ウルプロ練習会 5分間走×7本〜アスリチューン カフェイン入り発売開始〜

今日の織田フィールドは混んでて19時に着いたらロッカーの空きがないので、競技場の外にあるコインロッカーを使いました。ただ練習会が始まった頃には学生が練習を終えたので、いつもとさほど変わらないくらいの混雑でした。

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さて、今日参加したメンバーの半分以上は4月下旬以降のウルトラマラソンやウルトラトレイルを走ったことで疲労が抜けてないメンバーもいるので、無理してスピードを上げないように伝えました。

疲労が溜まっていても完走などの達成感から疲労を感じにくいことはあり、そのような時に無理すると故障や体調不良に陥ることがあるからです。

メニューは5分間走をリカバリー2分で7本しました。

ペースの目安は10kmからハーフマラソンの平均ペースで体調に応じて決めてもらいました。調子の良いメンバーは5kmPBペースで走ってもらいました。

キロ4だと1250mですから、1250m×7本になるし、キロ5だと1000m×7本になります。

練習前に動き作りをしてから走りましたが、みな気持ちよくスピードに乗っていました。

私は昨日のポイント練習を回避したので、今日は少し走りたかったのですが、メンバーへのアドバイスや動画撮影の合間に数本走りました。

800m 2’50
400m 1’19
400m 1’14
400m 1’14
200m 0’44
200m 0’35

無理にスピードアップするのではなく、身体の力を抜いた状態でスピードに乗せるにはどう動いたら良いかを確かめながら走りました。

阿蘇ラウンドトレイルの序盤に何度か足首を捻ったダメージは心配ないレベルになりましたが、疲労は残っていて250mくらいまではキロ3分ペースでも楽に身体は進むのに、250m以降から脚が重くなってきました。

ラス前の200mは感覚的にはジョグのように走りましたが、身体が勝手に進み、44秒と思ったより速かったのには驚きました。

フルマラソンシーズンが終わってから既に100km超のレースを3本走り、これからもウルトラマラソンが続きますが、レースの合間には今回のように脚を使わないショートインターバルで走りのリズムを整えていきます。

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今回5本目を終えてから、疲労の残るメンバーを中心に練習開始時に行った動き作りを再度説明を行いながらしました。

腕振りなど上体を使う意識が強過ぎることで、力が入ってしまうメンバーだけではなく、腕の力をほぼ抜くことで、上体が自然な前傾姿勢が取れて、身体が勝手に前に進む感覚など感じてもらいました。さらにその状態から肘の角度を鋭角にしていくと、振ろうとしなくても、勝手に腕は揺れ、推進力がうまれることなど体感してもらいました。

フィールド半分まで手をぶらぶらな状態にして、半分から肘の角度だけ付ける。

何度か体感してもらってから、トラックで確かめてもらいました。最初の50-100mは腕を使わずに走り、それから腕や肘を意識して振るのではなく、肘の角度を付けていくだけです。その走りはリラックスして走れたのに思いのほかスピードが出たと多くのメンバーが感じました。

時間はなかったけど、初対面のメンバーもいるので、名前と一言だけ練習での気づきを話してもらいました。

またアスリチューン・スピードキュアを飲んで素早いリカバリーを狙いました。

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今日から発売のアスリチューン・ポケットエナジー ブーストを少量づつメンバーに試してもらいました。

私も試したところ、試作品より少し柔らかくなり飲みやすさなど完成度が高くなったのを感じました。

パッケージも今回からシワが寄りにくい素材に変わりました。変更理由はポケットなどに折り曲げた状態でたくさん詰めたらパッケージに穴があいたなど利用者からメーカーへの意見があったので、変更したようです。

味覚の好みは様々ですが、コーヒーゼリー味や、カフェイン入りのエナジージェルの中ではかなり飲みやすいジェルに仕上がったと感じました。また価格的にも10個2,600円と購入しやすい水準になりました。

こちらの メーカー公式ページ で購入できます。

 

柴又100Kで2位に入った長江選手の使用感はこちらです。合わせてお読みください。

柴又100K(登録の部)で長江隆行が総合2位〜アスリチューンの使用感〜

ウルプロ練習会への参加ご希望の方はFacebookページのメッセージにてお問い合わせください。



柴又100K(登録の部)で長江隆行が総合2位〜アスリチューンの使用感〜

週末に開催された柴又100Kの完走率は69.2%だった。

これは奇しくも同日に開催された野辺山ウルトラマラソンとほぼ同じ完走率だ。

野辺山ウルトラ100km完走率100%〜ウルプロメンバーが意識したこと〜その1

出走者数 完走者数 完走率
登録 男子 341 266 78%
登録 女子 28 24 85%
登録の部 369 290 78%
一般 男子 1,443 986 68%
一般 女子 178 102 57%
一般の部 1,621 1,088 67%
100km合計 1,990 1,378 69%

 

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柴又100Kは野辺山ほどのアップダウンはないが、日差しを遮るものがない河川敷コースなので、強い日差しや暑さの他、風がランナーを苦しめた。

そのレースで、100kmレース2回目の長江隆行選手が、総合2位入賞を果たした。

タイム 7:28:42

5kmごとラップタイム

19:58-19:59-20:11-20:33
20:26-20:19-20:51-20:37
21:45-23:51-22:57-23:47
23:15-24:25-23:19-24:38
24:26-24:01-24:39-24:45

長江隆行は、フルマラソン年齢別ランキングで3年連続1位のランナーで自己ベストは2時間23分台のスピードランナーだ。

昨年のサロマ湖は一緒に行き、寝食をともにしたが、色々勉強させていただいた。長江が100kmにチャレンジした理由は昨年掲載したがマラソン後半の失速対策だった。

マラソン後半の失速対策としての100kmチャレンジ

(画像提供 長江隆行)

今回のレース展開だけではなく、アスリチューンの使用感や、100kmの面白さと難しさについてこう話している。

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レース展開

レース当日の朝は曇りで比較的涼しかったので、キャップ等暑さ対策は消極的に考えていましたが、やはり昨年のサロマのように長時間のレースで天候が変わる可能性があるので、しっかり暑さ対策をしてレースに臨みました。(※結果的に前回の経験が役に立ちました。)

序盤はキロ4で進み、できればこれを50kmあたりまで続けて行く作戦でした。

スタートして、一人(優勝者)が飛び出しかなりのハイペースで進んでいったので、追わずにひたすら自分で決めたペースで進んで行きました。そして、10km過ぎから暫く僕の後ろに付いていたランナーが抜けだし1位の選手を追うようにハイペースに切り替えて進んで行きました。僕は、あまり回りは気にせずに自分のペースを守り(※マラソンと100kmとの違い)、勝負は後半の50km以降と決めて行きました。

(画像提供 長江隆行)

30kmあたりからは前のランナーも見えなくなり、単独走になりましたが、ペースを極力維持し30~40分ごとにポケットに入れたアスリチューンを補給し走りました。

途中二度誘導ミスがあり、ロスタイムがありましたが、何とか3位で復路に入りました。

復路に入ると向かい風で苦しい場面もありましたが、逆に扇風機の風を浴びているようで、直射日光からの暑さを紛らわすことができ、気分的にも悪くは感じなかった。

復路はペースは4:45/kmあたりで行ったが、同時並行して行なわれている小学生1km×100人リレーの選手とほぼ併走しながら走ることができ、ペースを大幅に落とすことなく走ることができた。
やがて、70kmあたりで2位の選手が見えてきたので抜いた。

やがて、S字に曲がる土手で後ろ(3位)の選手が近づいてきたのが分かり、60km出場の選手と併走(※60kmは100kmスタートの2時間半後にスタートし30kmで折り返すので合流します)するなど、ペースの落込みを避ける手段をいろいろ考えながら走りました(※マラソンと違い、現場でいろいろ考えることができ、場合によっては事前の対策を変更することができます)

90kmに入り60km出場の知り合いも確認できたので、檄を入れて暫く併走し、その後95km位で1位の選手を遠くに確認することができました。残り5kmもない位置でしたので、逆転は厳しいかと思いましたが、ひたすら前を追いました。

(画像提供 長江隆行)

結果中盤までは1位と約18分差がありましたが、1位と90秒差まで詰めて2位でfinishしました。

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アスリチューンの使用感

アスリチューン・ポケットエナジーは、スタート時にオレンジ味を5個、スペシャルバッグにオレンジ味を2個と試作品のカフェイン入りコーヒーゼリー味を2個入れて走りました。

当初は10kmに1個取る予定でしたが、暑さから来る体力の消耗が原因で早めに摂取したので、結果的に80kmで全て取り切ってしまいました。

アスリチューンは、とても美味しく、そして取りやすく、カロリーも取れるので他のジェルよりは自分には合っていると思っています。

また、サロマの時と同様にしっかり取っていればガス欠にならなくて、特にレース後半に役立ちました。

今回カフェイン入りは、70km、80kmで取りましたが、結果的にペースが落ちることはなく90km以降もイーブンで行けました。

100kmの面白さと難しさ

(画像提供 長江隆行)

マラソンは、例えば集団に付いたり、入りの5kmをどれくらいで行かなければいけない、とか前半でその後が大きく左右されますが、100kmは、前半のペースをあまり気にせずに行けて、仮に大幅に予定よりも通過タイムが遅くなっていても、後半巻き返す気持ちを持つことができます。

長時間のレースなので、ペース、補給食、前後半の展開など、いろいろ対策を考えることができる面白さがあります。

反面、マラソンのような集団走を期待することができず、常に自分との戦いという厳しさもあります。

マラソンは少なくとも2時間以上身体を動かさなくてはいけない競技なので、マラソンのメンタル強化の訓練の位置づけとしても大きいと思っています。

僕のメインはあくまでもマラソンですが、特にメンタルで大きく左右されるマラソンに対しての練習の一貫としての100kmマラソンはとても重要な位置づけになっています。

今週発表された全日本マラソンランキングで3年連続1位になることができましたが、これもウルトラの練習の成果かもしれません。

また来年以降も自己の可能性に挑戦し続ける予定です。人生は何事も挑戦することが大事です。

 

こちらはカフェイン入りアスリチューンの使用感についてまとめたものです。

カフェイン入りアスリチューン試作品の使用感〜コーヒーゼリー味〜

また、いよいよ今月発売開始です。現在予約受付中です。

商品購入はこちらです。

 



阿蘇ラウンドトレイル⑧〜マーキングテープとコースロスト〜

阿蘇ラウンドトレイル⑦〜2日連続の強い日差し〜

阿蘇ラウンドトレイル⑦〜2日連続の強い日差し〜 から続く

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前話で最終エイドに到着したことまで書き、今回で最後まで書こうと思ったが、大事なことを忘れていた。それは先頭集団を走る選手だけではなく、多くの選手が経験したコースロストについてだ。

私は2回ロストしたが、両方合わせても20分ほどのロスで正しいコースに戻れた。

まず、初日のまだ明るい時間帯にロストしたのはこの赤で囲んだところ。

ルートは上から下に向かう。

マーキングテープを見落として道なりに進んだと思うが、だんだんコースが獣道のようになりおかしいと思い始めたら、後ろからついてきた選手がロストだと声をあげた。私もその方も進む方向は間違っていないが、入る箇所を間違えて平行に進んだのだと思い、あたりを少しウロついたが、間違えたコースを戻ることで復帰出来た。

やはり、迷った時は、来た道を戻るのが鉄則かつ最短ルートだ。

また、SUUNTO9にルートをインポートしていたので、間違えたと思ったらすぐに確認すべきだった。

二箇所目は、WS2を出た直後

エイドステーションを出て舗装路が二股に分かれる箇所で、右に下る方に何組かのランナーが向かっているのでマーキングを確認しないで下っていくと、マーキングが全くないことで気づき、みんなで登り返した。

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どちらも時間的なロスが小さいだけではなく、危険な箇所に迷い込むことがなかったから良かったけど、夜間にトレイル区間でロストしたら滑落リスクなどが高まるため非常に危険だ。

この2回目のロストで慎重になり、前のランナーをあてにするのではなく、自分自身でマーキングテープを探しながら先に進んだ。

しかし、マーキングテープを探しても発見できない箇所が頻繁にあり、その時はSUUNTO9で方向を確認するだけではなく、路面状況をチェックしながら進んだ。

コーステープは約150mおきに設置し、分かりづらい箇所や分岐には複数設置してると大会案内に書かれているが、終盤に行くほど分かりにくくなった。

大会前に熊本県のランナーからマーキングが少なく間違えやすいから気をつけてとアドバイスをいただいていたが、特に最終エイドを出て林道からトレイルに入る箇所は分かりにくかった。

この箇所ではハーフの部のランナーが大勢ロストしたようだ。

私がインポートした地図データは昨年大会のデータであり、終盤のコースが変わっており参考に出来ないので、マーキングを見つけられない時は、路面をチェックして足跡を頼りに進んだ。

私が通過する前にはたくさんのランナーが通過しているので、路面状況である程度分かったが、先に通過したミドルのトップ集団は足跡もなく、夜間だとちょっと分からないと感じた。

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今回、このマーキング以外に、木に赤だかピンクのテープが巻きつけたのがあったが、この道であっているのだろうか?と思い始めた時にこのマーキングテープを見つけるとホッとした。

私は今までUTMF、信越五岳(短縮100マイル含む)、ONTAKE、上州武尊、ハセツネなど走ったが、今回の阿蘇が一番分かりにくかった。

しかし、それは地図をしっかり見て進みなさい。という主催者からのメッセージなのかもしれない。

こちらは以前書いた記事だがSUUNTO9のナビゲーションは大きな武器になった。

うつくしま、ふくしま。ジャーニーラン122KM完走④〜 SUUNTO9のルート機能の精度とバッテリー稼働時間〜

阿蘇ラウンドトレイル⑨ に続く



阿蘇ラウンドトレイル⑦〜2日連続の強い日差し〜

阿蘇ラウンドトレイル⑥〜睡魔との戦いにも競り勝った〜

阿蘇ラウンドトレイル⑥〜睡魔との戦いにも競り勝った〜 から続く

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小刻みなジャブのようなアップダウンの後に、長く神経を擦り減らす急坂を下りきって辿り着いたAS6 アスペクタはここで、フィニッシュまでに、いわゆるラスボスが二つ待ち構えている。

この区間は16.1kmで、1,098m登って、918m下る。

アスペクタをスタートしてしばらく経つと24時間が経過した。長い上り坂を一歩一歩進んでいると再び日差しが強くなってきた。

ドロップバッグ地点で半袖Tシャツを脱いで、ファイントラックのアンダーシャツと、長袖Tシャツを着たので、日差しが出ると暑い。

再び日中を走ることになると思わず、長袖を着たのはミスだが仕方がない。まずアンダーシャツは熱がこもるので早々に脱いで、長袖の袖を捲ったりもしたが、捲った箇所が暑いのでそのままにした。日差しを遮ってくれると思えばいい。

水を被ってウェアを濡らせば身体を冷やせるが、ピークまでにどれだけ飲み水が必要になるか分からないので、安易に被り水には使えない。

景色はどこに行っても素晴らしい。見渡しの良い場所に出ると少し立ち止まって画像を撮った。

実はアスペクタをスタートしてから暑さ以外に、身体に変化が生じていた。

それはネガティブなことではなくポジティブなこと。歓迎すべきこと。

レース序盤からエイドごとに強く張ってしまった前腿を中心にセルフマッサージをしていたが、アスペクタでは行ったマッサージがツボにハマったのか奇跡的に脚の状態が良くなってきたのだ。

ただ一時的なモノかもしれないので、無理してスピードを上げることなく余裕度が高まったくらいに思うことにした。

この区間は標高500mから一気に1,100mまで600m登るが、予想より余裕をもって登りきれた。この辺りでは同じような位置のランナーと話をしながら登ったので気持ちが紛れたのかもしれない。

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SUUNTO9が示す標高を見ながら登り、ピークに辿り着いた時には、これであとは下って、登って、下ればお終いだと思った。

次のエイドまでの関門時間も頭に入っていたが、あと下るだけだから全く問題がないと思い、もう完走した気分になりかけていた。

しかし、この時大きな勘違いをしていた。それも2つも・・・。

一つ目はピークに達したらあとは尾根を走ったら一気に下るのみ。と思っていたが、この尾根の小刻みなアップダウンが非常に厳しく中々標高を下げることができなかったこと。

もう一つは、AS7出の口は下りきった場所にあると思い込んでいたが、高低図をよく見ると下りきってから300mほど登った箇所にある。一気下りで脚に大きな負担をかけてからの300mの登りはどのくらい時間がかかるのか考えるとさほど余裕はない。

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そして、下り傾斜に入ると脚に負担がかかるのでゆっくり下りていたが、下りぱなしと思っていたら中々キツイ登り返しが現れた。

この高低図を見ると2つの険しい登り返しがあるのは分かるが、実際持っていた紙はこの画像より小さいのでほとんど分からないような登り返しだった。

何とかクリアすると、先にまたキツそうな登りが見えてきたので、まさかこれも登るのか?と先を見るとランナーが登っているのが見えた。これを見た瞬間にこれはのんびりなんてしていられない。下りきってからの登りも厳しいコースかもしれない。ここまできて関門アウトにはなりたくないとスイッチが入り、そこから痛みを気にせず一気にペースアップした。激痛が走ると思いきやアドレナリンが出ているのか、さほど痛みを感じない。

歩いていると中々標高は落ちないが、走ると一気に標高は落ちる。おそらく底と思われる450m付近について時計を見ると関門までかなり余裕があった。誘導スタッフに残り距離を聞くと、1.8kmとのこと。高低図を見ると下りきってから3kmほどあったので、間違いではないかと思い聞き返すと1.8kmで間違いないようだ。

非常に日差しが強くなってきたが、残り距離が見えてきたので、残った水を頭からかけて冷やしながらAS7を目指し到着した。標高を確認すると600mほどだったので、エイドステーションの位置が変更になったのかもしれない。

ようやく最終エイドまで来た。

フィニッシュまで残り8.4km

阿蘇ラウンドトレイル⑧ に続く

阿蘇ラウンドトレイル⑧〜マーキングテープとコースロスト〜



野辺山ウルトラ100km完走率100%〜ウルプロメンバーが意識したこと〜その1

(大窪さん撮影)

昨日開催された野辺山ウルトラマラソンには100kmと同時開催の42kmや71kmを含めると2,812名のランナーが参加しました。

100kmの完走率は69.7%と昨年の69.8%とほぼ同じ数値となりました。

速報記録はこちら

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出走数 完走数 完走率
100km男子 1,956 1,383 70.7%
100km女子 331 211 63.7%
合計 2,287 1,594 69.7%

 

昨年の完走率などこちらを参考にしてください。

野辺山ウルトラマラソンとフルマラソンのタイム比較〜ウルトラセミナー参加者の場合〜

今年は自然災害により崩落した林道区間を通らずに迂回したコースになったことから、累積標高は減少し、最高地点も低くなり(標高が高いと酸素濃度が薄くなり心拍数が上がる)、砂利道を走らなくなったことから走りやすく、タイムが出やすくなるかと思いきや優勝タイムや完走率など大きな違いはなく、例年通り厳しい野辺山ウルトラとなりました。

(石澤さん撮影)

今回10人のウルプロメンバーが100kmを走り、なんと全員が完走しました。

100kmマラソンは距離も長ければ時間も長いので様々なトラブルに襲われます。特に野辺山ウルトラは日本でも完走が難しい100kmマラソンの一つで「野辺山を制する者はウルトラを制す」と言われています。

その野辺山ウルトラで10人全員が完走というのは私も驚きです。メンバーの中にはフルマラソン4時間台のメンバーや、60代のメンバーも複数含まれているのです。

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今回メンバーに2つ質問をして教えてもらいましたので、今年完走できなかった方や、来年チャレンジしたい方など参考にしてください。

質問1 ゴールが見えた時の気持ち

質問2 レース前・レース中含めて準備・意識して良かったこと

Kさん(男性)12:19:14

(石澤さん撮影)

昨年初完走したときは満身創痍で、初完走できる喜びと、苦しみから解放される安堵感が混ざってましたが、今年は余裕あり、昨年の自分を大きく超えられる喜びで100%でした。

脚を使わないフォーム

ウルトラマラソンの想定ペースで、脚を極力使わないフォームを練習時から意識していました。脚よりも腰や体幹を使うフォームです。それが本番でも出せたのが良かったと思います。 ただ長時間そのフォームを維持すると腰に負荷がかかるので、エイドごとにストレッチはこまめにやりましたが、地味ながらフォーム維持に効果的だったと思います。

Kさん(女性) 12:21:37

(石澤さん撮影)

90キロから100キロがとつてもなく長く感じたので、これで終わりと、ホッとしました。

腰を高く保つことを常に意識

準備したことは大体の予定のペース配分と、 脱水症予防のため、経口補水パウダーを持ちました。 42キロ以降暑くなったら、途中で水をかけられるようにソフトフラスクをドロップバックに入れました。またジェルなどの補給に関しては、レース中に考えられなくなくなるので、あらかじめ、ジェルには何キロでとるかを書いておき、それにそって摂るようにしました。しかし80kmあたりでお腹の調子が悪くなり補給を控えたことから少しガス欠気味になりました。

また、違和感の残る膝が悪化しないように下りはスピードを抑えました。そして上りは練習の時と同じで、腰を高く保つことを常に意識しました。71キロまでは頑張って、71 キロ以降は歩いたり、走ったりと思っていましたが、71キロ以降は気持ちが切れてしまったのか、思ったようには走れませんでした。ただ、膝は、下り、特に上りから急に下るようなところで違和感を感じたので、慎重に温存しながら走ったせいか、故障につながるような痛みはありませんし他の部位も痛みはなくホッとしてます。

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Iさん(女性) 12:31:39

(石澤さん撮影)

スタート前にウルプロメンバーと「帰ってきたいではなく、帰ってくる!でいこう」と話をしたので、帰ってきた!とすごく嬉しい気持ちとゴールをくぐるまで全力で走ろうと思いました。

補給計画・ペース計画&脚を使わない走り

初めてのウルトラマラソンで不安いっぱいでしたが、 準備が大事と聞いていたので補給・ペースをしっかり考えました。そうする事でレース中に焦りがありませんでした。 また、アップダウンのあるコースだったので、足を使わない走りを心がけました。疲れてきたら練習会で意識している事を思い出してフォームを立て直すようにしました。 結果、100km最後まで足の痛みなどなく走りきる事ができました。

野辺山ウルトラ100KM完走率100%〜ウルプロメンバーが意識したこと〜その2 に続く

野辺山ウルトラ100km完走率100%〜ウルプロメンバーが意識したこと〜その2



野辺山ウルトラ100km完走率100%〜ウルプロメンバーが意識したこと〜その2

野辺山ウルトラ100km完走率100%〜ウルプロメンバーが意識したこと〜その1

野辺山ウルトラ100km完走率100%〜ウルプロメンバーが意識したこと〜その1 から続く

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金子和哉さん(男性)12:35:35

(石澤さん撮影)

富士五湖で膝を壊し殆ど練習出来ていなかったので42kmまたは71kmでやめようと思って出たレースだったので、ゴールが見えた瞬間は嬉しいのとホッとしたので涙が止まりませんでした。 半分諦めた走ったのが気持ちの上で楽になり良い結果に繋がったと思います。 ウルプロウエアを着ていると沿道の方の応援も暖かいし仲間に会うと声をかけ合えてかなりパワーをもらえました。また、マナーも含めて恥ずかしい走りは出来ないと言う良い緊張感があるのも良いと思います。 本当に今回は1人の力では完走出来なかったと思います。関わって下さった皆様にお礼を言いたいです。

綿密な補給計画

前夜とスタート前にモルテン スタート前と10kmでアスリチューン赤、その後10km毎にアスリチューン白か黒。15・25・35・・・で電解質パウダー。 42km・71kmで胃薬を飲みました。 ゆっくりなペースだったので各エイドで食べ物は少しづつ食べました。 気温のせいか?胃薬のおかげか?ペースが遅かったせいか? 普段は後半に胃が動かなくなるのですが今回はゴールまで食べれたし吐き気もほぼありませんでした。 胃薬は今後も使っていこうと思います。 あと朝は味噌汁とモルテンのみにしました。おにぎり2個買ってありましたが、食欲が湧かなかったので食べませんでした。 レース中、キツイ登りは歩くけど速く歩く。平地は歩かない。下りは頑張らない。 この辺りはよく出来たと思います。

木村友貴さん(男性)13:04:30

(石澤さん撮影)

80km以降腹痛で本当に辛く、 やっと終わると少し涙が出ました。

納得の行く練習

とにかく目の前の10kmをいかに目標に近づけていくかです。 事前準備としては3月にフルマラソン2回、その後、奥武蔵グリーンラインに3回行きました。事前準備は完璧にしたつもりでしたが、前日から胃の調子が悪く力が発揮出来なかったのが悔しいです。

Nさん(女性) 13:44:30

(石澤さん撮影)

正直辛かったので”お帰りなさい”やKさんやチームメンバーが見えた時には今までよりも感動しました。

脚を使わないフォーム&不安箇所をテーピング

50kmまでは極力足を使わないようにフォームを意識しました。また、Iさんに引っ張っていただき、前半は良いペースを保つことができました。チャレンジ富士五湖後に捻挫したので両足をテーピングして、さらに当日朝、ケッズのマッサージブースでお尻と前腿にもテーピングしていただきました。
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Tさん(男性 60代)13:50:52

(石澤さん撮影)

諦めない気持ちを維持することの大切さを改めて実感しました。 東日本屈指の難コースを完走した充実感もありました。

コースやレース展開のイメージ作り

走り込み量が圧倒的に不足している中、それ以外の不安要素は排除するように準備しました。 ウルトラセミナーを参考にレース計画表(補給計画を含む)の作成、動画の視聴、前日に後半コースを車で下見など。 計画表は完走に必要な時間の把握に、下見は動画では分からない状態とイメージ作りに、非常に役立ちました。 レース中は、歩きと走りのバランス、ピッチを特に意識しました。

Nさん(女性)13:53:42

(大窪さん撮影)

「諦めなくてよかった」 そして達成感。これに尽きます。

ゴールまでのペース配分

一番意識したのはゴールまでのペース配分(去年のウルトラセミナーの資料を読み返して、去年走った71kmの自分の記録と併せて計画を立てました。)まず先が長い事を踏まえて、脚と体力を最後まで持たせる事を念頭に置きました。 62km以降歩き始めたあとも、周りが走って抜いて行っても焦らない。 淡々とペース刻んでいればすぐに追いつき追い越せました。 →事前におおよその通過時刻のマイルストーンは置きました。 ただ、今回の変更コースは最高標高が例年より低いので、これを甘く見てしまったと思います。これは経験不足。 ちなみに、ダートではなくてもアップダウンが多く、難度は例年と変わらなかったという声を多く聞きました。

Hさん(男性)13:55:05

(石澤さん撮影)

なんとか間に合った安堵感と、家族がゴールに見えてうれしさがこみ上げて来ました。

脚が終わってからもフォームに集中

登りはほぼ歩き倒したのですか、下りと平地はある程度のスピードで走れたのが良かったです。特に80キロから90キロでは足は限界で痛みもあったのですが、新澤さんが言っていた足を使わなくてもフォームを意識すればキロ6ぐらいでは行けるから、というのを思い返してフォームに集中していいペースを刻めたのが完走に繋がったとおもいます。それと補給でしっかり固形物を食べて水分塩分もたっぷりとったのでそれもよかったです。食べられないことを考えてジェルも多目に準備したのですが、必要ないくらいガッツリ毎エイド食べてました。

大窪由樹さん(男性 60代)13:58:45

(大窪さん撮影)

ゴールが見えた時は、「やった!間に合った」という気持ちと野辺山完走できた嬉しさが込み上げてきました。

綿密なレース計画で走力不足を補う

今回レースに挑むにあたり、ウルトラセミナー野辺山対策を受講させていただきましたが、このシーズンのフルのタイムは悪く、直近の長野マラソンは4時間53分、その前の板橋マラソンは4時間40分でした。このタイムに野辺山のゴールタイムの目安になる係数をかけると制限時間オーバーは確実でした。こんな状況でやれるだけ準備はしようと思い、コース図、標高をみながら今の自分の走力を1キロ事にラップと実時間の表を作りました。13時間45分でゴールの想定です。前日、ウルプロメンバーや友人と車でコース下見をしましたが、標高図では解らない坂の勾配が確認でき、作成したシュミレーションの修正点を把握してレースにのぞめました。前半の登りに苦戦したため、50キロでは完走も危ないタイムを認識して後半は登りの走りを頑張る。エイドのロスタイムを意識し、それでも馬越峠からの下りとラスト10キロが勝負と腹をくくりました。ラスト10キロは、10キロで80分はコース状況で登りと平坦なところを秒単位で考えてノンストップで走りきれました。ドロップバックには、人一倍汗かきなので、着替えのTシャツと100円ショップの保冷バックに保冷剤を凍らしモルテンを250ミリボトルと、携帯する電解質ドリンクを冷やして、アスリチューンと一緒に入れておきました。今日はからっとしてましたが、直射日光はきつく、私はかなり暑かったので冷たいドリンクは助かりました。日焼け止めもアグレッシブデザインで良かったです。八ヶ岳も美しく見えた思い出に残る大会になりました。

 

(大窪さん撮影)

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10人それぞれですが、共通しているのは自分にとって完走するために必要なことは何か?を明確にしていることです。走力的に足りないと思えば、どこでその足りない部分を補うかを綿密に考え実行したのです。最後の最後は強い気持ち・諦めない気持ちで頑張ったと思いますが、それは徹底的に準備をして、計画通りレースを進めた上での最後の一押しでのことです。

最初から根性で何とかなると思って準備をしないで走った方の多くは何とかならなかったと思います。

また、今回に限らず、メンバーから『レース中にたくさんの方々にウルプロのブログ見てますとかセミナー受けましたとか、ウルプロ頑張れ!と声をかけていただき本当に力をいただきました。』とメッセージいただきました。

私自身も縁も所縁もない阿蘇の山で多くの方から声をかけていただきましたが、本当にキツイ時に、その一言は大きな力になります。

今回の10人全員完走も、その応援の後押しがあったと思います。ありがとうございます!

また、速報記録を見ると、ウルトラセミナーを受けた方で3人がサブ10(10時間以内完走者)達成したほか多くの方が完走していました。おめでとうございます!

来週開催の100kmマラソンを中心としたプランニング力をつけるためのセミナーはもうそろそろ募集定員に達します。ご希望の方はfacebookページのメッセージにてお問い合わせください。

5/28開催 第38回ウルトラセミナー〜100kmマラソンプランニング講座〜(ウルプロ練習会体験参加付)

 



5/28開催 第38回ウルトラセミナー〜100kmマラソンプランニング講座〜(ウルプロ練習会体験参加付)

100kmマラソンに初チャレンジの方、サブ10など目標を達成したい方に向けたウルトラセミナーです。現時点で100kmにエントリーしていないが興味ある方のご参加も歓迎です。

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経験が少ないとイメージできないレースプランを自ら組み立てるスキルを身につけていただくことと、練習含めた準備についても一緒に考えていくワークショップ形式にします。

サロマ湖ウルトラを走る方に向けたアドバイスもします。

□開催日

2019年5月28日 19:00-21:30

□開催場所

月島駅徒歩5分のカフェスペース

□セミナーの内容

・100キロマラソンについて
・コース図や高低図を見てレースの難易度をイメージする
・目標タイム設定
・ペース設定について
・ウエア・シューズなどおすすめアイテム
・暑さ対策、日差し対策、寒さ対策、雨対策など
・補給計画について
・100キロマラソンを走るための練習
・ウルトラマラソンでよくあるトラブルとその対応
・レース直前にチェックして欲しいこと

*サロマ湖ウルトラマラソンにでる方には参考ペース比率表を個別にお渡しします。

*ウルプロメンバー以外の方は、本セミナーから1ヶ月以内のウルプロ練習会に1回体験参加できます。

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□参加費

・一般価格:5,000円
・ウルトラプロジェクト会員価格(レギュラー会員:2,500円、ビジター会員:1チケット+1,500円)

*当日ウルトラプロジェクトに入会された方は、会員価格となります。

*練習会への体験参加を希望されない方は4,000円になります。

□サンプル提供

アスリチューン・エナゲイン 1個
アスリチューン・ポケットエナジー(オレンジ味) 1個
アスリチューン・ポケットエナジー(+カフェイン)試作品 1個
モストバスキューラ サンプル 2個

□募集人数 15名程度

□会場限定価格商品販売

アスリチューン、モルテンドリンク、スマッシュウォーター、Kernelなど

□注意事項

・会場内で撮影した画像などはウルトラランナーへの道 ウエブサイトやFacebookで使用します。

・ウルトラプロジェクトメンバー以外は会費の支払いをもって参加確定となります。お支払いただいた会費は参加者都合による欠席などの際は返還できません。資料やサンプルはご送付いたします。

□申し込み方法

Facebookページのメッセージにてお問い合わせください。

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□前回参加者の感想

Fさん

ペース設定に無理がないかどうか確認したくて一人でいろいろ計算しても結局、不安が払拭できないでいたので参加させていただきましたが大きな乖離がないことを確認できました。12hで行けそうなのでこの目標値で区間比率を計算してみます。
富士五湖のコースは昨年のリタイアのせいかずっとアップダウンがあってきついイメージしか残っていなくて「60kmあたりは?」と問われてもパッと思い出せませんでしたが残されている時間を有効に使って冷静におさらいしておこうと思います。
レースまで残り時間も少なくなってきましたが今の自分を信じてしっかり走れるよう準備していこうと思います。

Sさん

100kmという新たなチャレンジに向けてわくわくしてきました。本番までに長い距離を2回ほど走りたいと思っていまして、その計画を含めて練習していきます。

Sさん

2年前初めてウルトラに出た時はわからないことだらけでしたが、
累積標高100メートルプラスで1キロプラスくらい等、色々と知る事ができて良かったです。全体のペースもイメージを掴むことが出来ました。

Yさん

漠然としかイメージ出来ていなかったレースのことが、こんなに数値化できるとは目から鱗でした。まだ復習できていませんが、昨年70キロの関門を突破出来なかった北オホーツクに向けて、細かく計画を練って行こうと思います。

Iさん

以前にチャレ富士、野辺山の講習会に参加しましたが、今回は118kmで不安を感じていた為、復習の意味で参加した次第です。 色々な事柄の再確認が出来た事と、何より気温でのタイム差があんなにあるとは驚きました。 幸い2年前のチャレ富士、昨年の野辺山と気象条件はとても良かったので目標タイムで完走できましたが、今回は気温が高いようなので、暑さが苦手な自分としては暑さ対策をしっかりしなくては!と思いました。 とにかく完走して、6月のジャーニーランへ繋げたいです。

Aさん

夫と一緒に故障や大きなダメージ無く、行ける処まで行くのが目標です。どのように走れば良いか全くわからなかったですが、セミナーを受けてイメージが掴めました。補給や持ち物、ドロップバックの用意も掴めました。今年は少し暑そうなので、暑さ対策・日差し対策をしっかりします。

Oさん

自分の走力でホントに完走できるのか不安でしたが、具体的なペース配分がイメージできて良かったです。あとは脚が最後まで動いてくれることを信じて、あと数日 準備していきます。

Nさん

レースに向けた準備が進められていなかったので、改めて目標タイム(ペース配分)や準備物について整理ができ、大変有意義な時間となりました。
準備物もルーティンで用意するのでなく、使う意図を考えきることの大切さを感じました(ファイントラックについて触れた際に)
3月末に足を痛めてからあまり練習が積めず不安はありましたが、昨日である意味吹っ切れました。

Hさん

ファイントラック着る気満々だったので、もう少し天気予報を吟味して決めたいと思います。信号対策も参考にさせて頂きます。

Sさん

ペース設定に関する部分はすごく参考になりました。盛りだくさんの内容で消化しきれてないので、資料を復習して質問させていただきますので、宜しくお願いします。

Oさん

セミナー前は「ウルトラを走る」ことに対して、かなりぼんやりとしたイメージしか持てていませんでしたが、セミナーを通してかなり輪郭がはっきりとしました。「何となく10時間」と目標やペースに全く根拠が無かったのですが、自分がどれくらいのペースで走れば良いのか、目標をどれくらいに設定するのが妥当なのかが分かり、この先1ヶ月どう過ごせば良いか、どのような準備をしてレースに臨めば良いかプランが立てられそうです。今日の内容を復習して、レースプランなど練りながら、自分が100km走り切るイメージをもっと鮮明にしていきたいと思います。

Tさん

ウルトラマラソンでのペース設定の目安、累積標高を踏まえた上でのペース設定等々、大変勉強になりました。野辺山、奥武蔵ウルトラで応用していきたいと思います。

Tさん

ウルトラについては、ネットでいろいろと調べてはいましたが、やはり直接お話をうかがうと、イメージが具体的になりますね。
計算式による予想タイムは、思っていた以上に速いのに驚きました。故障が長引いていて、なかなか走り込みができないのが不安ですが、モチベーション上がりました。



阿蘇ラウンドトレイル⑥〜睡魔との戦いにも競り勝った〜

阿蘇ラウンドトレイル⑤〜先々のキツさを想像しないで一歩一歩進んだ〜

阿蘇ラウンドトレイル⑤〜先々のキツさを想像しないで一歩一歩進んだ〜 から続く

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トレランレースの夜間パートで危惧することはいろいろあるが、ほぼ確実に訪れるのが「睡魔」だ。

「痛み」や「苦しみ」はある程度の我慢はできても激しい「睡魔」はヤル気なども全て奪いとってしまう。

朝7時スタートのため3時に起きた。スタート地点の近くやバス乗り場の近くならもう少し寝ていられるが、そこまで2kmほどの温泉街に宿泊したため仕方がない。

仮に1時間余計に眠ることが出来たとしても大半のランナーは睡魔に襲われる。

今回は睡魔への対策として、アスリチューン・ポケットエナジーカフェイン入り(試作品)を用意する以外に、CNC(Catalyst Natural Caffeine)をゼッケン裏に貼り付けた。また前日購入したカフェイン入りフリスクもバックに忍ばせた。

前話で書いたが、暗闇は睡魔を誘うので、明るいライトを準備してAS4をスタートした。

次のWS2の高森峠に到着したのはスタートから16時間後の23時すぎ(起床後20時間)。ここまではまだ平気だったが、この辺りから徐々に眠くなった。

内臓の調子も酷くないというギリギリの状態なので、カフェインの刺激が強すぎると一気に気持ち悪くなる。過去に何度も経験しているから危ないのは分かる。

急な上り坂を歩いて登っていると、呼吸が乱れ、心拍数がかなり上がっていると感じるほどキツイが、SUUNTO9を見ると120と決してキツくなるような数値ではなかった。ガス欠の症状を疑いエネルギー補給を兼ねてアスリチューンのカフェイン入りを飲むと、しばらくして呼吸の乱れは落ち着いた。

急登の途中やピークに大の字で眠る選手が増えてきた。大の字に寝たい気持ちは分かるが、体調が悪く倒れているのか分からず大丈夫だろうかと不安になった。せめて体育座りで休んで欲しいと、他のランナーに意識をまわす余裕はあった。

アスリチューンのカフェイン入りには、コーヒー由来のカフェイン50mg含まれているから私にはしっかり効いた。もっとカフェイン量が多いエナジージェルもあるがちょっと怖い。

後半パート用に、このアスリチューンを6、7個用意していたから飲み続ければ睡魔を追い払うことは出来るが、今回は内臓の調子が万全ではないので、カフェイン過多で内臓の調子を崩さないように可能な限り使用を抑えることにした。かなり眠くなった時以外はカフェインなしのアスリチューンを飲んだ。

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また、CNC(Catalyst Natural Caffeine)を使ってカフェイン量の調整をした。これは1粒13.9mg前後のカフェインが入っているから、眠くなった時にはカフェインなしのアスリチューンと一緒に2粒飲んだ。カフェイン量を半分程度に抑えたわけだ。

またカフェインだけを飲むことは極力避け、エネルギー補給した後に飲むようにした。

それでも何度も睡魔は襲ってきた。走れていればここまで眠くならないが、今回は歩き続けているのだから仕方がない。

自分のほっぺを叩いたり、近くを通るランナーと話したりして睡魔を誤魔化していた。

AS6のアスペクタに向かう急なガレた下りは緊張感から睡魔は吹き飛んだが、その反動から舗装路に出た時には何回も意識が飛んでいた。

こんなフラフラした状態では危険をともなうので、カフェインをとろうと思ったが、AS6で少し寝ることにした。

アスペクタはこの矢印の辺りで、ここからまだ2つのピークが待ち構えている。

アスペクタのエイドステーションで補給してから、身体を冷やさないようにレインジャケットを着てバックパックを枕にして短時間寝た。

スマホのアラームを5分後にセットして目を瞑るとすぐに夢の世界に入り、いろいろ夢をみて目が覚めてスマホを見るとアラームがなる直前だった。そこでもう3分後にアラームをセットし直して眠ると、またアラームがなる直前に目が覚めた。合わせて8分だがかなりスッキリした。トイレに行き顔を洗い、エイドの固形物とスープを飲んでから、CNC(Catalyst Natural Caffeine)を飲んでからAS7出ノ口を目指す。

神宮外苑24時間走でもこのように数分寝ることはあるが、それまで意識が飛ぶような睡魔がかなりおさまるので試してほしい。

その際、注意して欲しいのは、身体の活動低下により汗冷えするので暖かくすることと、アラームをしっかりかけること。

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今回、胃腸障害を防ぐために、カフェインの使用量を抑えたため、レースを通して使ったのは、アスリチューン試作品2個と、CNCを6粒ほどだ。フリスクは1粒舐めたが胃腸をおかしくしそうでやめた。またエイドステーションで2回ほどコーラ300ccをソフトフラスクに入れてもらった。これらを合わせてもカフェインの摂取量としては多くはないが、アスリチューンやCNCの覚醒感に助けられた。

今回時間に余裕があれば、もう少し寝ても良いと思ったが、あまりゆっくりしてると関門通過が危なくなる。

アスペクタ到着はスタートから22時間41分の日曜日の朝5時41分。レース前のざっくりした甘い見込みの予定ではもうフィニッシュ地点直前にいるはずだった。。

ただ、WS2の高森峠を出る時にフィニッシュするまでに、AS5の清水峠、AS6のアスペクタ、AS7の出ノ口、そしてフィニッシュ地点まで厳しい区間が続くことから、ゴールできないのではないかという不安はあった。そこで諦めず、ガッカリせず、次のエイドを目指したことから、その半分のアスペクタまで辿り着くことができた。

脚も厳しい状態は続いているが、エイドごとに携行したマッサージオイルを使ってセルフマッサージをしたので歩くのであれば支障ないレベルを保っていた。

明るくなってきたことから、これ以降睡魔に襲われることはなかった。

さあ、あとは大きく登って、大きく下れば最終エイドだ。ようやく完走できるかもしれないと先が見えてきた。

阿蘇ラウンドトレイル⑦ に続く

阿蘇ラウンドトレイル⑦〜2日連続の強い日差し〜



阿蘇ラウンドトレイル⑤〜先々のキツさを想像しないで一歩一歩進んだ〜

阿蘇ラウンドトレイル④〜暑さとの戦いには負けなかった〜

阿蘇ラウンドトレイル④〜暑さとの戦いには負けなかった〜 から続く

夜間はかなりの冷え込みが予想されたが、結果的にそれほど気温は下がらなかった。

AS4 高森町町民体育館はミドルのスタート地点であり、またドロップバッグを受け取れるエイドステーションだ。

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距離は半分を超えているが、高低図を見るとよく分かるけどノコギリの刃のようなアップダウンが続いてから大きく下り、登り、下り、登り、下り、と厳しいコースが待ち構えている。しかも夜間トレイルになる。

また、ここからは蛭が結構いるらしい。。

暑さからは解放されるが、細々と延命させている脚でこれまで以上に厳しくなる地形を安全に進むことが出来るのか考えると不安しかない。

そこで、私は先々のことを考えたり、次のエイドステーションより先の高低図は見ずに、とにかく次のエイドステーションに辿り着くことだけを考えた。

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ドロップバッグを受け取り、シューズを履き替え、Tシャツを脱ぎ、ファイントラックのインナーと長袖Tシャツを着た。そして濡れた帽子を脱いでネックウォーマーを頭に巻いてヘッドライトを装着。また腰にもライトを巻いて、1000ルーメンのハンドライトはnakedランニングバンドに入れた。足下を明るく照らすことは夜間トレイルにおいての安全対策として非常に有効だ。また睡魔予防にも繋がる。

日中ほど水分は要らなくなるので軽量化のためにハイドレーションは外してソフトフラスク2個と予備1個で後半は走る。

夜間どれだけ冷えるか分からないので、メリノウールのシャツを持つか迷ったが、これはやめて軽いレインパンツをバックパックにしまった。またホッカイロを2個しのばせた。

アスリチューンも少し多めに入れたので、バックパックからライトなどを取り出したが、AS4に入る時と総重量はさほど変わらない。

セルフマッサージをしたり、蛭対策としてシューズやソックスに塩を塗ったり、スープを飲んだりしてるとあっという間に時間は経過する。

でも今回は焦らない。

完走するためにじっくり行く。

まずは次のエイドにどう辿り着くかだけ考えながら進む。

そして、次のエイドまでをさらに細分化し、次のピークまであと何メートル登るのかを考え、SUUNTO9の高度計の数値がピークに近づいていくのを楽しみながら登った。

しかし、ピークまであと100mという箇所から頑張って登り、残り40m、30m・・・と減っていき、もう一息と思うと、下りになり再びピークまで100m地点になるなどの偽ピークが後半は非常に多い。それは掲載した高低図の小さなギザギザにもあらわれないような箇所にもあるので来年参加する方は、そのようなコース設計だと思ってガッカリしないで欲しい。

また、階段も多かったが、中には徐々に傾斜がきつくなり、最後はハシゴのように両手を使わないと登れないような階段もあった。下を見ても暗くてよく分からなかったが、明るかったら足が竦むレベルだったと思う。

普段は出来るだけ止まらないようにしているが、どうにもキツくて止まりたくなったり、木の切り株に腰を下ろしたくなった時は、短時間休むことにした。キツくても我慢して動き続けるとその反動から全く動けなくなることもあるから時間を考えながらも過度にストレスを感じないように進んだ。

路面状況に関しては、今回は大会前にもさほど雨が降っていないが、それでも非常にスリッピーな箇所もあった。もしレース数日前にそれなりの雨が降っていたら難易度は一気に上がるだろう。

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峠を登りきると街の灯りが綺麗に見える箇所もあった。

また、前後にランナーがいない時に、ライトの光を両手でふさぐと真っ暗闇になる。視界が奪われると聴覚などが研ぎ澄まされてくる。無数の動物や虫の存在を感じる。

私がオーバーナイト区間のあるトレランではよくこのようなことをするが、一人で山に入るスキルや経験はなくとも大会だったら出来る非日常だ。

そのように過度にレースのことばかりを考えないようにした。なぜなら肉体的に厳しい時に、残り距離や時間など考えはじめると精神的にもキツくなるからだ。

今回、ゴールできないかもしれないと考えたことはあるが、自らやめようとも思わなかった。順調ではなく考えていたレース展開とはだいぶ変わってしまったが、そのようなレースだからこそ完走することに意味がある。

そして、ゴールしたいと続けることに意味がある。

阿蘇ラウンドトレイル⑥ に続く

 

阿蘇ラウンドトレイル⑥〜睡魔との戦いにも競り勝った〜



阿蘇ラウンドトレイル④〜暑さとの戦いには負けなかった〜

阿蘇ラウンドトレイル③〜100km残して脚が終わっても出来ることはある〜

阿蘇ラウンドトレイル③〜100KM残して脚が終わっても出来ることはある〜 から続く

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前話ではレース準備が足りなかったことで生じたことを書いたが、今回は多くのランナーが苦しんだ暑さについて記憶を辿ろうと思う。

これから気温が高くなる時期に開催されるトレランだけではなく、今週末開催される野辺山ウルトラマラソン参加者も参考にして欲しい。

今回の暑さは想定外ではなく、予報通りなので想定どおりだった。

結論から書くと私も苦しんだが、事前準備や、都度対応が出来たので動けなくなるような事態は回避できた。

前話で書いたトラブルに、暑さによるトラブルが重なったらまずゴールは出来なかっただろう。

こちらは熊本の大会当日の天気です。

南阿蘇村のデータは確認出来なかったが、最高気温は土曜日28.5℃、日曜日29.6℃だった。気温は日陰で測定するため、直射日光を浴びる位置での体感温度は凄まじく高くなる。

また、今回は紫外線が非常に強かったので、日差し対策をしなかったランナーは激しく体力を奪われただろう。

私は宿を出る前にいつもよりアグレッシブデザインの日焼け止めを顔や首、腕、脚などに二度塗りした。ウルトラマラソンではウェアで隠れる背中にも塗るが今回はバックパックがあるからそこには塗っていない。レース中に激しく汗をかいたり、水を被ることが想定されるが、アグレッシブデザインの日焼けはほぼ落ちないので絶大な信頼を寄せている。

今回は土曜日7時スタートで、当初予定では日曜日の暑くなる前にフィニッシュ出来ると思っていたので、二日間に渡って凄まじい日差しに曝されることになるとは思ってもいなかった。

日差し対策の効果から、レース中だけではなく、レース後にヒリヒリするような状態にはなっていない。また同メーカーのリップクリームは朝塗っただけで塗り直しはしてないが、カサカサにはなっていない。

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スタート時はヒンヤリした気温であったが、走りはじめたらすぐに熱いと感じはじめた。熱いからと水分を摂り過ぎると低ナトリウム血症になるので、水分は摂り過ぎずに、経口補水パウダーを飲んで、またスマッシュウォーターを少しづつ飲んだ。

途中、身体から嫌な匂いを感じた。過去脱水になるタイミングで感じたことがある甘酸っぱい匂いだ。喉が渇かないようなペースで走り、水分補給・エネルギー補給も定期的にしていった。また途中に水場を見つけたら頭や身体に水をかけて体温上昇を抑える努力をした。

暑い時には、スポーツドリンクだけでは塩分が足りなくなるから、経口補水パウダーを定期的に飲むが、今回誤算だったのは、暑い時間帯に到着したエイドステーションにスポーツドリンクがなく、水とクエン酸飲料しかなかったことだ。

念のためスポーツドリンクの粉末もバックパックに用意していたが、それほどあるわけでもなく、水を飲まざるを得なかった。もちろんコンビニはないし、自販機も滅多にない。

この暑い中、スポーツドリンクを用意しないとは何を考えてるのか!とイラっとしたが、途中でランナーと話すと、最初はスポーツドリンクもコーラもあったが、前半のランナーが通過する頃には底をついたようだ。と話していた。

熱中症防止のために、特に暑い時間帯に通過するエイドステーションでは最終ランナーまでスポーツドリンクが十分に行き渡るよう次回大会での改善を望む。オモテナシ感ある食べ物なども有難いが、とにかくスポーツドリンクを切らしてはダメだと思う。

ないものは仕方がないから、エイドにある塩分量の多いポテトチップスを食べ、エイドを出てからは水を飲んだら塩分を含んだサプリメントなど取るようにした。

さらにバックパックに用意した空のソフトフラスクを取り出して、飲料用以外に水を入れて、頭や首筋にかけながら先に進んだ。

暑い→体温が上がる→喉が乾く→水分過多・塩分不足→低ナトリウム血症→気持ち悪くなり食べれない→ガス欠→動けない→リタイア

という流れにならないようにした。

くどいが、スポーツドリンクだけで必要な塩分すべてが賄えるわけではないがある程度賄える。

(参考)
『喉が乾く前に水を飲め』は危ない 〜運動関連低ナトリウム血症にご注意を〜

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エネルギー補給に関して、スポーツドリンクはカロリーが高いので比較的取れるが、今回のようにスポーツドリンクがないと、普段以上にエナジージェルをとらないと足りなくなる。そこで、アスリチューン・ポケットエナジーをいつもより短い間隔で摂取したが、それでも足りなかったように感じる。

例えば、ポカリスエット500ccのエネルギー量は125kcalだが、これはエナジージェル1本以上だ。通常1時間でポカリスエット500ccとエナジージェル1本で足りる方が、ポカリスエットを水500ccに置き換えるならエナジージェルを2本でも足りなくなる。

エイドステーションでの固形物も摂取していたが、キツイ上り坂になるとかなり心拍数が高くなったように感じるが心拍数は120とか低い数値を保っていた。これもガス欠のアラームと思い、そのような時はとにかく胃に入れた。

これだけ暑いと胃腸に何がしらの不調は出てくるが、我慢できなくなるくらい気持ち悪くなる前に対処した。

夕方になるとエイドで温かいコンソメスープが用意されたら飲むようにした。また持参したお吸い物をいただいたお湯に溶かして飲むなど胃の働きを保つよう気を使った。

直接の暑さ対策ではないが、今回はエイドでの滞在時間を少し長くした。いつもは水分を補充してエイドにあるフルーツなど食べたらすぐにスタートするが、今回は身体に水をかけて冷やしたり、終わりかけの脚をマッサージして少しでも動くようにした。1分1秒でも速くゴールしようという気持ちを捨て、とにかくエイドに到着した時より、回復してから次のエイドに向かうようにした。

想像すると苦しくなるほど遠く険しい道のりを考えるのではなく、10数キロ先のエイドを目指し、到着したら、また10数キロのエイドを目指す。その道のりも一歩一歩積み重ねていった。

阿蘇ラウンドトレイル⑤ に続く

阿蘇ラウンドトレイル⑤〜先々のキツさを想像しないで一歩一歩進んだ〜



昨日までの自分を超えるために。