走ることへの渇望を力に

女性ランナー

この週末は、さいたま国際マラソンや金沢マラソンで、来週はつくばマラソン、大田原マラソン、神戸マラソン、福知山マラソンなど、秋のマラソンシーズンのピークとなります。

そのレースで目標達成したいと、忙しい中、練習時間を作り頑張ってきた方は緊張感を持っていると思います。一生懸命練習していなければ緊張なんてしないと思います。

週末レースの方は、今日・明日・明後日のどこかで短時間でも練習時間を作って、調整をしてください。

来週レースの方は、しっかり追い込んだ練習をしつつ、疲労が溜まっている方は徐々に回復にシフトしていってください。

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ここまで来たら

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この「週2時間 週25キロで目標達成する練習」は、多忙で練習時間が取りにくいけど、目標達成を諦めたくない実在の友人をイメージして作っています。(画像のランナーとは必ずしもリンクはしていません。)

もちろん、練習時間が取れないといっても、その程度は様々です。女性でも毎日22時を超えてしまうような激務の方もいますし、ランニングクラブなどの練習会に間に合わないというレベルの方もいます。

何回も書いてきていますが、練習時間が取れるなら身体の耐性を超えない範囲で練習した方が目標達成は近づきます。また走行距離より練習の中身が大事と書いていますが、目標タイム別に、最低でもこのくらいの距離は走らないと厳しいと感じるラインが存在することも事実です。

おそらく、忙しくなる前にしっかり練習した経験がある方は、そのラインを肌で感じていると思います。しかし現在おかれた環境の中で一生懸命頑張ったのですから、現時点のベストを尽くしてください。

走ることへの渇望を力に

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この記事を読んでいる多くのランナーは練習時間が足りなかった、思うような練習ができなかったと感じているでしょう。「もっと練習したかった」「もっと走りたかった」と感じているでしょう。

また、友人の練習内容がFacebookなどに書かれていると焦るでしょう。仕方がないと思っても、今まで同じようなレベルと思っていた友人が、どんどん先に行ってしまうと感じたら焦るのは当たり前です。でも諦めなければいつかは追いつきます。

ただ、現時点でも、同じ目標に向けてしっかり練習ができている友人より勝っていることがあります。

それは走ることへの渇望です。走りたいだけ走れる人より、走りたいのに走れない人は走ることに渇望しているでしょう。

その走ることへの渇望は力です。

また、十分な練習ができていないわけですから、身体の疲労も少ないと思います。

スタートラインに並んだ時に、練習しすぎた疲れから心身ともに元気がない友人と、十分な練習は出来なかったけど、心身ともに走りたくて仕方がないと思っているあなた。このような状態ならあなたの方が良い走りができるかもしれません。

そのためにも、レース直前の過ごし方は大事なのです。たまたま時間ができたからと満足するほど走ったらもったいないです。

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目標タイムについて

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自分はサブ3を目標にしているのだから、それより遅いタイムに価値を見出せないという方はいます。もちろん昨シーズンのベストタイムが3時間一桁であればまだしも、3時間15分前後のタイムの方が十分な練習ができていないのにサブ3以外に価値が見出せないというのは違うと思います。実は以前の私がそうでした。今思えばサブ3する力がないのに、今度こそサブ3と思ってスタートするも、いつも同じようなレース展開となり結局3時間15分くらいに落ち着いてします。

あの時の自分にアドバイスをするなら、「3時間一桁を出すペースで走れ」です。サブ3するには平均キロ4'15ペースですが、3時間一桁なら4'30ペースです。ちなみに3時間15分だと4'37ペースです。1キロで22秒も違ったらまったく違うペース感覚になります。

なぜこんな話を書いたかというと、目標タイムは出したいタイムではなく、出すことが可能であるタイムにしないと、タイムが伸びないばかりか、走ることが詰まらなくなってしまうからです。

サブ3したい、3時間13分切りたいという目標を諦めた方が良いと言っているのではなく、その目標を達成するための走りをして欲しいということです。

また、十分な練習ができていないと感じるなら、必ずしも自己ベストを狙うのではなく、今の自分が頑張れば届くタイムを狙って、しっかりそのタイムに届かせることも、目標達成に近づくために大事なことです。

現在の練習量でもこのタイムを出せたのだから、繁忙期を越えたり職場環境が変わって、もう少し練習時間を確保できれば、目標タイムを狙えると自信をもつことができるでしょう。


目標達成に向けて頑張るランナーを応援してます!!

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