2015年サロマ湖100kmウルトラマラソン完走記『サブ8.5達成』

サロマ湖

レース前の気持ちなど

今回の目標はサブ8.5(8.5時間以内)は必須で、あわよくばサブ8でしたが必須目標をサブ8.5にした時点でサブ8は無理だったと思います。なぜなら100キロも走るわけですから当然キツイ場面も出てきます。その時に頑張れるかどうかは気持ちによる部分が大きいからです。少しでも楽に走りたいですから。

ただ今回最低でもサブ8としたら今回のタイムより速く走れたかというとそうでもなく潰れている可能性もあります。一か八かの走りをすればサブ8できたかもしれませんが今の私にはそこまでの力はないということです。

マラソンにマグレはないというけどマグレに近いタイムというのはあります。そのタイムを出すのは素晴らしいことだけどそんなタイムを出したらそれ以降自己ベストを出すのは極めて難しくなります。私は年齢に関係なく少しづつでもタイムアップを図りたいので今回のタイムには大満足です。

なぜなら今回のタイムは出し切ったタイムではなく、まだまだタイムを切り詰めていける部分はあります。そんなことを書くと力を出し切っていないから『けしからん』と思う方はいるでしょう。ただ100キロはそのくらいの余裕がないと完走も危うくなります。常に気持ちが折れないよう前向きに走るには限界で走ってはいけないのです。苦しいとか痛いとかを耐えてペースダウンせずに走れるのは10キロ、20キロです。ワッカに入ってからその状態になれば何とか踏ん張ることはできても、その状態が60キロできてしまったら残り40キロ非常に厳しいレースになってしまいます。

もちろん常人を超えた超人みたいなランナーはいます。私は普通のランナーどころか苦痛に耐える精神力は平均以下ですから、どうやって楽に走るかをレース前もレース中も考えています。でもそれは大半の参加者にとっては効果的なレースマネジメントだと思います。

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レース前準備

前日は19時には寝ることにしましたが寝付いた後に、同室の方のスマフォへの度重なる着信音で目が覚めてしまった。おそらくレース頑張ってというメールだと思うがウルトラマラソンを走る前夜は寝るのが早いので気をつけて欲しいものです。私自身メッセを送った後に大会前夜と気付き申し訳ないと思うことはありますが応援のつもりが友人のパフォーマンスを下げることになってしまうこともあるのです。

一度起きてしまったらなかなか眠れない状態がずっと続きました。なぜなら7人部屋でイビキが結構気になりました。まあ横になって目を瞑っていれば寝たのと一緒だろうと焦らないでいました。焦るとストレスになります。結果22時くらいには眠れたと思います。起床は2時半でしたから寝付いてからは4時間30分です。途中起きなければもっと深く眠れたと思うと残念でした。まあ仕方がない。

前夜に荷物はしっかり整理しておいたので起きたら、ベルトコンベアに乗ったように決めた手順に沿って準備をして朝食を食べたりトイレに行ったりしました。

スタート地点には3時40分前の到着です。朝食は食べたのですが昨日買っておいた稲荷寿司3個を食べて荷物やスペシャルドリンクを預けてから4時少し過ぎてトイレに並びました。

その間にアスリチューン・ポケットエナジーを飲みました。15分ほど待ってからトイレに入れたので余裕を持って整列できました。

スタート地点はサロアンブルーと登録の部が前方でその後ろに一般の部が並びます。ちょうど 永田務 さんが近くにいたので近況など話しました。昨年のスタート前は非常にピリピリしていましたが、今年は相当リラックスしていたので、しっかり練習できたのだろうと思うとともに、良い走りをすると思いました。

30分前にアスリチューン・エナゲインを飲みました。

サロマ補給物スタート前

スタート前に右の2個を飲んで左のサプリメントを身につけて走りました。

スタート〜10キロ

サロマラップ

サロマデータ

4'21-4'34-4'30-4'38-4'36

5キロラップ 0:22:41

スタート直後はテンションが上がっていたのと涼しさから身体が動きすぎたので心拍数を150に抑えるイメージで走りました。


4'41-4'37-4'40-4'45-4'38

5キロラップ 0:23:25

通過タイム 0:46:04

ここも同様だけど、4'40くらいのペースを馴染ませるように走りました。

10〜20キロ

ラップ回目-タイム-通過-移動時間-距離- 上昇-下降-平均ペース-移動時平均ペース-最高ペース

サロマラップ

心拍数-最大心拍数-ピッチ-最高ピッチ-上下動-接地時間-ストライド-カロリー

サロマデータ

4'26-4'31-4'37-4'33-4'33

5キロラップ 0:22:42

通過タイム 1:08:46

最初ペースが上がっているのは女子上位者を含む集団に迫られたからだと思う。


4'38-4'42-4'37-4'42-4'44

5キロラップ 0:23:26

通過タイム 1:32:12

速いグループに抜かれたらペースは落ち着きました。

20〜30キロ

ラップ回目-タイム-通過-移動時間-距離- 上昇-下降-平均ペース-移動時平均ペース-最高ペース

サロマラップ

心拍数-最大心拍数-ピッチ-最高ピッチ-上下動-接地時間-ストライド-カロリー

サロマデータ

4'44-4'45-4'49-4'54-4'48

5キロラップ 0:24:03

通過タイム 1:56:15

折り返しを過ぎると例年ペースが上がるが今年は微妙にペースダウンしている。ペースの難しいのは遅いペースに慣れてしまうとさらに楽を求めてしまうことです。

4'45-4'41-4'38-4'32-4'32

5キロラップ 0:23:09

通過タイム 2:19:24

28キロくらいからまた上がってきたのは背後に大きな集団が迫ってきたからです。振り向かないけど女子上位者のこの人とあの人が含まれてるだろうと思った。また30キロ過ぎたところにスペシャルドリンクがあるが集団に抜かれると、ボランティアスタッフに見つけてもらえない可能性があるのでスペシャルを受け取るまでは抜かれないようにペースアップした。

30〜40キロ

ラップ回目-タイム-通過-移動時間-距離- 上昇-下降-平均ペース-移動時平均ペース-最高ペース

サロマラップ

心拍数-最大心拍数-ピッチ-最高ピッチ-上下動-接地時間-ストライド-カロリー

サロマデータ

4'37-5'00-5'00-4'57-4'42

5キロラップ 0:24:18

通過タイム 2:43:42

  

無事スペシャルドリンクを受け取りました。ここはスーパーメダリストを300cc入れたボトルと、その周りにゼリー飲料を巻いておいた。この一番左です。

サロマ補給物スペシャル

キロ5が身体に馴染むどころか、少しづつキツくなってきたのでフォームの崩れを疑い私を抜いたランナーについて少しペースアップしフォームを戻した。


4'54-4'57-4'46-4'38-4'42

5キロラップ 0:24:00

通過タイム 3:07:42

35キロくらいからアップダウンが始まる。この2ラップは登りで2ラップは下りです。少しペースが戻ってきました。

40〜50キロ

ラップ回目-タイム-通過-移動時間-距離- 上昇-下降-平均ペース-移動時平均ペース-最高ペース

サロマラップ

心拍数-最大心拍数-ピッチ-最高ピッチ-上下動-接地時間-ストライド-カロリー

サロマデータ

4'52-4'50-4'49-4'50-4'47

5キロラップ 0:24:11

通過タイム 3:31:53

この区間は5キロ24分をイメージして走りました。


4'53-5'00-4'51-4'48-4'56 +ラップ調整26秒

5キロラップ 0:24:57

通過タイム 3:56:50

この4ラップ目は合計24m登って16m下るがこの5キロの最速ラップだった。意識的に登りは速く走りました。もちろん心拍数は上がりマックス168まで行ったが短い登りだからたいしたことはない。

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50〜60キロ

ラップ回目-タイム-通過-移動時間-距離- 上昇-下降-平均ペース-移動時平均ペース-最高ペース

サロマラップ

心拍数-最大心拍数-ピッチ-最高ピッチ-上下動-接地時間-ストライド-カロリー

サロマデータ

5'21-4'49-5'02-4'58-7'02

5キロラップ 0:27:15

通過タイム 4:24:05

50キロを過ぎてからもアップダウンは続く。最初のラップは32m上って7m下っているのをはじめ、5キロで75m上り46m下る区間です。荷物をピックアップして、ウインドブレーカーや手袋などを脱いでジェルの補充をしてからレトルトの冷製コーンスープを飲みました。

サロマ補給物荷物預け

サプリメントは余っていたのこのサプリメントのうち黒2、赤2だけ補充した。


5'08-4'51-4'54-4'51-5'18

5キロラップ 0:25:03

通過タイム 4:49:08

例年この辺りからキツくなるが今年は大丈夫でした。

60〜70キロ

ラップ回目-タイム-通過-移動時間-距離- 上昇-下降-平均ペース-移動時平均ペース-最高ペース

サロマラップ

心拍数-最大心拍数-ピッチ-最高ピッチ-上下動-接地時間-ストライド-カロリー

サロマデータ

5'30-5'07-4'57-5'48-5'09

5キロラップ 0:25:07

通過タイム 5:14:41

2カ所目のスペシャルドリンクを受け取ったのは4ラップ目です。ここでボトルに入れたペプシコーラと、経口補水ジェルを受け取った。ボランティアの学生が私のスペシャルを手に取り、思い切り腕を振って迎えてくれたので、どれだけ吹き出るか心配でした 笑

またペースが落ちてきたが無理に粘ることなく走りました。まだ先は長い。


5'09-5'18-5'18-5'23-5'27

5キロラップ 0:27:37

通過タイム 5:42:18

この辺りは退屈でした。ペースは5'24を目安に粘ることにした。5'24で走り続けると100キロ9時間。今回の前半50キロは4時間を切っているから後半4時間30分で走ればサブ8.5。

70〜80キロ

ラップ回目-タイム-通過-移動時間-距離- 上昇-下降-平均ペース-移動時平均ペース-最高ペース

サロマラップ

心拍数-最大心拍数-ピッチ-最高ピッチ-上下動-接地時間-ストライド-カロリー

サロマデータ

5'19-5'34-5'44-6'01-5'07

5キロラップ 0:27:48

通過タイム 6:10:06

6'01かかっているのは鶴雅リゾート前の施設エイドでお汁粉とそうめんを食べたからです。ガーミンのデータによると滞在時間は14秒でした。記憶を辿ると一気にそうめんを食べて、お汁粉も口に入れて歩きながら食べていました。ここでエネルギー補給したことでペースが戻ってきました。


5'20-5'21-5'27-5'16-5'31

5キロラップ 0:26:57

通過タイム 6:37:03

ここは淡々と走りついにワッカに到着した。スペシャルドリンクにはシェイカーに粉だけいれたスーパーメダリストを置いていた。シェイカーの蓋を開けると氷の入った紙コップのフルーツジュースなどを手早く二つ入れてシェイクして飲みました。冷たくて美味しかったです。

80〜90キロ

ラップ回目-タイム-通過-移動時間-距離- 上昇-下降-平均ペース-移動時平均ペース-最高ペース

サロマラップ

心拍数-最大心拍数-ピッチ-最高ピッチ-上下動-接地時間-ストライド-カロリー

サロマデータ

4'59-5'05-5'25-5'28-5'24

5キロラップ 0:26:23

通過タイム 7:03:26

今年もトップとすれ違うことは出来なかった。今年は8時間20分を切るランナーがギリギリすれ違えたと思う。


5'47-5'20-5'10-5'48-5'17

5キロラップ 0:27:25

通過タイム 7:30:51

ワッカの折り返しがいつもとは違って5mほど下に下った場所にあった。砂利道で走りにくい。4ラップ目はエイド休憩です。スイカを食べました。残り10キロはキロ6を少し切ればサブ8.5に届く位置となった。しかし気をぬくとペースは一気に落ちることは分かっている。

90〜100キロ

ラップ回目-タイム-通過-移動時間-距離- 上昇-下降-平均ペース-移動時平均ペース-最高ペース

サロマラップ

心拍数-最大心拍数-ピッチ-最高ピッチ-上下動-接地時間-ストライド-カロリー

サロマデータ

5'18-5'56-5'31-5'25-5'30

5キロラップ 0:27:43

通過タイム 7:58:34

キロ6を切って走った分だけ貯金になるから分かりやすい。2ラップ目が遅いのはエイドです。アップダウンは関係なく淡々と5分半前後で走りました。残り5キロでほぼサブ8.5は確信しました。


5'30-5'36-5'16-5'25-5'23 +ラップ調整56秒

5キロラップ 0:28:11

ゴールタイム 8:26:45

13m上る坂は頑張って登りました。もう残り少ない。スタートしてから食べた固形物は一口サイズのお汁粉とソーメン、そしてオレンジとスイカくらいなのでさすがにガス欠気味になってきたが、アスリチューンを飲んでなんとか耐えてワッカを走りきった。最後のエイドで念のためのカロリー摂取としてジュースを飲んでゴールを目指した。最後のエイドからゴールはすぐのイメージだったけど今回は長く感じた。抜いてくランナーはいるが自分のペースで走った。結構ランナーを抜いた。最後の200mくらいは気持ちよくゴールを駆け抜けました。ゴール後しばらく、ストップボタンを押し忘れたので余計なタイムが入っていますので102ラップ目は230mを実質40秒ですからキロ3分きってました。最高ペース2'57と出ていますが走れるものですね。

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各種データから読み取れること

今回中盤から胸に巻いた心拍ベルトがずり落ちてきてかなり邪魔でしたが良いデータが取れましたのでデータを開示させていただきます。

ちなみに次のレースで心拍ベルトを巻く際は、巻いた後に前の計測器の上をテーピングを貼っておけばだいぶ違うと思います。


【心拍数】

サロマデータ

平均心拍数は151で、最大心拍数は168でしたが、70キロ手前からほぼ150を下回っています。心拍数だけで見ると楽をして走っていたことが分かります。

サロマデータ

中盤までのように155くらいを保っていればキロ5は保てるので、ここが伸びしろだと思います。


【ピッチ数】

サロマデータ

平均ピッチ数は190で、最大ピッチ数は256でしたが256は明らかに誤作動です。ピッチ数に関してはスタートからゴールまでほぼ190前後を保って走れました。ピッチ数が少ないラップはエイドがある地点です。今回大きく崩れることなく走れたのはこの部分が大きいと思います。


【上下動】

サロマデータ

平均上下動は8.8cmでしたが、この数値もほぼ100キロ大きな変化はありません。たまに少ない数値がありますが。ここはエイドです。上下動が大きいとエネルギーロスになるばかりではなく接地時に負担がかかります。1歩1mとすると10万回も接地するわけですから楽に走りたければ非常に大きな要素です。


【接地時間】

サロマデータ

この数値は1回の接地時間です。この数値が200とあるのは0.2秒ということです。平均接地時間は0.212秒ですが、序盤は0.2秒で、中盤は0.21秒、終盤は0.215秒くらいのイメージです。当たり前ですがペースが速ければ接地時間は短くなります。また接地時間が長い時は腰が落ちていることもあり効率良い走りができない状態です。


【ストライド】

平均ストライドは104cmですが、中盤までは110cm、中盤以降は100cmを下回っています。非常に分かりやすいけど脚ができていないからストライドを保てなくなっているのです。ピッチ数は終始変わらなくてペースが落ちているのだから当たり前ですけどね。逆に言えばストライドが伸びなくなる中でピッチだけは保ってペースの落ちを抑えたということです。今回は走り込みがまったくできていなかったのが分かっていたので最後まで保たせるために中盤から意識的にストライドを伸ばさないようにした記憶もあります。ここも伸びしろです。


【消費カロリー】

合計3,438kcalでした。吉野家の並盛のカロリーは669kcalですから5杯少々ですから意外と消費カロリーは少ない気がします。でもレース中にはほとんど固形物をとらずにジェルメインで乗り切ったことを考えると、どれだけエネルギー摂取をしたのだろうか?を次の項目で考えてみました。

摂取カロリーについて

レース当日にどれだけカロリーを摂取したか考えてみます。記憶に頼っている部分もあるので多少漏れがあると思いますのでご容赦ください。またざっくりとした数字です。

 朝食

ご飯少し多めに1杯、その他おかずなどを入れて600kcalくらい。

 レースまで

コンビニおいなり 270kcal

アスリチューン赤と黒 150kcal

 レース中

アスリチューンはスタート時、黒3、赤2所持し、荷物預けで黒2、赤2を補充し、ゴール時点で黒1、赤1使わなかったので、使ったのは黒4、赤3なので550kcal程度

その他サプリメントで100kcal程度

スペシャルドリンクにおいたゼリー飲料やコーラなど600kcal程度

荷物預けで飲んだコーンスープ160kcal

固形物は一口サイズの白玉あずきとソーメン、スイカ、オレンジなど500kcal

給水で飲んだスポーツドリンク(ポカリスエット)等 水以外 1箇所100ccとして20箇所で2リットル→540kcal程度

 合計

数字を合わせたわけではないけど単純に合計すると3,470kcalでした。(ホントここまでは偶然なので驚きです。)しかし実際はサプリメントや、ゼリー飲料、コーンスープなどは中身すべてを全部飲みきっているわけでもなく、エイドでとった固形物も500kcalとしていますがこんなにもないような気がするので実際は上記数字の80%程度だと思います。すると2,800kcal程度となり消費カロリーとの比較で1,000kcal程度は不足したと思いますが、そのくらいは体内に蓄積しているエネルギーで乗り切れるのでしょう。

2016年に向けた課題

まず年々エントリーが難しくなっているので走れるかどうかが分かりません。また今年のような最高のコンディションで走れるかどうかも分かりませんが、フルマラソンのタイムを10分伸ばせればサブ8は見えてくると思います。またこの1年の月間走行距離は平均で200キロに届かない程度とサブ9ランナーにしては極めて少ない練習量でした。

距離を走れば良いというわけではないけど自分自身少なすぎると感じています。サロマの疲労が抜けたら少し長い距離を走る練習に切り替えるので、来年以降も継続していればフルマラソンのタイムは伸びなくても気象条件次第でサブ8がギリギリ狙える自信はありますが、 サロマ湖100kmウルトラマラソン攻略法 その3(目標タイム設定) で書いたとおり、2012年から2014年の3年間は直前のフルマラソンタイムの2.9倍程度でした。今年はほぼ2.8倍で走れましたが、現在のフルマラソンのタイムでサブ9をするには2.7倍を下回るので多少なりともベースアップをしないと厳しいと思います。

どちらにしても来年は50歳になる私がまだまだ自己ベストを狙っていける伸びしろがあるのは幸せなことだと思います。

完走記というと仲間とどこですれ違ったとか、いろんなランナーやサポートしていただいたボランティアスタッフについて書くことが多いですが、今回は極力実際のデータに基づいた完走記にしました。私の友人がどうとかって読んでる方の大半には関係ない話ですから。もちろん素晴らしい走りをした仲間のことは誇りに思うし、頑張って完走した仲間の走りには感動してます。また多くの方の支えには対しての感謝の気持ちも忘れていません。そして今回のサロマ湖遠征では多くの方と新たな接点を持つことができました。

少しだけ嬉しかったことを書かせていただきます。

レースが終わってから多くの方に攻略法を読んで自己ベストを大きく更新できたとか難しいと思っていた完走ができましたという嬉しい報告をいただきました。そのような話を聞くと私のことのように嬉しくなるし、少しでも貢献できたのなら書いて良かったと思います。

ただ私の記事を読む時点で自己ベストを更新したい、もしくは完走したいと強く思っていたから目標を達成できたのです。強く思ったからこそ自分ごととして私の記事に対して真剣に戦略を立てたと思います。

その時点で今までよりレースマネジメント意識が高まったのです。考えることってすごく大事なことなのです。計画通りに走ることはできないかもしれないけど計画は目標や目安になります。100キロもの長い距離をその場その場の気持ちで走って良い結果になる方は少ないでしょう。

また走る前にレースをトータルで考えることは非常に大事なことだと思います。100キロトータルで考えることでどう走れば自分のパフォーマンスを発揮できるかを考えることができます。戦略的に歩きをいれるのも一つの手段ですし、今までだらだらエイドで休んでいた時間を短縮するのも効果的です。

そのランナーの中には、私より速いタイムでゴールしたランナーは多数いますし入賞したランナーも複数います。ゴール後に手の甲に油性マジックで算出したラップタイムを書いて走ったランナーから、その部分を見せていただいた時には目頭が熱くなりました。なぜなら陸上経験がない私のことをそこまで信頼してくれたわけですから。そして苦しくなった時にはその手の甲をじっと見て歯を食いしばってる顔が目に浮かんだからです。今回の自分の走りにはたいして感動していない私が、今こうしてその時のことを思い出すと涙が出てきます。不思議なものです。

ウルトラマラソンは一部のトップランナーを除いては大人の本気の遊びだと思ってます。本気の遊びだからこそ必死に頑張れるし、必死にならなければ面白くないと思います。今回の自分の走りやタイムにはほぼ満足していますが、自分自身感動が少ないのはこの必死さの部分なのでしょう。欲張りですね 笑

多くのランナーが思い通りの走りして笑顔になれるように、今回のような発信は継続していこうと思います。これからも愛読頂きますようお願いします。

みなさんお疲れ様でした! そしてナイスチャレンジです!

今回使用したガーミン920xtj

ガーミン

今回のデータはガーミン920XT-Jで取得しました。ガーミンは405、310XT、910XT-Jに続いて4個目ですが凄まじい進化を感じています。何よりGPS電波を拾うのが驚くほど速いです。大袈裟ではなく910XT-Jは皇居半周くらいしてやっと拾うなんてこともありましたが、920XT-Jは起動させると数秒で拾います。電波を拾うまでスタートできないという無駄な時間は大幅に削減できています。

私が購入したのは下記サイトです。セット価格で調べたらこのサイトが安かったのです。Gハートレートセンサーがないと、今回のようなデータは取れなくなり魅力は半減しますのでセット購入がオススメです。

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