股ずれ防止の包帯パンツ

数年前、真夏の蒸し暑い夜間にロング走をした時に股ずれを起こしました。その後も何回か股ずれを起こしたので、当時は様々な下着を試していました。

当時書いたアメーバブログの 男性のマラソン時のインナー(下着)について (←クリックするとブログに飛びます。)は未だに検索されています。

検索キーで ”マラソン 下着 ”や ”マラソン インナー ” で上位に現れます。

その記事の通り、その後はユニクロ シルキードライを愛用してます。この下着は安いし、どこでも手に入るし、使っていてまったく問題ありませんでした。

しかし、今年の真夏に夜間走をした際に、股ずれ起こしてしまいました。蒸し暑い夜でしたから発汗量が激しかったのでしょう。激痛ではありせんが、地味な痛みがずっと続きました。仕方がないので、その時に頭に巻いていたバンダナを、肌と下着の間に挟んだら痛みは緩和しました。

その後、即股ずれをしない下着を調べて、知ったのが包帯パンツです。

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トラブル防止の重要性

スパルタスロン

下着の使用感を紹介する前にそもそもの話を少し書きます。

マラソンで目標達成するには、目標達成出来るだけの練習をするのは当然として、いかにレース中のトラブルやストレスを軽減できるかでしょう。

しっかり練習し、体調を整えて自信満々でレースに臨んだとしても、レース中に靴擦れや股擦れが発生すれば苦しいレースになってしまいます。

スパルタスロン

マラソンは減点主義のスポーツだと私は思っています。マラソンにまぐれはないので出せるタイムの上限は決まっています。(仮にここでは、そのタイムを限界タイムと言うことにします。) そして限界タイムを上げるために練習をするのです。限界タイムは、気象や体調などの外的、内的なコンディションがすべて揃った時に出せますが、そんな条件が揃うことはほぼないので、目標タイムを達成するためには、可能な限り自分が出せる限界タイムを練習によって上げることが必要です。

仮にその時点の限界タイムが2時間57分のランナーがいたとします。サブ3を狙っているけどなかなか達成できない。体調や調整が万全だったのに暑いレースや強風のレースとなってしまったり、気象コンディションは最高だったのに、体調が悪かったり、レース中にトラブルがあったりで中々サブ3に届きません。

このような状況が続くと、このランナーは自分はついていない。サブ3は出来ないのかもしれない。と思い始めてしまうかもしれません。

このランナーがサブ3するには、限界タイムを上げて、気象コンディンションが少々悪くても対処できるようにするか、気象条件は仕方ないけど、体調をしっかり整え、またレース中にトラブルが発生しないよう減点要因を防ぐしかありません。

スパルタスロン

レース中のトラブルはいろいろありますが、5キロや10キロなどの短い距離のレースより、フルマラソンは出る可能性が高いし、さらに100キロ、200キロと距離が伸びるほどにトラブルに遭遇する可能性は高まってきます。

トラブルは起きたら、厳しいレースになりますし、最悪レースを続けることができなくなります。

そこで大事なのはトラブルに対処する能力と言われていますが、私はもっと大事なことがあると思っています。

レース前にどのようなトラブルが発生するか予測し、対応しておくことです。最近は使う人は減りましたが、『想定外』を可能な限り潰していくのです。

どのようなトラブルが起こるか予測するには、目標とするレースに近い状況で練習することですが、その練習ができないのであれば、過去に走ったランナーのブログ等を参考にすればある程度分かります。特に思い通りのレースができた方のブログより、失敗した方のブログの方が参考になります。なぜなら思い通りのレースができた方は未然にトラブル防止をしていたからトラブルなく走れたと考えられます。その未然にトラブル防止をした部分は本人の経験でしょうし、本人にとっては当たり前のことであり、ブログに書かれていないことが多いからです。

長くなったので、前置きは終わりますが、長いレースではどのようなトラブルが発生するかの参考になる記事を一点紹介します。

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メーカー的紹介

包帯パンツ

SIDO包帯パンツ公式サイトから抜粋して紹介します。

"包帯パンツは、医療用として誕生した、肌への優しさが絶対条件となる「包帯」を使用したパンツです。通常の医療用の包帯では下着にすることができないため、世界初の包帯生地「HOHTAI®」を開発し、使用しています。"

と記載があります。そして快適に過ごせる5つのポイントとして下記の紹介があります。

快適1 ムレない!洗濯の乾きが早い!

快適2 かゆみや締めつけがない!(ゴムなし包帯パンツ)

快適3 優しい肌ざわり

快適4 程よいフィット感

快適5 内側に縫い目が出てこない


実際に使った使用感

私が使用した包帯パンツはたくさんのラインナップから、この2種類です。

包帯パンツ

包帯パンツ マタズレーヌ グレー

包帯パンツ

前開きロングボクサー冷涼タイプ ブルー


ランナー向けには上の画像のパンツが一般的なのでしょう。ネーミングもマタズレーヌですから。。

しかし私がスパルタスロンで使用したのは下のパンツです。マタズレーヌも練習で何回か試したのですが、これはもう好みの問題ですが、私はビキニに近いカットは馴染めず、やはりボクサータイプが好きなようです。

もちろんマタズレーヌ履いて、擦れたということはありません。

包帯パンツ

(マタズレーヌのパッケージの裏面です。)

通常のボクサータイプの包帯パンツは持っていないので、下の画像のロングボクサーを履くことにしました。このパンツも練習で何回か履きました。このパンツは一見ハーフタイツのように見えるので、この上にショートパンツを合わせて使っていました。

スパルタスロンでは、C3-fitのハーフタイツを履くことにしていたので、重なると暑いかと思いましたが、さらっとした肌触りで太もも部分がタイツだけより良い感じがしたので、包帯パンツを履いた上でC3-fitのハーフタイツを履きました。

スパルタスロンは、上記で書いたとおり、次から次へと押し寄せるトラブルの中、130km過ぎにリタイアとなりましたが、股ずれのトラブルはありませんでした。

非常に蒸し暑く、水をかぶりながらのレースだったので、全身擦れまくりでしたが、股ずれに関してはその予兆もなかったのです。最後まで試せなかったのは残念でしたが、股ずれに関しては多分大丈夫だったと思います。


ユニクロに比べると少々高いですが、洗濯すれば何回も使えるのですから高くはないと思います。

例えばウエアであれば、毎回同じウエアを着るのは憚れますが、下着は見えないので、ランニング用に2枚もあれば十分でしょう。

耐久性に関しては、もう何回も洗濯をしていますが、問題ありません。

次は、一番ベーシックなショートボクサーを使ってみようと思います。

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