アスリチューン・エナゲイン
アスリチューン・エナゲインを一言でいうならガソリン添加剤のようなもので、いわゆる持久系サプリメントです。エナジージェルやパスタ・おにぎりなどがガソリンとしたなら、それらエネルギーを効率良く使うためのサプリメントとして私は使っています。
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商品概要
今や私のランニングライフには必要不可欠となったアスリチューン・エナゲインを使い始めたのは2014年サロマ湖ウルトラマラソン前のことです。
ウルトラマラソン終盤でもペースダウンせず走り続けられるようになりたいと、持久力を上げる成分の入ったサプリメントを探していた時に、『アンセリン・カルノシン』という特別なアミノ酸の入ったアスリチューンを知りました。このアミノ酸は長距離を飛び続ける渡り鳥や、大海を泳ぎ続ける回遊魚を研究した結果、発見したアミノ酸だそうです。
そして近年の研究でアンセリンカルノシンには「激しい運動や酸素消費の高い脳や筋肉の組織を保護する作用」や「抗疲労作用」、必須ミネラルの運搬作用など、重要な生理機能を持つものと考えられているようです。これらの機能はマラソンやトライアスロン、自転車など有酸素運動には最適だと思って使い始めたのです。
成分概要
私はサプリメントを選ぶときにパッケージデザインや広告文言では選びません。もちろん有名なスポーツ選手が広告に使われているからと買うこともありません。実際に使っている仲間や信頼できる情報源からの口コミとともに成分表示をよく見るようにしてます。
エナゲインの成分表を見ると
ブドウ糖(5,000mg)
チキンエキス(1,000mg)
クエン酸(531mg)
生姜エキス(100mg)
BCAA
ロイシン(400mg)
バリン(200mg)
イソロイシン(200mg)
とあります。
このチキンエキスは原価が高いらしいですが、1,000mg入っています。このチキンエキスがアンセリン・カルノシンなのです。最近この成分が入っているサプリメントも増えてきていますので、どれだけ入っているかパッケージを見てください。1,000mg入っているサプリメントは少ないと思います。
アンセリン・カルノシンはイミダペプチド(イミダゾールジペプチド)とも呼ばれてますが、検索したら日本ハム中央研究所のサイトが分かりやすかったですのでリンクを貼っておきます。
また成分表を見るとチキンエキス(アンセリン・カルノシン)の他、疲労回復に効果がある成分と言われているBCAAやクエン酸が含まれています。そして目にはいったのが生姜エキスです。特に寒い時期のレースや練習は走り始めてもしばらく身体が温まることなく辛いものです。
一般に唐辛子や生姜エキスは体が暖まる効果があるといわれていますが、寒い時期の練習にはエナゲインは欠かせない存在になっています。
エナゲインはエナジージェルではありませんがエネルギーが40.5kcal入っているので、私はレース前にエナゲインとともに105kcalのポケットエナジーを一緒に飲んでいます。合わせて145.5kcalになります。
もちろんお気に入りのエナジージェルと一緒に飲んでも良いでしょう。
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使い勝手
パッケージサイズは薄くて持ち運びやすいです。
1本の重量:約45.2g(内容量:45g)
サイズ:縦152mm×横68mm×厚み約7mm
サプリメントの使い勝手として重要な要素があります。それは味です。私はパフォーマンスアップを実感できれば不味くても使いますが、不味さにも程度があります。レース中に飲むのがストレスになるようなサプリメントであれば摂取するタイミングを逃してしまうこともあります。
このサプリメントはどうかというと個人差はありますが、私は美味しいと思っています。ただ、まずくて飲めないという方も少なからずいます。実際に使った友人の6割は美味しいと感じ、3割は問題なしと感じ、1割は不味くて飲めないと感じるイメージです。良いサプリメントですので問題なしと感じた方には大きな武器になると思いますが、不味くて飲めないという方はストレスになりますから使わないほうが良いと思います。しかし最初不味いと感じた人も2回目以降は味に慣れて問題なしと感じる方もいるようですので不味いと思っても2回は試してみてください。
レースでの使い方
【スタート前】
トラックレース、ウルトラマラソン、トレイルレースすべてにおいて、私はアスリチューン・エナゲインをスタート前に飲んでいます。私は20分前に飲むようにしていますが、個人差はあるので、ベストなタイミングを見つけるためにいろいろ試してください。もちろん自転車レース、トライアスロン含めて持久力を必要とするスポーツ全般にも同じことが言えます。
【フルマラソン】
ハーフマラソンまではレース中に私は使いませんが、フルマラソンではエナジージェルのサポートとして1個使います。例えばエナジージェルを15キロ、25キロ、33キロで取るなら、アスリチューン・エナゲインをハーフ地点でとります。サブ4レベルの方ならエナジージェル4個にアスリチューン・エナゲイン1個がベストだと思います。
【ウルトラマラソン】
100キロマラソン等は基本1時間に1個エナジージェルを使うようにしていますが、加えて2時間に1個エナゲインを使うようにしています。9時間でゴールするなら概ねエナゲインを4個、エナジージェルを8個使います。*私が使うエナジージェルはアスリチューン・ポケットエナジーですが、気に入ったエナジージェルを使われたら良いと思います。
【トレイルレース】
トレイルレースもウルトラマラソン同様、距離ではなく時間で摂取のタイミングを計ります。粉状のサプリメントではないので余計な水を飲む必要がなく、水が貴重なハセツネなどでは重宝します。
練習や日常生活での使い方
【ポイント練習】
コストパフォーマンスが良いといってもジョグ等の練習で使うのは勿体ないので、私が使うのはポイント練習です。摂取のタイミングは練習前です。この時に摂取のタイミングをいろいろ試してスタート何分前にとるのがベストなのかを見つけたら良いと思います。
【登山やトレッキング】
私は山に登る時には低山であってもライトやエマージェンシーキットは必ず持って行きますが、そのエマージェンシーキットの中にエナゲインとポケットエナジーを入れています。万が一の時の備えです。
【日常生活】
日常生活で何だか疲れて元気がない時や、寒くて外に出たくないという時に私はエナゲインを使っています。特に寒くてブルブル震えるような時には、エナゲインを飲むとようにしています。生姜エキスなどの影響からか身体が暖まりやすくなるように感じます。
コストパフォーマンス
私はレースだけではなく練習前後にもサプリメントを使うので、サプリメントを選ぶ上で値段は非常に大事な要素になります。またフルマラソンまでのレースだけで使うのであればさほど金額は気になりませんが、レースだけ使用する場合であってもウルトラマラソンやウルトラトレイルで使うのであれば値段は大きな問題です。
アスリチューンの価格は10個1セットで2,400円(税込、送料込)ですから単価は240円です。
ただし一度に購入する量が多ければ安くなってきます。
例えばエナゲインだけでも、スピードキュアやポケットエナジーと合わせてでも3セット(30個)購入した場合には消費税・送料込で6,300円となります。単価は210円となりコストパフォーマンスは高いです。
その他
・上記は私が実際に使って感じた感想です。サプリメント全般に言えることですが使用感には個人差はあります。また製品概要等はメーカーホームページで確認ください。
・メーカーのホームページにはアスリチューンに薬物は一切使用されておらず原材料は、全て日本の薬事法に基づいた、食品原料(機能性食品原料)と記載されてます。