めてません。そこから4’30を少し超えるあたりで心拍を落ち着かせてから彼女に分からないように微妙に上げました。ラスト1キロも上げる必要はない。スパートはするな。と伝えましたが少し上がってゴールしました。

44’51

土曜日のレースにのタイムには届かなかったけど、2回続けて44分台で走れたのは自信になったでしょう。

タイムを教える前に彼女にどんなラップだったと思うか?と聞いたら

最初は4’25くらいで5キロくらいで4’20くらいに上がって、終盤は4’30を超えていたと思う。と話しました。

まったく違う

やはりスロースターターだからスタート直後は実際のペースより速く感じるのです。そして心拍数が馴染んでくると体感ペースより速く走れるようになってくるのでしょう。これを知ってもらうためにタイムを予測させるのです。

それが分かればこれからのレース運びは序盤は無理にペースを上げないで徐々に上げていくというスタイルが出来てきます。

徐々に上げるというより同じ感覚で走っていれば上がってくるのです。

それは終盤は4’30を超えていたと彼女は感じていましたが実際は4’30を切って前半苦しくてペースダウンしてと言ったペースに戻して走れているのです。

また脚が張って重たい状態でもこのペースを維持できるのだから成長しました。

昨夜は涼しく走るには最適な気温でしたが、風が強くテニスコート脇はかなりの向かい風で彼女は苦しかったと話してました。向かい風があるなら追い風もありそうな感じですが追い風を感じる場所は不思議とないのです。たぶん追い風を受ける場所は建物か何かにより風の道が寸断されているのかもしれません。

私たちは向かい風の人生なのかもね。なんてダウンジョグしながら話してました。また追い風はあるのだけど意外と気付かないものかもしれません。自分には辛いこと困難なことばかりある。って話してる人も実はいろいろな人に支えられているのに気付かなかったり、気付いていても当たり前と思ってしまうのかもね。

なんてことも話したような気がする。

でも向かい風は嫌だと嘆いても向かい風はなくならないのだから向かい風を切り裂いて走るしかない。止めるのも逃げるのも本人次第なのです。

彼女にレースでもこのくらいの風が吹くことはあるし、真夏のように暑くなることもある。そんなコンディションだから目標が達成できなかったなんて考えるより、どんなコンディションでも目標の3時間半切りが出来るように力をつけようと話し、そのために今は3時間20分が切れる練習をしてるのだと伝えました。

昨夜は向かい風は心身ともに良い練習になったと思います。私自身も気持ちよく走れました。

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 練習内容と練習結果

【練習内容】:10キロペース走
4’34-4’31-4’28-4’28-4’24-4’37-4’32-4’26-4’27-4’20 Total 44’51

【練習結果】:今回もきつかったと思うけどよく頑張りました。また心拍数を急激にあげなければ楽に走れることも分かってきたようです。毎回一緒に練習するたびに様々なことを吸収していくのを実感するととても嬉しいです。また自分自身頑張ろうとモチベーションが高まりました。


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