その7 予期せぬことがあっても気にしない

アテネ

スパルタスロンに限らず、長いレースになれば予期せぬ出来事は起こります。今年のUTMFでもいろいろあったようです。自分に責任があることなら諦めもつくけど、不条理に感じることも結構あります。でもそんな不条理な出来事も含めてレースなのです。

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現象

アテネ

スタートとゴールの半分辺りのエイドに着いた時のことです。そのエイドにはヘッドライトの他、ウインドブレーカーや、カルピスなどいろいろ預けていました。そのエイドに着く前の苦しい時間帯は、カルピスを飲めば復活出来ると自分に暗示をかけて走っていました。そしてチェックポイントを通過し、荷物を受け取りに行ったがそこにあるはずの私の荷物がなかった。

自分が作ったチェックリストには確かにそこにあるはずだが、スタッフが持ってる番号の控えにも私のゼッケン番号75はなかった。ないものは仕方ないと諦めて先に進んだ。しかしこのエイドで復活して先に進もうと思っていた矢先の出来事なのでショックは大きかった。ちなみに次のエイドで念のために確認すると、私の荷物はそこにあった。おそらく私が前日にボックスを間違えて入れたのだろう。そこでカルピスを飲んだが、もうカルピス飲めば復活するという暗示は切れていた。

原因(仮説)

アテネ

今回の私の予期せぬことなんて、自分のミスであるし、たいしたことではありません。

しかし、このたいしたことがないことであっても、元気な時であれば、簡単に乗り越えることができるのですが、心身ともに限界に近づき、睡魔に襲われていた私には厳しかった。

笑って、次のエイドに預けるなんてドジだな〜と思える状況ではありませんでした。

このエイドまでは歩きが入りながらも何とか走っていましたが、このエイドを境にほとんど走れなくなってしまいました。

レース後に聞いた話ですが、同じエイドで、日本人ランナーの荷物が誰かに使われて、空の袋がトイレ脇に捨てられていたという。ランナーなのか、ボランティアスタッフなのかは分からないけど、誰かがその方の荷物を奪ってしまったのです。

また、野犬に突進されて転倒し救急車で運ばれた方もいます。野犬に噛まれた外国人ランナーもいたといいます。

ちょっとここまで行くと、これも含めてレースとは言えませんが。

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対策

アテネ

今回の荷物に関しては、間違いがないように箱に入れるということですが、実際に他人に使われてしまうこともあります。その対策としては、まず中身が見えるような袋は止めたほうが良いでしょう。エイドによっては係員がゼッケン番号と付け合せをしていますが、大半のエイドはそうではありません。また、美味しそうなものが入っていそうな袋も止めたほうが良いかもしれません。出来るだけシンプルでたいしたものが入っていないようなパッケージが良いと思います。

また、野犬は序盤からたくさんいます。さいわい私は一度も絡まれることなくレースを終えましたが、速いランナーは単独走になることが多いので、野犬に絡まれる危険性が高いです。ランナーによっては犬撃退アイテムを持参しています。ただ、ボリュームゾーンのランナーが襲われたという話は聞かないので、野犬の多い場所は複数で通過するなどが効果的なのかもしれません。

レース前に野犬とともに心配であったコース案内に関しては、レースを終えるまで心配になった場所はほとんどありませんでした。心配な場所は後続を待っていました。ただ夜間になると道路に書かれた矢印を見落としそうになったことはあります。

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